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楼主: 呼唤十字星

《南十字星》原文及汉语翻译

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 楼主| 发表于 2011-12-24 12:22:14 | 显示全部楼层
本帖最后由 呼唤十字星 于 2011-12-24 12:23 编辑

「ハクション!」
と、もう一度クシャミをしたのは―森田当人だった。
「まあ」
と、美貴が言った。「ちょうど、噂してたのよ!」
「お化け!」
と、ルミ子が飛び上った。
「-生きてるぞ!」
と、森田がよろよろよろと中へ入って来た。
上衣はなくなり、ワイシャツは裂けている、ズボンも…、一応はいてるが、ともかく、全身ずぶ濡れ。
「カーペットに水が落ちてるよ」
と、ハンスが言った。
「バスルームへ!」
みんなで森田をバスルームへ押し込めて、ドアを閉めてい閉った。
「ああ、びっくりした!」
と、ルミ子が息をつく。
「しかし、運の強い男だ」
と、ペーターが笑う。
たぶん、当人は、笑うどころじゃなかったろう。バスルームの中でも、
「ハクション!」
と、クシャミをしていたからだ。
―十五分ほどして、やっと森田は現われた。
ホテルのバスローブを着て、生き返ったようで、
「何か食わしてくれ!」
と、訴えた。
さすがに、多少同情したルミ子は、ルームサービスを頼んでやった。
「-美術館を出たとたん、物陰に引きずり込まれたんだ。
と、森田は言った。「ポカポカ殴られて…。気が付いたらあの格好で、池の中へ放り込まれたんだ」
「待って」
と、ルミ子が言った。「でも、あなたは殺されたって・・・」
「たぶん」
と、ペーターが言った。「君を襲った犯人が、東洋系の人間だったんだ。そして君の財布やパスポートを持って、他の誰かに殺された」
「何ですって?」
「だから、却って君は命拾いをしたのかもしれないよ」
ペーターに言われて、森田は、ちょっと顔をしかめると、
「こんな目にあって、誰が喜べるか」
と、言った。
珍しく、森田の言葉に、誰もが納得して肯いた。
ルームサービスの食事が来ると、森田は、猛然と食べ始めたのである。

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“阿嚏!”
又打了一个喷嚏的不是别人,正是森田本人。
“哇!”
美贵说到,“这正是谣传啊!”
“妖怪啊!”
留美子一蹦三尺。
“——我还活着呐!”
森田摇摇晃晃的走了 进来。
上衣不知哪去了,衬衣也撕破了,裤子也.......虽然进来了,但全身确实湿漉漉的。
“裹毯子落水里了。”
汉斯说。
“去浴室!”
大家把森田塞进浴室,关上门。
“啊,吓死我了。”
留美子叹了口气。
“但是,真是强运的人啊。”
皮特笑到。
大概当事人可笑不出来,在浴室里还“阿嚏!”
的打着喷嚏。
——十五分钟了,森田才总算出来。
披着旅馆的浴衣,仿佛重生了一般,
“给我点吃的。”
森田求助到。
还是多少有些同情的留美子要了旅馆的订餐服务。
“——从美术馆一出来,,就被拉到暗地里了。”
森田说。“劈了啪啦一顿暴打...因为注意到了他们的穿着,还被扔进了池子里。”
“等等。”
留美子说。“但是,说你被杀了。。。”
“大概,”皮特说,“袭击你的犯人是东洋人,而且,抢了你的钱包和护照,别的人被杀了。”
“你说什么?”
“所以,你可能是捡了一条命啊。”
对于皮特的说法,森田皱紧了眉头,说:
“这种遭遇,谁还能欢喜起来?”
难能可贵的是森田的话,得到了大家的认可。
订餐送到了,森田猛地开始狼吞虎咽了起来。
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 楼主| 发表于 2011-12-25 09:18:54 | 显示全部楼层
30.ルミ子の無鉄砲
奈々子はも子供ではない。
「自分の言ったことには、責任を持たなくてはいけない」
と、説教するほどでもないが(したくても相手がいない)、一応、自分ではそう思っている。
しかし、まあ…。
「私も物好きねえ」
と、奈々子は呟いた。
自分で言ってりゃ世話ないや。-本当に我ながら、いやになってしまう。
あんな奴、放っときゃよかったんだ。
確かに、リヒャルトは奈々子を逃がしてくれようとした。しかし、もとはと言えば、奈々子を捕えて監禁したのも、リヒャルトなのである。
何も私があんなのに恩を感じる必要なんてないんだわ。-そうよ。
しかし、すでに手遅れだった。
誰か助けに来るという希望も、なかったのだ。何しろ、今、奈々子は前と違う山荘に連れて来られていたからである。
二階の一部屋に入れたられて、ベッドで引っくり返っている。という図は、ちっとも変わらない。
何だかんだと大騒ぎして、結局少しも進歩がなかったということになる。
もう夕方…。
夜になれば、あの神原てのが、よだれをたらしながらやって来る。そして、哀れ、奈々子はその欲望のえじきになるのだ。
「可哀そうに」
なんて、まるで他人事のようなことを言っている。
と―足音がして、鍵がカチャリと回る。
起き上ると、当の神原が立っていた。
ちょっと!待ってよ!まだ早いじゃないの。
奈々子はいささか焦った。
「夕食を持って来ましたよ」
と、神原が言ったので、何個はホッとした。
取りあえず、今はまだ無事らしい。

