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发表于 2007-8-14 12:46:30
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「どーして?どーしてわたしがこんな目になったんだ!」
あまりの大声で窓のガラスもブルブル震えているようだった。
わたしは本当にまだ狂っていない自分に感心している。
あんな見にくい「自分」の体を投げ出したけど、実際はまるで悪霊のように自分についている。
ケイタイはまた鳴った。彼からだった。
切ろうとしたけど、やっぱり出ちゃった。
「おれだよ。今具合はどうだ?」
いつもと違って、意外な挨拶だった。
「別にいいんだけ…」
「そうか。カガミを見たのか」
「ナニィ?」
マジでビックリした。こっちで起こってることよく知ってるみたい。ヤバイ~
「今、来るよ」
「だめ、今はちょっと…」
わたしは必死に断ろうとしたところ、玄関からだれかが来た。
青いレオタードに大きなサングラスという怪しい装いをしている男だった。
「だ、誰だ!」
思わず、ケイタイをまた落としちゃった。(さすがNOKIAだ、品質がいい)
「落ち着け!オレだ、お前の豚ちゃんだ。」
「どーしてこんな姿をしてんだ?」
「長い話だ」
彼はため息をついた。ピカピカするほど黒かった巨大サングラスの裏に、正体不明な火が燃えているように見えた。
「先月、オレはある掲示板にスレを書きこんだ」
「どこの掲示板なの?」
「広告法があるから、教えられない。それより、スレの内容はこうだった。好きな女の子に『豚ちゃん』と呼ばれてるのは最近の豚肉値上げに関わってるのかって。すばらしい発想だと思ったけど、散々罵倒されちゃった。」
「罵倒って?」
「最初は罵倒語だとは思わなかった。『火星人出現』とか、『火星に帰れ』とか。妙なことに、オレは火星人になったらよかったと冗談に乗ってた。」
その時わたしは初めて彼の装いに気がついた。それは火星人ETじゃないか。
「火星人志願に目覚めたオレはある夜、おかしい夢を見た。夜更けに白い宇宙船が窓の近くに飛んできてる。『お主、火星に帰るが良い』という声が聞こえた」
「そ、そんな…」
「最初はついて帰ろうと思ったけど、君のことが気になって、なかなか思い切りができなかった。だけど、その宇宙船にいるだれかがオレの心をよく分かってるように、オレにこう言った」
「なにを?」
「明日の朝、お主の好きな女子と会うが良い。その時、また決めよう。ただ、彼女の顔は変わるかもしれんぞって」
「へえ、この衣装は?」
「分からない。気がついたら、もうこんな姿になってる」
…
[ 本帖最后由 sohoken 于 2007-8-14 12:48 编辑 ] |
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