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发表于 2008-8-4 12:33:16
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2008年8月2日(土)付
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6 B; Q, T6 n! }; P9 Z8 b4 v5 D8 S 思索的な随筆で知られた故・串田孫一さんが、幼時に買ってもらった12色の色鉛筆について書いている。物の豊かでない大正時代のこと、使えば短くなる色鉛筆を惜しみながら、力を入れず、そっと淡く色を塗ったそうだ▼今の子のように、ぐいぐい塗り込んでは描けなかったと回想している。さて、自前のカラーを出すべく内閣を改造した福田首相はどうだろう。思い通りにぐいぐい色づけしたのか。それとも党内のしがらみに縛られて、ろくに色づけ出来ずに終わったのか▼改造に先立つ自民党人事では、「きのうの敵」だった麻生氏を味方につけて幹事長に置いた。解散総選挙に向けての「顔」である。けられる心配もあったようだが、まずは挙党一致の色を濃く塗ったといえる▼意外と言っては失礼だろうか。新内閣の顔ぶれは「しがらみ色」をさほど感じさせない。党三役をそろって閣僚に横滑りさせた。派閥間のバランスも、例によってなかなかのものだ。とはいえ、何とか「適材適所」と折り合っている印象は残す▼だが、わだかまるものもある。結局は選挙のための改造で、政策のためではないのでは、という不信だ。口をそろえて「難局」を叫んでも、それが党の難局であって、国民の難儀でないようでは困る▼冒頭の串田さんには後日談があって、還暦を過ぎて60色の色鉛筆を贈られたそうだ。鉛筆は申し分ないのに絵が下手で、と悔しがっている。ぐいぐい上手な絵を描いて、それを絵に描いた餅に終わらせない。国民が期待するのは、そんな首相に違いない。 |
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