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发表于 2008-8-11 12:50:36
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2008年8月10日(日)付
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! [- |5 q7 p, |- B 古い時代の中国の詩人、陶淵明に「桃花(とうか)源記(げんき)」という散文がある。ある男が山深い渓谷をさかのぼるうち、世の塵芥(じんかい)を隔てた桃源郷に迷い込む話だ。桃源郷から帰った男は再び訪ねようとするが、その道は二度と見つからない▼昨日の小欄でも触れたが、北京五輪の開会式は桃源郷さながらだった。一夜明けても北京っ子は興奮さめやらない。壮観な出し物は中国のナショナリズムを大いに刺激し、ナルシシズム(自己愛)をくすぐったようだ▼だが、威信をかけたスペクタクルも、主役である選手の行進にはかなわなかったように思う。砂漠の熱、スコールの白雨、草原の風。様々な風土があり、文化があり。雰囲気をまとう各国選手の姿が、世界の多様さへの想像を膨らませてくれた▼その祭りに水をさすように、黒海のほとりから戦火の煙が上がった。137番目に入場したロシアと、153番目のグルジアとの武力衝突だ。空爆や地上戦で市民の死者が多数出ているという▼この日の北京には各国首脳が集っていた。ロシアのプーチン首相から「戦争が始まった」と聞いたブッシュ米大統領は、自制を促したと伝えられる。だが戦火は広がりつつある。「一つの世界、一つの夢」を演出した「鳥の巣」を一歩出れば、現実の世界は生々しく、きな臭い▼「桃花源記」を陶淵明が書いたのは1600年ほど前。その心中には、戦乱の続く世への幻滅もあったらしい。グルジア大統領は「戦時状態」を宣言した。遠い時空を隔てて、戦う性(さが)を克服できない我々の姿が浮かび上がる。 |
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