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30.留美子的莽撞
奈奈子也不是小孩子。
“自己说过的话,就必须要负责。”
这不是说教(即使想说教也没有对象),大概,自己就是这么认为的。
但是,这....
“我也是个好事的人啊。”
奈奈子嘟囔着。
自己说了就没办法啊。——实在是连自己都郁闷了。
那个家伙,能放过自己就好了。
确实,リヒャルト要放奈奈子逃跑。但是,说到根源,抓奈奈子监禁奈奈子的也是リヒャルト啊。
我并没必要感激他什么恩情啊。——是这样。
但是,木已成舟。
谁能来救救自己这种希望是没有的。毕竟,这次带奈奈子来的和之前的山庄是不同的。
被推进二楼的一间屋子里,翻到在床上的奈奈子发现,这个情况,一点都没改变。
费了那么大番周折,到头来没有一点进步。
已经是晚上了....
到了夜里,神原那家伙,就会流着涎水过来了。而且,悲哀的是,奈奈子就是那欲望的牺牲品了。
“可怜啊。”
奈奈子说得就像是在说别人的事。
突然,脚步声响,锁喀的一转。
奈奈子爬起来一看,就是那个神原站在门口。
等下!等等啊!还太早了吧。
奈奈子有些着急。
“我给你带来了晚餐。”
因为神原这么说,奈奈子才放下了心。
暂时,现在是没事了。
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 楼主| 发表于 2011-12-27 19:23:40 | 显示全部楼层
「どうも。-そこへ置いといて下さい」
と、奈々子は言った。
神原は、盆をテーブルにのせると、エヘンと咳払いした。
「風邪ですか?」
と、奈々子は訊いた。「無理しない方がいいですよ」
「至って健康です」
「そうですか」
「-この食事をすませるのに、一時間、その後、お風呂に入られるのに一時間として、二時間後には、私もここへ参ります」
「二時間後…。でも、少し早くありません?まだ外は明るいし…」
「遅くなると、用事がありましてね。-いや、とはおっしゃらないでしょうね」
「ええ。自分で言ったことですから」
「結構。大いに楽しみにしておりますよ」
ヒヒヒ、と下品な笑い方をしえて、神原は部屋を出ようとする。
「あのー」
「何か?」
「リヒャルトはどうです?」
「何とか命は助かるそうです。ま、丈夫だけが取り柄のような奴ですから」
「取り柄があるだけ、あんたよりまし」
「何です?」
「いえ、こっちの話です」
「では、二時間後に」
と、神原はニヤリと笑い、出て行った。
やれやれ…。二時間後か。
リヒャルトが命を取り止めたのは、嬉しかった。―本当かしら?
でも、一応はあの男の言葉を信用するしかない。
「困ったなあ」
と、咳きつつ、奈々子は、食事の盆の前に座っていた。
二時間後には、どんな運命が自分を持っているのか、知らぬわけではなかったが、それでもちゃんと食事をしょうというのが、奈々子
の奈々子らしいところである。
かけてあったナプキンを取ると、結構おいしそうなシチュー。
「いい匂いだ」
こうなったら、せいぜい食べて、体力をつけとこう、と思った。何があっても、まず体力だ。

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“多谢。——请放在那边吧。”奈奈子说到。
神原把饭碗放在餐桌上,假意咳嗽俩声。
“感冒了吗?”
奈奈子问到。“不要太勉强啊。”
“很健康。”
“是嘛。”
“——吃这顿饭用一个小时。然后去洗澡,用一个小时。俩个小时后,我再过来。”
“俩个小时后......那太早了一点吧?外面还很亮呢....”
“不早了,有事要做呢。——你不会说变卦了吧?”
“不能,我自己说到做到。”
“那就好。我期待着呢。”
嘿嘿嘿,神原一边下流的淫笑,一边准备出房间。
“那个——”
“什么事?”
“リヒャルト咋样了?”
“小命勉强保住了。切,这家伙就有这点好,结实。”
“就比你结实。”
“什么?”
“没什么,我自己说话呢。”
“那么,俩个小时后见。”
神原笑着走了出去。
哎呀,,哎呀。。就俩个小时吗?
リヒャルト小命保住了,值得高兴。——真是这样吗?
但是,大概只有相信那个男人说的话了。
“郁闷啊。”
奈奈子一边咳嗽着,一边坐在餐桌前。
俩个小时后,什么样的命运在等待着自己都不知道,还能这样有心情吃饭,果然是奈奈子的风格。
取过餐巾纸,嗯,看起来很可口的炖菜。
“好香啊。”
那样的话,金铃多吃些攒点体力吧。人拥有的首先是体力啊。
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 楼主| 发表于 2011-12-28 09:47:38 | 显示全部楼层
本帖最后由 呼唤十字星 于 2011-12-28 09:51 编辑

