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发表于 2008-8-21 12:51:51
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2008年8月21日(木)付
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外国生活と仕事を両立させ、悠々自適の老後を送る大橋巨泉さん(74)が、自らの多趣味について「広く浅く始めて、いくつかにしぼってきた」と書いている。後半生を楽しむには、屋内外に最低一つずつの趣味が必要だという(『巨泉・人生の選択』講談社)▼若いうちはあれこれかじり、体や懐と相談しながら「生涯の友」を二つ三つ選ぶ。巨泉さんはジャズとゴルフらしい。納得しつつ、わが身を省みる。仕事が趣味とは言わないけれど、かじりかけ、食べ散らかしの山である▼社会経済生産性本部のレジャー白書によると、余暇の過ごし方に変化がうかがえるそうだ。外食、ドライブ、カラオケなど91種の活動のうち、15歳以上の日本人が07年に一度でもたしなんだのは平均14.5種。10年前の調査の17.8種から減った▼とりわけ、遊び盛りの10代が21.6種から15.6種へと3割もの減だ。一方で、特定の活動には何度も参加する傾向が見られた。時間の使い道を絞り、本当に好きなものにお金をつぎ込む姿が浮かぶ▼狭く深くの選択投資では、かじりもしない趣味が多くなろう。関心の間口が狭い若者がそのまま中高年になるなら、レジャー市場の将来は明るくない。白書は、余暇の貧困化だと気をもむ▼携帯電話やゲーム機での暇つぶしが習慣となり、インターネットに費やす時間も膨らみ続ける。かくして、生涯の友となるような、実のある趣味に回すべき養分は枯れていく。内はパソコン、外はケータイ。こんな「内外一つずつ」だと、どんな老後になるのだろう。 |
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