満開の桜の下に、少女がひとり立っている。横田めぐみさんが北朝鮮に拉致される約半年前の77年4月、新潟市の中学校に入学したころの写真だ。横浜市の高島屋横浜店で開かれている「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」の入り口に置かれている(11日まで)。
在满开的樱花下,站着一名少女。这是1977年4月,也就是横田惠美被北朝鲜绑架约半年前的照片,当时她刚升入新泻市的一所中学。在横滨市的高岛屋横滨店举办的“惠美与家人的信息 横滨滋相片展”的入口处,展出了这张照片。(11日止)。
父・滋さんが、めぐみさんの拉致までの13年間に撮った写真などが展示されている。初節句のひな祭りで、父にほおずりされためぐみさん。母・早紀江さんに抱かれた双子の弟にキスするめぐみさん。入園、運動会、家族旅行……。\
相片展上展出了惠美的父亲滋先生在女儿被绑架前的13年内拍的很多照片。第一个女孩节时,被父亲温柔地贴脸的惠美。亲吻母亲早纪江女士怀抱里的孪生弟弟的惠美。还有升幼儿园、参加运动会、家庭旅行……。
どの家にも残されているような、誕生に始まる成長の記録だ。仲の良い、明るい家庭の様子がほほえましい。その幸せが、中学1年の11月の拉致で突然断たれる。それ以後、家族の集合写真は一枚もないという。会場を巡ると、もう一度みんなで写真を撮りたいという家族の思いがひしひしと伝わってくる。
就像每个家庭都会留下回忆一样,这些照片是惠美自出生以来的成长记录。这样一个和睦、温馨的家庭让人感到欣慰。然而在惠美初一那年的11月被绑架后,这种幸福便突然消失了。据说自那以后,全家再也没拍过一张集体照。笔者参观了会场,深深感受到展品中传达出惠美家庭的那种希望再次照集体相的心愿。
めぐみさんの事件の翌年に拉致された田口八重子さんの長男が原作者という漫画の連載が「漫画アクション」で始まった。題は「母が拉致された時 僕はまだ1歳だった」。長男・飯塚耕一郎さんは、八重子さんの兄に「次男」として育てられた。
惠美事件后的第二年,田口八重子女士也被绑架了,以她的长男的作品改编的漫画在《漫画动力》上开始连载。题为《母亲被绑架时,我只有1岁》。长男饭冢耕一郎,被八重子女士的哥哥当成“次男”抚养长大。
写真展も漫画の連載も、拉致という国家犯罪の卑劣さと罪深さを改めて訴えている。捜査の手がなかなか届かなかったが、警視庁は先月、原敕晁(ただあき)さん拉致事件で大阪市内の関係先を家宅捜索した。
无论是相片展还是漫画的连载,都再次诉诸了绑架这一国家犯罪的卑劣与罪恶的深重。虽然搜查行动并没有很大成效,但警察局在上个月,针对原敕晁被绑架事件对大阪市内的相关住宅进行了搜查。
これも発生から四半世紀以上たっている。しかし、あきらめるわけにはいかない。手を尽くさなければ、その先の手は見えてこない。
现在距事件发生时已经过了四分之一个世纪以上了。但我们始终不能放弃。若不尽力而为,那么也就难以见到将来的成效了。 |