―正直なところ、奈々子も後悔しているわけではない。自分の性格というものはよく分っているのだし、それは変えようもないことだ。
はた目には、馬鹿げたことかもしれないが、別に他人に迷惑かけるわけじゃないしね…。私が犠牲になりゃすむことなんだわ。
もちろん、神原に何をされるか、奈々子だって子供じゃないから分っている。腕ずもうとか、五目並べとかをやって終る、ってことはないだろう。
神原の手で体中をなで回され(考えただけでも気持ち悪い!)そして…。
「-そうだ!」
と、奈々子は、思わず声を上げた。
どうしてこんなことに気が付かなかったんだろう?-困った!
奈々子は、困りながらも、ちゃんとシチューを食べていた。困った、というのは…。
今年二十歳の奈々子であるが、今のところまるで未経験。-しかし、三枝美貴は、れっきとした人妻である。
つまり―神原に抱かれたとして、奈々子が未経験だったと分っちゃったら、奈々子が美貴でないことが知れてしまうのだ。
そんなことまで、考えてもいなかったのである。
「どうしよう?」
奈々子は悩みつつも、パンをちぎって、食べ始めていた。

ルミ子は、ホテルのロビーに下りて来た。
美貴と一緒にずっと部屋にいても、仕方がないと思ったのである。
もうすぐ夜になる。-ルミ子は、気が重かった。
奈々子はどうなったのか?そして姉の美貴は何を考えているのか?
ハンスが、急用で出かけてしまっていることもあって、ルミ子は話相手もなく、一人で悩んでいたのである。
ロビーで、ルミ子は新聞を眺めていた。英語の新聞である。
子供のころから、かなり「国際人教育」を受けて育ったルミ子は、外国の子供たちと、よく遊んだりして、ごく自然に英語、フランス語、ドイツ語になじんで来たのである。
もちろん、ペラペラってわけにはいかないが、むしろ文字で勉強して来た友達に比べると、テストの点は悪くとも、実用になるのだった。
「三枝…」
ふと、耳にその名前が飛び込んで来て、ルミ子は顔を上げた。
三枝?三枝って言ったのかしら?
それとも、全然別の言葉が、そう聞こえただけなのか。

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——说老实话,也不能说奈奈子说后悔了。自己的性格自己很清楚,这是不会变的。
在旁人看来,也许这事很荒唐,但并不是给别人带来麻烦..。牺牲我自己就能解决这事了。
当然,对于神原想要做什么,奈奈子不是小孩子,当然明白。掰手腕,下个五子棋就结束是不现实的。
让神原那爪子在自己身体上来回抚摸(光是想就感到恶心),而且。。。
“是 啊。”
奈奈子不禁叫了一声。
为什么没注意到这种事呢?——糟糕了。
奈奈子一边郁闷着,一边吃着炖菜。郁闷的是。。。。
今年二十岁的奈奈子现在还是没经验的处女。——但是,三枝美贵很明显已经是少妇了。
也就是说——如果被神原@#¥%了,就会知道奈奈子还是处女,也就知道奈奈子不是美贵了。
事情最后会怎么样,都不可想象了。
“怎么办?”
奈奈子一边烦恼着,一边把面包切成块,开始进食。

留美子下到旅馆大厅。
虽然和美贵一起一直呆在房间里,但是已经是没有办法。
马上入夜了。——留美子很是郁闷。
奈奈子怎么样了?而且,美贵姐究竟是怎么想的呢?
汉斯因为有急事出去了,留美子连个说话的对象都没有,一个人烦恼着。
大厅里,留美子看着报纸。英语的报纸。
小的时候,就接受《国际人教育》的留美子,和外国的小孩子们一起玩,非常自然的熟识英语,法语,德语。
当然,虽不能说很流利,和那些课本学习的朋友比起来,考试点差了点,却很实用。
“三枝、、、、”
忽然,耳朵里传来一个名字,留美子仰起脸。
三枝?好像说了三枝?
还是根本就是说的别的,只是听起来是这样。
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 楼主| 发表于 2011-12-29 11:26:36 | 显示全部楼层
ロビーを見回すと…。誰か、ロビーの隅の電話で話している人間がいる。
「…ヤア…。サエグサ…」
やっぱり、どう聞いても、「三枝」だ。
ドイツ人らしいが、ドイツ語で、「三枝」と聞き間違えるような言葉を、少なくともルミ子は知らない。
誰だろう?-気付かれないように、ルミ子は、そっとソファを立って、太い柱の陰に隠した。
太った金髪の男で、サングラスをかけている。-身なりはそう悪くないし、こんな一流ホテルにも、場違いとは見えない。
電話を切ると、その男は、ホテルの正面玄関の方へと歩き出した。
ルミ子は、一瞬迷った。
何かの手がかりになるかどうか。-しかし、一人であの男を追っていくなんて、とてもじゃないけど…。
でも―。
男は大股に歩いて行ってしまう。誰かをここへ呼んで来る余裕はなかった。
ルミ子は、思い切って、男の後をついて歩き出した。このホテルの近くだけなら、つけて行っても大丈夫だろう。少し外には明るさも残っているし。
ホテルを出ると、男はオペラ座の方へと歩いて行く。何しろ体が大きいから、一歩の歩幅も広い。ルミ子は、ほとんど小走りに、追って行かなくてはならなかった。
男が、足を止める。誰かを待っているかのようだ。
歩道のふちに立って、左右を眺めている。ルミ子は、少し離れたところで足を止め、ちょうどオペラ座のポスターがあったので、それを眺めているふりをした、
何をしてるんだろう?
男は少し苛々している様子だった。腕時計を見ては、首を振ったりしている。
すると―車のライトが近付いて来た。
トラックだ。そう大きくもないが、かなり使い古した感じのトラック。
それが男の方へと寄って停った。
男がドアを開けて乗り込む。すぐにはトラックは出なかった。
中で、何やら大声で言い合っているらしいのが、ルミ子の耳にも聞こえて来る。たぶん、あの男が、遅かった、と文句を言ってるのだろう。
ルミ子は、トラックの運転席に誰がいるのか、見えないかと思って、ゆっくりと歩き出した。
トラックのわきを通りながら、さりげなく見る。-日本人らしい顔が、チラッと見えた。

