[转帖]話し方ワンポイント講座（1—36回）

不殆

１６　早口ことば（２）か行


  　はじめはゆっくり、少しずつスピードをあげましょう。
   
    菊栗（きくくり）　菊栗（きくくり）　三菊栗（みきくくり）　合わせて　


    菊栗　六菊栗（むきくくり） 菊桐（きくきり）　菊桐（きくきり）　


    三菊桐（みきくきり）　合わせて　菊桐　六菊桐（むきくきり）


    深草　深草　深草


    粉米（こごめ）の生がみ　粉米（こごめ）の生がみ　こんこごめのこなまがみ


    京の狂言師が　京から今日きて　狂言今日して　今日の故郷へ今日帰った


    毛虫にけやきが　けやきに毛虫が　けやきと毛虫　毛虫とけやき


    困ることに　ここにも心ない古々米


    神田鍛冶町の角の乾物屋の勝栗は　かたくて噛めない


    くりくり坊主が栗食って　くりくり舞いをくりかえし　


    くるりと庫裡（くり）へくりこんだ
   
    かんかんずくしを言おうなら　蜜柑金柑酒（みかんきんかん）にかん　


    子供ようかんやりゃなかん　親のせっかん子がきかん

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１7　結婚披露宴のスピーチ


  　春は、結婚式のシーズンですね。スピーチを頼まれることもあるでしょう。


  　どんな内容がいいでしょうか。やはり、自分だけが知っている事を話すのがいいでしょうね。また、自分は披露宴のどのあたりで話すのか、スピーチの順番によって内容を考えてみてはいかがでしょうか。


  　たとえば、上司の次なら、上司ならこんな話をするだろうと内容を予想して考えます。なごやかに食事をすすめているときなら、少しくだけてもいいでしょうね。前の人が、恩師なら、学校時代の話をされるでしょうから、その話をうけて先生も知らないエピソードを披露すると盛り上がるでしょう。ラストスピーチなら、じんわりくるような話をしたいですね。


  　つい調子に仱盲啤⒃挙筏工�てしまった経験はありませんか。前の人の話が長いなと思ったら、自分は短く話すぐらいの気遣いが必要です。スピーチは、３分ぐらいが適当かな。「ただいまご紹介にあずかりました…」などの決まり文句を言わないで、話はコンパクトにまとめましょう。


  　「おめでとう」ではじまって、「おめでとう」で締める。話は短くても、気持ちがこもっていることが大切なんじゃないかしら。乾杯前の媒酌人や主賓の話が長いのは、困りますよね。心をこめて「おめでとう」と言いましょう。

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１８　笑顔チェック


  　話す時に気をつけることは声や言葉のほかに、表情や態度でしょう。その中で笑顔は大切なテクニックです。笑顔は、敵ではない証拠。「あなたを受け入れていますよ。」という合図など、言葉より雄弁なこともあります。笑うと緊張がほぐれますし、余裕があるように見えます。


  　笑顔に自信、ありますか？つくった笑顔は、相手にわかります。ほんとうの笑顔は、心から発生するものです。人は心から笑った時、相手を和ませ、幸せな気分にすることができると思います。楽しくて自然にあふれる笑顔、その顔があなたのステキな顔です。鏡の前で毎日練習するのもいいでしょう。私は、朝起きて、鏡に「ニコッ」、メイクをしてまた「ニコッ」が習慣です。なかなか気に入った笑顔ができず、それでも、とりあえず人に会ったら、まず笑顔を心がけています。練習しなきゃ、いい顔つくれないもんね。


  　とってもかわいいんだけど、話すとき能面のような無表情になる女性によく出会います。緊張してるのかもしれないけど、サービス精神が足りないんじゃないかしら…。と、もったいないなと思いながら顔をよく見ると、目が笑っていない、頬の筋肉が動いていないなど、顔をうまくつかっていないような気がします。顔を見ないで声だけ聞いてみると、ちょっとこわい…。


