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【天声人語】
2005年12月29日(木曜日)付
最近の言葉から。トリノ五輪には出られないふたりが語る。年齢制限が壁となった浅田真央さん。「うーん、少しは出たいけど、あまり気にしません」。採点集計ミスで優勝が幻になった織田信成選手。「納得1割。9割は悲しいです」。トリノへ行く高橋大輔選手に「おめでとう」と声をかけた。
说些最近听到的言论。首先是两名不能出征都灵冬奥会的选手说的话。因年龄限制而不能参赛的浅田真央说:“唔…,有点想去,不过也不是太在意。”而因计分出错而与冠军擦肩而过的织田信成选手则说道:“10%是接受事实,90%是难过。”但他对出赛都灵的高桥大辅选手则表示了祝贺。
今季、オリックスを指揮した仰木彬さんが70歳で逝く。「もしものことがあっても、ユニホームを着たまま倒れれば本望だ」。去年、監督を引き受けた時、体調を気遣う西本幸雄・元近鉄監督に言ったという。
这个冬天,曾指挥过羚羊的仰木彬先生去世,享年70岁。“就算有什么意外发生,我也希望穿着制服倒下”。据说,这是他去年接受近铁总监一职时,原近铁总监西本幸雄担心他的身体时他所回应的话。
「乗車時間や利用頻度を考えると、全面禁煙化しても支障は生じない。禁煙を望む利用者の立場に立つと、全面禁煙化が望ましい」。タクシーでの受動喫煙を巡る裁判の判決で、東京地裁の柴田寛之裁判長が述べた。
“考虑到乘车时间及使用频率的话,全面禁烟也不会有不妥之处。从希望禁烟的使用者的立场出发,希望实行全面禁烟。”这是围绕在出租车上被动吸烟问题的裁决时,东京地方法院的柴田宽之审判长所说的话。
「僕は静岡が大好き。このまちが快適で楽しくなるように、条例を制定して下さい」。中学1年生の大石悠太さんが、路上の歩きたばこを禁じる条例の制定を静岡市議会で訴えた。
“我很喜欢静冈。为了这个城市变得舒适愉悦,请制定条例。”这是在静冈市议会上,初中一年级学生大石悠太呼吁制定禁止走路时吸烟的条例时所说的话。
下校中に連れ去られ殺害された栃木県今市市の女児は、事件の約2週間前にリンゴ狩りに行き、お礼の手紙を書いていた。「りんごがりにいったのがたのしかったよ さかなにえさをあげたのがたのしかったよ」
放学回家中途被掳杀的枥木县今市市女童,在事件发生约两周前曾去果园摘苹果,她在给果园写的致谢信中写道“去摘苹果真是开心啊,给鱼喂食也好开心哦。”
愛媛県の今治明徳高校矢田分校の2年生が、日本を空襲したB29爆撃機の元搭乗員と英語で電子メールをやりとりしている。「無差別攻撃の空襲は国際法違反ではなかったのか」「日本の真珠湾攻撃だって同じだ」。日米開戦から64年。10代と80代が戦争を問う交信だ。
爱媛县今治明德高中矢田分校一名二年级学生,用英语与一名曾驾驶空袭日本的B29轰炸机的美国老兵互通电子邮件。“无差别攻击的空袭不是违反国际法的吗?”“那日本偷袭珍珠港不也一样吗?”离日美开战之时已过去64年了。这是十几岁的少年与八十多岁的老人对战争叩问的交流。 |
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