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留美子巡视了大厅一周,发现在大厅的一角有个人在打电话。
“.............呀.........。三枝.......”
果然,怎么听都是“三枝”。
一个德国人模样的用德语说话,和“三枝”这种词能听混淆的,至少留美子不知道。
谁呢?——为了不引起注意,留美子悄悄的站在沙发上,躲在很粗的柱子的阴影里。
一个很胖的金发男人,戴着太阳镜。——装束不差,看不出和这种一流的旅馆有什么不协调。
挂了电话,那个男人朝旅馆的大门处走去。
留美子一瞬间迷茫了。
是不是有头绪了啊。——但是,一个人去追那个男人,实在是。。。
但——
男人已经大步走了。已经没时间去叫人来了。
留美子横下心,跟着男人走了出去。如果离这幢旅馆很近的话,尾随的话也没什么关系吧。外面还有些光亮呢。
一出了旅馆,男人就朝歌剧坊方向走去。男人毕竟身高步长,留美子几乎必须小跑才能跟上。
男人停住了脚步。好像是在等人。
站在人行道的边上,左顾右盼。留美子在离他还有一小段距离处停下脚,正好在歌剧坊的宣传画处,假意的往海报上张望。
要干什么呢?
男人有些焦急的样子。看了眼手表,又摇了摇头。
这时,一辆车开了过来。
是辆卡车。虽然不是很大,但是却让人感觉使用年头很长了。
卡车在靠近金发男人处停了下来。
男人打开车门坐了进去。没有马上出来。
卡车中,有大声吵嚷着什么对话,留美子都能听得到。大概是因为那个男人迟到了之类的话。
留美子还没看到卡车的驾驶席上的人是谁,于是走了过来。
从卡车的旁边通过,装着若无其事的样子往里看。——偷瞄到好像是一张日本人似的脸。
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 楼主| 发表于 2011-12-30 09:53:51 | 显示全部楼层
しかし、向うは、例のサングラスの男と言い合っているので、ルミ子に気付いた様子はない。
トラックの後尾まで来て、ルミ子は足を止めた。荷台は空っぽで、幌はついているが、乗ろうと思えば簡単だ。
乗ろうと思えば?
何言ってんのよ!そんな危ないこと!
一人でそんなことして、もしものことがあったら…。
ブルル、とエンジンが音を立て、トラックが走り出す。
とっさに、ルミ子はトラックの荷台へと、駆け寄って、ポンと飛びついた。頭から転り込む。びっくりするくらい、うまく行った。
ガタガタと揺れる荷台に起き上った時、ダダッと足音がして、誰かが、またトラックの荷台へ飛び込んできたのである。
「キャッ!」
と、ルミ子が思わず声を上げる。
「しっ!」
と、起き上ったのは、ペーターだった。
「あ、なあんだ」
「何だ、じゃない」
と、ペーターはルミ子をにらんで、「こんな物騒なことをして!」
もちろん押し殺した声だ。でも、ルミ子はホッとしていた。何といっても、ペーターが一緒なら、安心だ。
「だって、つい、足が動いちゃったんだもん」
と、ルミ子が言うと、ペーターは首を振って、
「全く、君の一行は、まともでない人間ばっかりだ」
と、呟いたのだった…