  　表情って、声に表われるんですね。笑えば、やさしい声になります。その場がなごみます。いくらいいこと言っても表情が暗いと、魅力は半減でしょう。とくに女性はやさしい声で、話したいですね。今日から笑顔で話してみませんか。

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１９　自分の声を知ろう



　  みなさんは、自分がどんな声を出しているか知っていますか？



　  話し方のレッスンで声を録音して、本人に聞いてもらうと、はじめて録音した自分の声をきいた人は、ほとんどがびっくりします。そして、「こんな声だとは思わなかった」といいます。きっと、もっといい声だと思って話しているんでしょうね。



　  機械を通すと本来の声と少しかわります。でも、相手に聞こえている声は録音した声なのです。



　  本人に聞いてもらったあとの感想は、声が低い、暗い、テンションが低いというのが多いようです。自分では、もっと高い声で、明るく話しているつもりだそうです。自分が出している声と、みんなが聞いている声では大きなギャップがあります。声はもっと響かせて、もっと明るく、感動をそのままに伝えれば自分も相手も満足な話し方になるはずです。とアドバイスしましたら、「声を出すのがこんなにたいへんだなんて。からだをつかいますね」とかえってきました。まさにその通りで、一生懸命だから伝わるのです。



　  さらによく聞いてもらうと、ヘッドボイスが強い、助詞が強くて聞きにくい、語尾に表情がなく冷たく聞こえる、息の音など雑音が多い、はっきりしない音があるなど直せば聞きやすくなる所に気づきました。



　  また、他の人の声と自分の声をききくらべるのもいいようです。上手いところはまねて、お互いに直した方がいいところを指摘しあうのも楽しいですよ。


  　私がはじめてラジオで自分の声を聞いた時は、ただうれしかったです。だからもっと、上手くなろうと思いました。みなさんも勇気をだして、自分の声をきいてみて。

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２０　ごめんなさい



　  予定の時間に３０分以上遅れて何も言わず、遅れた理由を聞くと「お約束の時間は、○時だったのですが、駐車場が混んでいました」とのこと。



　  みなさんは、どう思いますか。人の時間を奪ったという意識がないようですが、大事なことばを忘れていますね。まっさきに、「ごめんなさい」と言えば、印象が違うのに。そのひとことが言えないばかりに、悪いイメージを残してしまいました。きっと、友人に対しても家族の間でもあやまる習慣がないのかもしれません。



　  この「ごめんなさい」が素直に言えない人が多いのではないかと、このところ気になっています。（特に女性に多いのではと観察中）



　  「ごめんなさい」は、相手によっては「失礼いたしました」「申し訳ございません」となります。心をあらわす大切な言葉です。言いたいことはいろいろあるかもしれませんが、遅れたり、失敗したことは事実なのですから、あとは找猡颏撙护欷肖いい人激い蓼埂￥嗓螭蕰rもいいわけは、かっこよくないですね。


  　言葉は、心から発生するものです。ほんとうに申し訳ないなと思った時に自然に出てくるのが「ごめんなさい」です。そう思わなければ出てこない言葉です。心の中は、おしゃべりに表れます。「ごめんなさい」、ステキに使ってみたいですね。

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２１　「うちでは。。。」



　  「うちでは。。。です。」と言う言葉が気になります。たとえば、こんなことがありました。一緒に撮った写真を焼いて１０人ぐらいにプレゼントしました。みなさん喜んでくれたのですが、その中のご近所でいつも一緒に行動している３人の女性が、「うちではいつも１枚３０円集めているんです。」と言って、私に小銭をにぎらせました。そして、ほかの人からも集めはじめたのです。あげるつもりだった私は、びっくり。自分たちのグループの習慣をおしつけてくるなんて。



