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 楼主|
发表于 2008-1-26 14:33:37
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显示全部楼层 
| まだ病院通ってるのかな??6 h" q; \" @9 T3 f; ? 朝から先生は口うるさくトイレの窓の話ばかりだ$ N2 V2 h4 {: b/ q+ Y6 \5 \7 D9 k
 今日もまた白紙が配られる。
 ; {7 w9 p0 \" R+ T4 n# r8 M3 I" E犯人が見つかるまでやるらしい。
 " t, z+ b5 ~) o7 t7 J. x9 m; I犯人はヒロ達なのに…。0 Q6 e" t, S% H7 r1 \
 でもそれを紙に書くことは出来なかった。
 ; a( {) t- K( Z; s大好きなヒロを裏切るなんて出来ない。
 4 ?  c. {/ O5 c: ~* C5 H8 q今日もまた白紙で提出。きっとこれからもずっと…。
 % K; t/ r) Z: \夜、家でテレビを見ていたら家の電話が鳴った。/ K" L0 E+ C# F! _: D9 M0 o/ O
 ♪トゥルルルルルル♪
 + _* D0 X6 k; v# _1 \% H, k2 T6 R/ Z『もしも…あっ先生!!』
 5 R4 R- t3 b1 O1 {3 e担任の先生だ。
 . A& A4 U* X6 N2 @3 g$ u『おっ美嘉か?』+ K2 r! Y1 n$ c! a* I3 u
 『先生どうしたんですか~??』2 o; C4 q# ^8 g
 『美嘉にちょっと聞きたい事があるんだが、正直に答えてくれるか?』
 8 ~7 V. |5 T4 E$ y3 H8 R0 o『…はぁ…?』
 6 I2 U/ {$ ^, P) p: U『例の男子トイレの件、今日白紙渡したろ?それに何か書いたか?』
 1 [& O- u1 Q& V) q3 V; W『書いてないけど…』
 ! n0 V5 [7 `2 n8 e5 p# b2 f『その紙に【犯人知ってるけど、言えない】って書いてあったけど美嘉じゃないのか?』8 t% `* q" `' A! h) l
 直感した。+ E6 S' J, g2 y, ^
 それを書いたのはアヤだと…。7 u4 u% e  s7 S! }+ e1 n4 @
 だって5 K( ?7 F8 m4 L- F& J' C
 犯人を知ってるのはアヤと美嘉しかいないもん。
 ( n- J( `, f1 @+ r+ J0 C: l+ Rノゾムが犯人だってバレるかもしれないのに…
 5 b+ D% J2 w; Q1 ?4 u% Vアヤは大人だなぁ。
 , z/ ?2 ]' s- p: n, c" |/ kでもね、美嘉はヒロを裏切るなんてできないの。; w: g/ |9 L* l! \$ W! T
 まだ子供だから。" E6 l4 G/ I+ T& @7 M# q
 『…知りません』5 P$ {8 b% n- j8 s) v: b7 Z6 Y/ f; C0 k
 罪悪感のせいか. F  D( V  L3 j+ Z1 G
 声が裏返る。0 I- u& h; F: @
 『そうか…すまなかったな。でも、何人か犯人の名前を紙に書いてくれた人がいたんだ。今からその生徒が保護者と学校に来るんだ。それじゃあまた明日な!』4 }* t) \- a2 T8 V' X
 電話は切れた。* A2 e+ {5 k# Q' I; x; _
 犯人を書いた人がいる?ヒロ達…& @: D4 S0 Z$ |0 }( |
 学校に呼ばれたのかな。
 i, O0 Z5 h9 h, r) h家の電話を切ったと同時に、PHSが鳴った。9 q2 i5 d9 h/ c1 P! P% c! z
 ♪プルルルルルル♪+ }: t7 f6 H: j' \
 着信:アヤ- U$ A7 S% t* k, o' ?, z% ~
 アヤだ。
 / n" R3 q$ C3 j) c! v3 ?2 hきっとアヤも先生から電話来たんだな…。
 / p+ G$ U, D9 p! _『もしもーし』
 # a. h, x+ T- X+ N/ Z! f4 B+ Z『あ、美嘉?さっき先生から電話来なかった?』3 }2 n6 O; r% r, I0 I
 『来たよ~!アヤも来た?ノゾム達やばくない??』% q; a2 T% c+ @2 F$ v/ h. R  q
 『それがさっきノゾムに電話したんだけど、ノゾムは呼び出されてないみたい。それで聞いたんだけど、タツヤが学校に呼び出されたみたい…』
 ' ^4 q+ J+ q, o7 J『えっ?なんで?なんでタツヤが??』! i6 v6 f# `4 I1 M; r+ ^5 ?' q, g, n& G
 動揺が隠せない。
 4 i- d! {+ a/ t7 j+ c; ?だってなんでタツヤが…?9 G$ g4 A; R* D, s