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但是,对面那个戴太阳镜的男人正忙着说话,没有注意到留美子。
留美子转到卡车后面,停住脚步。装货台里面是空的,连着车棚。留美子觉得上去很容易。
想上去?
说什么呢!这非常危险!
一个人做这种事,万一发生。。。。
轰隆隆的引擎声音响起,卡车启动了。
这一瞬间,留美子跑进卡车载货台,猛的一跳。一头滚了进去。虽然惊险,好歹顺利完成了。
咔哒咔哒摇晃的被载货台抬起时,踏踏的脚步声响起,又有个人蹦进了卡车的载货台。
“啊!”
留美子不禁叫了起来。
“嘘!”
上来的正是皮特。
“啊,什么啊。”
“什么个屁啊。”
皮特瞪了眼留美子,“做这么危险的事!”
当然是压制着声音说的。但是留美子却放心下来。不管怎么说,有皮特在一起,安心了许多。
“但是,反正我都已经行动了嘛。”
留美子说,皮特摇了摇头。嘟囔着:
“真是的,你们这帮人,都那么不靠谱。”
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 楼主| 发表于 2011-12-31 11:14:38 | 显示全部楼层
31.炎が照らす顔
二時間は、あっという間に過ぎてしまっていた。
―奈々子は、別途に腰を掛けて、迷っていた。
約束は約束だ。たとえ、あんな男の約束でも、守らなきゃいけない、という気持がある。
一方で自分の身を守る権利ってものがあるのも確かである。しかしーどうやって?そろそろ時間だ。
正直に、言われた通り、食事をして、お風呂にも入っているのが、奈々子らしいところだ。
足音がした。-来た!
ガチャリと鍵が回り、ドアが開く。
すると、そこに立っていたのは、奈々子を助けに来てたペーターだった!
てなことはないか…。やっぱり、そこには神原が立っていたのである。
「ほう」
神原は、早くもめをギラつかせて、息づかいも荒くなっていた。「-仕事を終えて、待っておられたようです」
「別に、待っちゃいませんけど」
と、奈々子は呟いた。
「では、早速」
と、神原は上衣脱いだ。「-奥さん」
「は?」
「私はね。正直なところ、もっとお上品ぶった、面白味のない女を想像していたんですよ」
「そうですか」
「しかし、あなたは、ユニークな人だ」
悪かったわね、と奈々子は心の中で言ってやった。
「私はね、あなたのような女が好みなんですよ」
と、神原はネクタイを外した。
あんたなんか好みじゃないよ、と言ってやりたかった。
「実に楽しみだ!どうな味がするか…。さ、力を抜いて、私に任せて下さい」
と、神原は近寄って来た。
さすがに、奈々子も体をつい固くして、よけてしまう。

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31.火焰照耀下的脸
俩个小时转眼就到了。
——奈奈子坐在床上,迷茫着。
奈奈子认为约定就是约定,即使是和那种男人的约定,也必须遵守。
另一方面,自己确实有保护自己身体的权利。但是,怎么办呢?时间马上就到了。
奈奈子老实的如神原所言,吃了饭,洗了澡,的确像奈奈子的风格。
脚步声响,——来了。
锁咔的一声回转,门开了。
站在门口的是来营救奈奈子的皮特!
那怎么可能。果然,那里站着得是神原。
“喔。”
神原早就俩眼放光,呼吸急促了。“——总算忙完了工作,让你久等啦。”
“切,我才没等呢。”
奈奈子嘟囔着。
“那么,快点吧。”
神原脱了上衣,“——夫人”
“啊?”
“老实说,我很反感装高雅的那种无趣女人。”
“是嘛。”
“但是,你是个独特的女人。”
恶心啊,奈奈子心中说到。
“我对你这样的女人有兴趣。”
神原解开领带。
我对你没兴趣,奈奈子想说。
“实际上我很期待,你是什么滋味呢?来吧,别反抗,从了我吧。”
神原凑近了。
不愧是奈奈子,身体不禁绷紧,闪避开来。
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 楼主| 发表于 2012-1-1 10:47:17 | 显示全部楼层
「怖がることはありません」
本当に怖がらなきゃいけないのは、むしろ神原の方なのだが。「-私にすべて、任せておけば、天国へ行く気分ですよ」
「あなたは地獄ね」
「面白い方だ」
と、神原は言った。「約束を忘れないでください」
「分ってます」
「決して逆らわない、というお約束ですからね…」
神原が奈々子の肩を抱く。
まだ、奈々子は迷っていた。-約束か。
どうしたらいいんだろう?十円玉を投げて決めようか?
でも、その時間もなかった。神原は、いきなり奈々子を抱いてキスしよとしたのだ。
「あ、あの―もう少しゆっくり―」
「男は強さ、強引さです!」
「それは―誤解ですよ。女は乱暴にされるのが嫌いなんです!」
神原が奈々子をペットへ押し倒す。身もだえしたが、神原の方はもう夢中で―。
ズシン、という音と共に、家が揺れた。
「何だ?」
と、神原が顔を上げる。「地震かな」
「NHKの地震速報、見たら?」
と、奈々子は言った。
すると、また家がぐらぐらと揺れた。
「ワッ!」
飛び上ったのは神原である。「地震だ!助けて!」
奈々子のことなど忘れてしまったように、床にしゃがみ込むと、頭をかかえて震えている。
奈々子は呆れて、
「地震、弱いの?」
と、訊いた。
「当り前だ!地面が割れて、のみこまれてしまうんだ!神様!」
と、神原は金切り声を上げている。
「そんな大地震じゃないわよ」
「だめなんだ…。昔、子供のころ、『十戒』って映画で、悪い奴が地割れに落ちるのを見てから…」

