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楼主 |
发表于 2006-6-27 12:56:30
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「こんばんわ、kaiseiさん」
ひとり暮らしをはじめて日課のようになったチャットは
人恋しい気分を紛らわすのに必要不可欠な道具になっていた。
男の悲しい性というか、スケベ心から
自称「チャットのナンパ師」という50代の男性から色々な手解きを受けて
ナンパというものにも挑戦したが結果は惨憺たるものだった。
嫌気がさして人と会話することなく、もっぱら画面に出るログを見ていることが
多くなっていた頃、いつものようにログオンしたまま放置していた。
「お久しぶりです」
呼び出し音が鳴り、ログが表示されたがIDを思い出せなかった。
「忘れちゃいましたか?」机の上のメモ帳をひっくり返し
やっとの思いで探し出し、返事を返すと
「そんなに前でした?ここにはあまりこないから」
能天気な返事が返ってきた。
別居中でひとり暮らしだと話すと「寂しくありません?」
弱いところを突かれた気分で
「寂しいからこうして話し相手を探しにここに来てるんです」
少々苛立ちを感じながら、なげやりに応えた。
「それじゃ今から電話でお話しません?」一瞬目を疑った。
また騙されて携帯の番号を公開される間抜けなことになってしまうのかと
思いながらも恐る々電話番号を打ち込んだ。 |
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