　  主婦に多いのですが、「うちでは。。。」と、自分の家庭の習慣を仕事場にもあてはめて、めいわくがられているのに気づかない人もいます。（私も主婦なので、世界が狭くならないように努力しています）　



　  また、ある企業に勤める男性は、「うちではいつも。。。です」と自信をもって言います。もっとほかにいい方法があるかもしれないのに。「あなたの意見はきかないよ。」といわれているように感じます。あまりきめつけられると、反発したくなることもあります。



　  人は自分の知っている世界を基準に生きているようです。でも、世の中は広いし、ドンドン発展しています。「うちでは。。。」は、これまでの習慣で失敗がなくていいかもしれないですが、世間が狭い人だと思われてしまい損ですね。


  　「うちでは。。。」は、うちとそとを区別した言葉だと思います。うちとそとの線をひかれているようで疎外感を感じますが、その人のこだわりをあらわす言葉ではないでしょうか。「うちでは。。。」と聞くと、この人は何にこだわっているのかと観察してしまいます。


  　１枚３０円の写真の代金のおかげで、ヴィトンの財布はすっかり膨らんでしまいました。本当は、１枚４０円だったんですけど。いつも５０円で集めるという習慣だと、儲かったのに。

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２２　早口ことば（３）さ行



　苦手な人が多いさ行です。練習すればきれいに出ますよ。



京の三十三間堂（さんじゅうさんげんどう）の仏の数は　三万三千三百三十三体あるという





質屋の主人は　すしの好きな主人　すさまじきは師走の月夜





最新式　写真撮影法





新郎も新婦も知っている　式次第





生徒より　先生が先輩　せっせと世話やき





家の娘一人　お家奉公致させたくも致させたし　又　家において青竹茶せんで　お茶立てさせたさも　立てさせたし





山の猪（しし）　屋根の煤（すす）　こはだの寿司に　帯のしゅす





書写山（しょしゃざん）の社僧上（しゃそうじょう）





芝の増上寺の上棟式（じょうとうしき）には　大僧（おおぞう）小僧（こぞう）に大僧正（だいそうじょう）　俗人（ぞくじん）も続々加わり上々だった

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２３　別れる時に大切なこと


  　人に出会った時には、「こんにちわ」、「はじめまして」などあいさつの言葉がかわされますね。



　  では、別れるときは何と言っているでしょうか。今日出会った人とどんな風に別れたか思い出してみてください。中には、何も言わずに去っていく人もいます。本人は、何か言ったつもりかもしれませんが、スーッといなくなってしまうと、こちらが不安になります。



　  別れるときにその人が、その時を満足したかどうかがわかるので、別れ際は気になります。



　  感じのいい別れをする人は、必ずステキな笑顔を残してくれます。できれば、出会いの時よりも丁寧に相手をねぎらう言葉をかわしたいものです。「さようなら」「またお会いしましょう」「明日もよろしく」「今日はありがとうございました」「とても楽しかったです」「ごちそうさまでした」「お世話になりました」etc.etc.言葉はいろいろありますね。自分にあった言葉を考えてみましょう。たとえ何も言わなくても、「会えてよかったわ」という気持ちを伝えることが大事です。



　  出会いも大切ですが、別れ際はもっと大切。別れた時の印象が一番残ります。けんかしたり、意見があわない時も別れる時にちょっと冷静になってみましょう。もうその人とは会えないこともありますし。。。。やっぱり、笑顔で別れたいですね。

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２４　思いっきり息を吐こう



　  話す時に、呼吸はとても大切です。呼吸をコントロールできると、上手にはなせますし、スムーズに読めます。



　  呼吸は深いほど、元気が出ます。でも緊張したり、体調の悪いときは呼吸が浅くなっています。それに女性は、男性に比べると呼吸が浅いようです。



　  息が浅いなと感じると、一生懸命吸おうとしますが、あまり吸えないものです。あたりまえの事のようですが、吸うためには、まず吐くことです。たくさん吐くと、たくさん吸えます。