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“没有什么好怕的。”
真的必须害怕的话,宁愿是神原那边。“我要是全部听你摆布,那就有去死的心了。”
“你就是地狱。”
“有意思的人啊。”
神原说到。“请别忘了约定。”
“我知道。”
“肯定不反抗的约定啊。”
神原抱住奈奈子的肩头。
奈奈子还在犹豫。——约定啊。
怎么办好呢?扔十元硬币决定吗?
但是,这个时间也没有。神原突然抱着奈奈子欲一吻芳泽。
“啊,那个,请等会——”
“这是男人的强壮,男人的霸气啊@!”
“这是——误会。女人讨厌粗暴的行为。”
神原把奈奈子按到在床上。神原扭动着身体,很投入。
伴随着咕咚一声,房子摇晃了。
“什么?”
神原抬起头。“地震啦。”
“没见日本有地震预告啊。”
奈奈子说。
接着,房子有摇晃起来。
“哇!”
神原跳了起来。“地震!救命!”
好像忘了奈奈子这茬,蹲在地板上,抱着头发抖。
奈奈子呆住了,问道:
“地震有什么的?”
“当然了,地面裂开,会被吞噬的!神啊!”
神原尖叫着。
“这不是大地震。”
“不行的。我小时候看过电影《十戒》恶人会掉进地之裂缝中.....”
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 楼主| 发表于 2012-1-3 14:28:47 | 显示全部楼层
「ああ、あれ。私、リバイバルで見た」
と、呑気なことを言っていると、ドアが凄い勢いで開いた。
「-リヒャルト!」
奈々子は仰天した。
包帯をグルグルお腹に巻いた上にシャツをひっかけている。そして手には機関銃。
「大丈夫なの?動いたら、出血するんじゃない?」
と、奈々子が心配する。
リヒャルトは、神原がポカンとしているのを見て、銃口を向けた。
「よせ!」
と、神原が飛び上る。「助けてくれ!」
「ドイツ語で言えば?」
と、奈々子はアドバイスしてやった。
機関銃がバリバリ音をたてて火を吹いた。
床の板が砕けて木片が飛び散る。神原は、
「キャッ!」
と、跳びはねて、そのまま後ろへ引っくり返り、のびてしまった。
弾丸が当ったわけじゃない。気絶してしまったのである。
「リヒャルト―」
駆け寄って来たリヒャルトが、奈々子の手を取ると、その甲にキスした。
「-そうか。誰かから聞いたのね、私と神原のこと」
奈々子も嬉しかった。「でも、あんたが助かって良かったわ」
奈々子は、リヒャルトの額にちょっとキスしてやった。
リヒャルトが奈々子の手を引いて、急いで部屋を出る。
一階では、神原の手下が二人、完全にのびていた。
外へ出て、奈々子は、
「これが地震だったのね」
と、目を丸くした。
大きなトラクターが、山荘の外壁に鼻先を突っ込んでいた。柱が折れて、このまま突き進んだら、山荘が潰れてしまいそうだ。
リヒャルトに促されて、奈々子はトラクターに乗った。
そして、リヒャルトも乗ろうとしたらが…。
リヒャルトが振り向いた。
「車の音だわ」
ずっと遠くだが、車の灯が、いくつか並んでやって来る。