 するとアヤは真実を話し始めた。
 - c& h9 H& H. ^4 B6 J/ J0 R『なんか~さっきノゾムから聞いたんだけどタツヤさ~美嘉と仲良かったじゃん?それでヒロ君がキレてて…この前二人が喧嘩した時あったでしょ?あの後ヒロ君がムカついてトイレの窓割ったみたい。キレたのはタツヤのせいだからってヒロ君のグループ全員で無記名の紙にタツヤの名前書いて、タツヤのせいにして…』
 + i6 X' w( I4 s1 D- C; ]0 Z/ x" Bアヤが最後まで言い終わらないうちに電話を切り、学校に電話をかけ直した+ |; X& I7 p& H3 Q" w
 ♪プルルルルルル♪/ p3 @  S& C! X  m# Z
 ガチャ6 r" z$ R$ `3 _5 W& z, V# ~6 ~
 『もしもし?先生?』3 c9 i2 p; {) s2 v  w; Q, I8 A2 W
 相手も確かめずに電話をかけたが、運良く担任の先生が出る
 / E) x& e2 e. W  V5 c' W『美嘉か?どうした?』
 ' G/ q% k! k% q6 D『タツヤが呼び出されたのは本当??』# C8 i) N: A: G6 r& ]
 『あぁ。今から保護者と学校に来るぞ。』
 h& b7 I' l7 f9 f; B# G; m8 ?『あの、ハッキリとは言えないんですけどタツヤは犯人じゃないです。タツヤを疑うのはやめて下さい…』: H( {9 p+ G# G6 p  L9 D. l
 一瞬沈黙になり、先生は再び話し始めた。) `; p) ?5 A8 V  `
 『先生もタツヤはそんなことしない奴だと思ってる。でも紙に名前を書かれたのは事実でな…本人が否定すれば大丈夫だ』! b8 K$ V! c+ B& P/ z: v; N* j
 『犯人は…本当の犯人は…』
 : @' Y( k8 `% T1 I) X一度開いた口をぎゅっと噛み締めた。8 D$ l% p7 |# h( g+ A4 }
 タツヤは犯人じゃない。
 L' _9 g( G  N) |  Oでもヒロを裏切っていいのだろうか。9 ]" _2 l( W" A3 R2 y8 k) H
 美嘉は…( I5 ^5 z- J$ I1 D+ U" ?# }6 ~
 弱虫で卑怯な人間だ。
 3 k1 Y/ }3 u* P学校にかけた電話を切り学校に向かって走った。3 c, r0 F8 n8 y" [$ ^
 着いた頃にはもう外は真っ暗で校内は静まり返り3 s  {, }8 [: Q9 C6 \$ k( F: j
 タツヤもすでに帰ってしまったみたいだ。
 7 a# G" I* v0 g) v* ~偶然通りかかった音楽室を見て、タツヤに悩みを打ち明けた時の事を思い出していた
 / r1 I  u6 {3 j0 K先生に本当の犯人がヒロだって言えなかったから…タツヤは…。
 # b- d( W3 p/ ^# W7 iタツヤは犯人じゃない。
 7 i) [, _" @( L' t2 eだからまた学校に来れるよね??, y8 u5 T& f- H2 w4 r
 また話せるよね??" }5 r1 \0 ]$ E1 a: |, P
 もしタツヤが学校に来たらその時は先生に正直に全部話すから。
 - s+ w0 d0 |* Y" M! D本当の犯人はヒロ達だって…。
 % Q, O" R# M. C$ L" O# @しかし次の日もその次の日もタツヤは来なかった。
 ! Y$ \& I/ N* }. q8 w鼻がまだ治らないのかもしれない。
 * A: R# q- l: a; Y$ ^最近は連絡もこないし…) X, \- a+ C2 \$ q9 ?- V7 e
 トイレのガラス事件について先生は何も言わなくなったし# h! u2 q9 E1 |3 z$ I( z  P# A
 白紙も配られなくなった
 0 i- w# \  g0 w0 Y/ N% U手首の傷も治り、リストバンドもはずせるようになった頃…, e  q+ r% {' p8 J, s, @
 朝の挨拶で先生が言った
 % h, _: V7 |8 b8 s& `「タツヤが学校をやめました。」, f2 s" p6 L' \8 y; c4 U' G& L
 クラス中がざわめき、みんなは口々に言う。
 " P' F" o2 q' \( S「えーなんで?」. G; y; D5 x) M1 A  I9 m/ r
 「どーして?」
 - k; Y# k) R% ?1 Y% U「個人の理由だ。」2 ^* \/ y8 v" ]: V& Z
 冷静に答える先生。3 d' [( \( f, s% U( S
 個人の理由??" o- Y4 l* y! C' a
 何それ!!6 p0 B5 M5 K. p; }9 D
 美嘉とアヤは朝の挨拶が終わると、真実を知るため職員室へと走った。
 0 p3 I. Q7 B7 D6 r「先生!!」
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