　  口から何度も「ハーッ」といいながら吐いてみましょう。お腹がへっこんで、身体の中がからっぽにるまで吐いてみましょう。１０秒、２０秒・・・と自分のペースで、いつもより時間をかけてゆっくり吐いてみましょう。息を吐ききったあとは、自然と新鮮な空気がいっぱい吸えます。とっても気持ちいいですよ。からだがカラになったあと吸う時が、とくに気持ちがいい。この気持ちよさを味わうために、思いっきり息を吐きましょう。



　  呼吸は、あらゆる動きの基本です。呼吸をととのえること。それが、上手く生きるコツだと思います。呼吸については、これからも考えていきたいと思っています。



　  仕事の合間に、リラックスしたいときに、深い呼吸でリフレッシュしましょう。

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２５　どうして会ってすぐ、いやなこと言うの？





　 「きょうは元気ないみたい」「そう？よく寝たし、おかしいな。」

つい最近こんな会話を聞いた。「元気ないわね」と言いっぱなし。あとのフォローなし。



　 「顔色わるいわねー」「太ったんじゃない」



　  会ってすぐ、どうしてこんなことを言うんだろう。心配だから？それは違うと思う。心配で「しんどそうね」なんて言っても、元気にならない。なんともなくても、言われた方は気にしてしまうのでよくない。



　  つい先日も「疲れてるみたいね。忙しすぎるんじゃないの。」と言われた。側にいたもう一人のご婦人が、「そんなことないわよ。いつもと同じ、元気そうね。」と言ってくれた。ありがたかった。このご婦人は、いつもはげましの言葉をくれる。



　  疲れているのは、自分が一番よくわかっている。それに追い打ちをかけるように他人に言われたくないものだ。元気のない時こそ、プラスの言葉をかけてほしいものだ。


  　「お元気そうね」「いい顔色ね」「その服よくお似合いね」など心をこめて言ってくれれば、いい気分で一日が始まる。

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２６　明るい人



　  暗い印象を与える人と、華やかで明るいイメージを与える人がいます。どこが違うんでしょう。顔のつくりはひとそれぞれだし、メイクが上手だからというわけでもないようです。（化粧は上手なほうがいいですが。）



　  暗い印象の人の会話をきいてみると・・・できない、どうせ、むずかしい、家族に反対された、無理だ、友だちがたいへんだと言ったなどマイナスの言葉が多く、過去にこだわっているような言葉が多いようです。また、自分についてだけでなく、人にまでたいへんだからと無理よ、などとマイナスイメージを与える人もいます。



　  明るい人の会話をきいてみると・・・できる、おもしろそう、撙�いい、など前向きなプラスの言葉が多く、話していて楽しい気分になります。また会いたくなる人です。


  　明るい人は、人を元気にする言葉を使っているようです。プラスの言葉を使うと、人を引きつけます。それに、人を元気にするばかりでなく、自分もいつのまにか元気になっています。自分のためにも、元気になるプラスの言葉を使ってみませんか。

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２7　上半身をやわらかく



　  緊張しているときは、身体が固くなっています。それは、見た目にもわかります。身体といっても、かたくなるのは、上半身です。ほとんどの人は、上半身が固くて、下半身がグラグラ。これだと、落ち着いて話せないし、呼吸が浅くなるので、逆のほうがいいでしょう。下半身は、しっかりと大地をふみしめて、上半身は、たこのようにぐにゃぐにゃさせてから、背筋を伸ばして、胸をはりましょう。こうすれば、リラックスしているように見えます。


  　私は、立って話すとき、足の親指に重心をおき、おしりをしめて下半身をしっかりさせています。下半身がしっかりすると、上半身の力が抜けます。あとは、肩甲骨をあわせるようにして、胸を開きます。胸を前におしだし、おしりは後ろにつきだすようにするといいですよ。