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“啊,那个,我重看一遍。”
奈奈子正漫不经心的说着,门猛的一下开了。
“——リヒャルト!”
奈奈子大吃一惊。
肚子上缠着一圈圈的绷带,外面披着衬衫。而且,手里拿着机关枪。
“没事吗?行动不会出血吗?”
奈奈子担心的说。
リヒャルト看着发呆的神原,枪口移了过去。
“不要啊。”
神原跳了起来。“救救我啊。”
“用德语说啊。”
奈奈子给了他个忠告。
机关枪发出叭叭的声响,火舌直穿。
地板上的木板飞屑四起。神原“啊”的一声跳了起来,就那样直直栽倒,不动弹了。
不是子弹打中了,而是吓昏了过去。
“リヒャルト——”
赶来的リヒャルト拿过奈奈子的手,在手背上吻了下。
“——这样啊,从谁那听说了我和神原的事啊。”
奈奈子很高兴。“但是,你能来帮忙真是太好了。”
奈奈子在リヒャルト的额头上轻吻了下。
リヒャルト拉着奈奈子的手,急忙出了房间。
一楼有俩个神原的手下,完全不动了。
来到外面,奈奈子瞪圆了眼睛。“这是地震啊。”
一个大型的拖拉机的前脸儿冲进山庄外墙里。柱子折了,就这样冲进去的话,山庄好像就要塌了。
リヒャルト催促着奈奈子进拖拉机。
而リヒャルト也要乘进去时。。。
リヒャルト回了下头。
“是车的声音。”
虽然距离很远,但几辆车的车灯却并排射了过来。
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 楼主| 发表于 2012-1-4 12:50:36 | 显示全部楼层
リヒャルトが、奈々子の手を取っ手、トラクターからおろした。この車じゃ、とても逃げられまい。
「隠れましょ」
幸い、山荘の裏手は林である。二人して、その中へと入って行き、身をひそめた。
やがて車がやって来る。-四台も。
山荘の前に停まると、男たちが出て来た。手に手に、銃を持っている。
誰かしら?-みんなドイツ人らしい。
二番目の車に、誰かがのっているらしく、声がした。-日本人かしら、と奈々子は思った。
ドイツ語ではあるが、発音や、声の感じが日本人のようだ。
男たちが、山荘の中へと入って行った。
ドタドタと中を歩き回る足音が聞こえて来る。-しばらくして、一人が戻って来ると、二番目の車の男に、話しかけた。
短い返事。
二言三言、会話があって、男はまた山荘の中へ戻って行った。
どうなってるんだろう?
奈々子は、息を殺して、その光景を見つめていた。二番目の車には、誰が乗っているのか?
突然、山荘の中から銃声が聞こえた。五回六回。-そして、銃声が止んだ。
奈々子の顔から、血の気が引いた。
神原と、下の二人の男…きっと殺されたのだ!
男たちが出て来る。そして、少し間があって、奈々子は山荘の窓から、煙がゆっくりと立ち上るのに気付いた。
火が山荘の窓から吹き出す。
車が少し後退して、山荘が燃え上がるのを見物しているようだ。
―奈々子の体が震えた。
なんてひどいことを・・・
木造の山荘は、たちまち炎に包まれて、火はあのトラクターに燃え移った。
山荘が炎中に崩れ落ちる。辺りは、真昼のように明るくなった。
そして、二番目の車のドアが開くと、一人の男が、降り立った。
白っぽいスーツの男。日本人だ。
葉巻をくわえて、楽しげに、燃え落ちる山荘を眺めているのだ。
その顔が、炎に照らされて、はっきりと見えた。
奈々子は息が止るかと思った。
それは、美貴が見せてくれた写真で知っている顔―三枝成正に違いなかったのだ。

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リヒャルト拉着奈奈子的手下了拖拉机。用这个车实在是跑不了。
“藏起来!”
幸运的是,山庄的后面是树林。俩个人钻了进去,藏了起来。
不久车就开了过来。——一共四辆。
车在山庄前停了下来,里面出来一群男人。每个人手里都拿着枪。
是谁呢?——好像都是德国人。
第二辆车下来个人,声音响起。——奈奈子觉得是日本人。
说的是德语,但从发音感觉是日本人。
男人们闯进了山庄。
踏踏的脚步声响起。——一个人回来和第二辆车的男人说话。
简短的回答。三言两语的说完,男人又回到山庄之中了。
怎么回事?
奈奈子屏住呼吸,注视着情况。第二辆车里的到底是谁呢?
突然,山庄里响起了枪声。五六声后,枪声就停了。
奈奈子的脸上血色减退。
神原和楼下俩个人肯定被解决了!
那伙人出来了。而且,不一会,奈奈子就看到了从山庄窗户冒出的浓烟。
火从山庄的窗户里窜了出来。
汽车往后退了一些,人们好像是在看热闹一样看着山庄燃烧。
——奈奈子的身体颤抖着。
为什么做出这等过分的事情。
木头做的山庄房屋,转瞬间就被火焰吞没,而且也逐渐蔓延到拖拉机处。
山庄在大火中倒塌。周围照如白昼。
然后第二辆车车门打开,走下一人。
穿着发白的西服的男人。是个日本人。
叼着雪茄,很享受似的看着燃烧的山庄。
那张脸,在火焰的照耀下,能清楚的看见。
奈奈子惊讶的呼吸都要停止了。
那是在美贵给自己看的照片上的脸——赫然正是三枝成正。
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发表于 2012-1-5 09:11:32 | 显示全部楼层
ますます おもしろくなりましたな!!!!
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 楼主| 发表于 2012-1-5 09:29:17 | 显示全部楼层
回复 zhanghongmei 的帖子

是啊,快接近尾声了。
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 楼主| 发表于 2012-1-5 11:15:54 | 显示全部楼层
32.闇の中に
「どこまで行くのかしら?」
と、ルミ子は言った。
「さあね」
と。ペーターは肩をすくめて、「僕が運転してるわけじゃないんだから、分らないよ」
そりゃ分ってるけど…。ルミ子は少々むくれて、
「何もそんなに冷たい言い方しなくたって、いいじゃない」
と、呟いた。
―まあ、ルミ子としても多少は後悔していたのである。
怪しげなトラックに、ろくに考えもせずに飛び込んでしまって…。一体何を考えてたんだろう、と我ながら不思議だった。
ペーターがついて来てくれたから、まあ安心していられるが、そうでなきゃ、心細くなって途中で飛び下りて、足でもくじいているところだ。
もうすっかり周囲は暗くなっている。
いくらミュンヘンが大都会といっても、東京みたいに、どこまで行っても家が並んでいるというわけではない。
大分前から、トラックは深い森の中へと入って、一体どれくらい走って来たものやら、ルミ子には見当もつかない。
道も、あまりいいとは言えず、ガタン、ドタン、と飛びはねたりして、その度にルミ子はお尻を痛くして、顔をしかめるのだった…。
「乗り心地が悪い」
と、ペーターは笑って、「メルセデスやロールスロイスってわけにゃいかない」
「どれくらい遠くまで来た?」
「さて…。この辺のことは、僕もよく知らないんだ」
と、ペーターは言った。「もし、町を通ったら、そこで降りようかと思ってるんだけどね、一向に通らないし」
「そうね…。でも、この男たちが、三枝さんのことと、何かかかわりがあるのは、確かだと思わない?」
「うん…。まあ、それは言えるだろうけど」
と、ペーターは渋々肯いて、「しかし、君が首を突っ込むのは、うまくない」