  　身体が固いと、話し方も固くなります。上半身を柔らかくして、ゆったりと話してみましょう。

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２８　やさしく話して

　
    冷たい話し方、機嫌の悪そうなおしゃべり、楽しくなさそうな会話。。。あなたのまわりでありませんか？顔の表情を見ているとそうでもないのですが、声だけ聞いていると怒っているような話し方をする人いますね。きっと、しゃべる時の表現力が足りないのだと思います。自分で思っているより、感情豊かに表現したほうがいいでしょう。それと、サービス精神も多いほうがいいかな。話すときは、相手を楽しませ、いい気分にさせようという気持ちが大切です。電話のときは、顔が見えないので特に注意！
 
  　このところ気になることがあります。「～が～で～を」と、助詞を強くして伸ばしてしゃべる人が多いことです。おまけに、「～でした」などの語尾が強くおわることもあります。このほうが、楽に話せるんでしょうが、言葉が聞き取りにくいし、何を言いたいのかわかりにくくなります。助詞や語尾は、息を吐きすぎないようにしましょう。語尾では、息を身体にのこすようにするといいですよ。これだけでもやさしいおしゃべりになります。


  　テレビやラジオでもときどき、「もっとやさしく話して」と思うことがあります。放送に出ている人も気をつけましょう。

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２９　マイナス言葉は打ち消そう



　  「そんなことしても、無理だよ。たいへんだよ。」と、マイナスの言葉を言われると、いやな気分になります。いやなことを言う人とは、おつきあいしないようにすればいいのですが、そうもいきませんね。また、ちょっと気弱な時には、マイナス言葉にひきずられてしまいます。それでは困るので、マイナス言葉は、打ち消してしまいましょう。



　  「それは、むずかしいんじゃない。無理だよ。」と言われたら、「できますよ。」とい言い直そう。（心の中で、「あなたにはできないかもしれないけれど、私にはできるわ」と思いながら。）



　  「かぜひいて、調子悪いんじゃない。休めば。」という言葉には、「かぜですが、大丈夫です。」と言い返そう。（「かぜでも、働けるもん」とひとりごとでもいいながら。）



　  人は、自分中心に何でも考えるものです。例えば、自分ができないことは、相手もできないと思ってしまうようです。それが言葉になってあらわれます。「そんな仕事は、むずかしくてできない。」と言う人は、自分ができないと思っているのです。このように言葉で、その人の考え方がわかります。人を見極めることもできます。


  　人になんと言われようと、信念を持っていれば言葉にまどわされることはないはずです。自分にも、人にも、いやな思いをさせないために、マイナス言葉は吐かないように、また、マイナス言葉に負けないようにしたいものです。

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３０　お見舞い





　  お見舞いで言ってほしくないこと。


  「仕事は心配しなくてもいいよ。この際ゆっくり休んだら。」



　  こんなことを言われたら、自分は必要とされていないのかと、元気をなくしてしまいます。


  「あなたがいないと、たいへん。はやく戻ってきてね。」の方が、よくなろうという意欲が湧きます。



　  聞いてほしくないこと。


  「どこが悪いの。」と事細かく、質問されても、言いたくないこともあります。身体も心もデリケートな状態だとを察するべきです。



　  よくあることですが、見舞客の病気自慢が気になります。自分はこうだったと言われても、病気の時は気弱になっているので、不安が増すだけです。



　  話している人は気づかないようですが、高く大きな声は、病室では、うるさいので、低めのやわらかい声で話すといいでしょう。そして、長く話しすぎないように。特に男性が、女性ばかりの部屋で長居するのは、失礼です。男の人は、まわりの女性にも気をくばってくださいね。


  　病気の時は、世間から忘れられているのではないかと心配になります。「健康な時とは、違う」と思わされるのが、一番つらいことです。いつものように接するのがいいと思います。何よりも、病人と健康な人にかわりはないと心得て話すことが、大切です。