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32、黑暗之中
“到底是要去哪啊?”
留美子说。
“谁知道。”
皮特耸了耸肩,“我又不是ドライバー,怎么知道。”
这我也知道,留美子有些赌气,嘟囔着:“不要说话这么冷漠嘛。”
——唉,现在留美子多少有些后悔了。
都没仔细思考就跳进这奇怪的卡车里....。到底是怎么想的自己都觉得不可思议。
因为碰巧皮特的到来,还感觉放心了点,要不是这样,心里没底半路上再蹦下去,还不得崴了脚。
周围变得异常黑暗。
无论慕尼黑如何是个大都市,像东京一样,也不能到哪里都是并排的人家。
前一会开始,卡车就进入森林之中,到底是往哪走,留美子也摸不到放向。
道路也不能说很好,随着咔咔的声音,卡车也跳动着。留美子几次下来,屁股疼的直皱眉。
“这什么破车啊。”
“是啊,”皮特笑道:“这又不是坐的劳斯莱斯。”
“这走出多远了啊?”
“谁知道啊,这边我也不熟。”
皮特说。“如果过这条街的话,我想就要下车了吧。不能一直走的。”
“这样啊,但是,这些男人和三枝先生有什么关系还不能确定呢。”
“嗯,可以这么说。”
皮特勉勉强强点点头,“但是,你参合进来可不妙啊。”
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 楼主| 发表于 2012-1-6 09:50:45 | 显示全部楼层
「手遅れ」
「そうだな」
と、ペーターは肯いた。
「あ、カーブした。-何か凄い道ね」
トラックは、ほとんどスキップでもしているかのように、飛びはねた。
「林の中へ入って行ってるな。木の根っこを乗り越えてるんだよ。」
と、ペーターは言った。
ルミ子は、黙って肯いた。口をきくと、舌をかんでしまいそうだったからだ。
更に十分ほど進んで、-突然、トラックは平らな場所へ出た。
「どこかしら?」
「さあ…。停りそうだな」
エンジンの音が変った。
トラックはグルット輪をかくように回って、停った。
「どうする?」
「降りるさ、もちろん!」
ペーターは、「おいで」
と、ルミ子の手を取った。
外を覗いて、ペーターがヒラリと飛び下りる。ルミ子は、ペーターにつかまえてもらって、降りた。
「こっちだ」
大きな箱が積んでるある方へと、ペーターとルミ子は駆けて行き、そのかげに身を隠した。
運転席にいた二人の男は、トラックを出て、何か大きな建物の方へと歩いて行った。
暗くてよく分らないが、倉庫みたいな、丈の高い建物だ。
「-あれ、何?」
と、ルミ子は覗いて見て、言った。
「格納庫だ」
と、ペーターは言った。
「格納庫?-飛行機の?」
「そう。どうやら、ここは飛行場らしいね」
言われて見回すと…。なるほど、夜ではあるが、何となく、だだっ広い場所だということは、よく分る。
「森の奥に、こんな場所が…」
と、ルミ子が呆気にとられていると、
「珍しくないさ」

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“太迟了。”
“是啊。”
皮特点头。
“啊,转弯了。―多么崎岖的道路啊。”
卡车几乎是跳着开的。
“开进森林里了嘛。从树根上越过去的。”
皮特说。
留美子不说话了。怕一说话咬到舌头。
又前进了十分钟,——突然,卡车来到一处平坦的地方。
“这是哪?”
“谁知道呢。好像要停车了。”
引擎的声音变了。
卡车轮子坏了似的一转,停了下来。
“怎么了?”
“当然是下车了。”
皮特说声:“走”就拉过留美子的手。
向外窥视了下,皮特轻巧的跳了下去。留美子揪住皮特也下来了。
“这边."
皮特和留美子朝着大箱子堆积的方向跑了过去,在暗处隐下身来。
卡车座位上的俩个男人出了卡车,向着很大建筑走了过去。
因为黑暗所以不清楚是什么建筑,只觉得像个仓库,很高。
“——诶,什么东西?”
留美子偷瞧了眼,说。
“格纳库.”
皮特说。
“格纳库?——飞机仓库?”
“是啊。这好像是个飞机场。”
这么一说,又四周环视了下。原来如此,虽然是在夜里,但还是能看出是个宽敞的地方。
“森林中居然还有这种地方...."
留美子发呆的说。
“不新鲜。”
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发表于 2012-1-6 14:10:14 | 显示全部楼层
ドライバー  ドライバー
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