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发表于 2004-12-23 06:42:49
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12月23日
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新潟の地震の被災地に雪が積もった。〈空ひびき土ひびきして雪吹ぶくさびしき國ぞわが生まれぐに〉。地震後に、合併で魚沼市となった旧堀之内町出身の歌人、宮柊二(みやしゅうじ)の作である。
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: I" x& I- k M: H, J3 o この歌を刻んだ石碑が、母校の堀之内小学校に立つ。地震で倒れ、クレーンで戻した。宮さんが作詞した校歌を掲げた体育館は強度が落ち、危険で使えない。昨日は終業式で、いつもなら体育館で午前中に開くのを、各教室で午後からにした。地震後に休校にした分を少しでも取り返そうと、午前を学習にあてたという。 9 P w, x* w+ E1 d* |/ }
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児童が校歌を歌う時、教室のテレビに歌詞が流れた。「あざやかに 立ち並ぶ 三つの山……」。3番に、こうある。「限りなく 星光る 冬の空 ふるさとの空は教える ゆめもって 寛(ひろ)く大きくあれと」 . ]; S& o- a1 j
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「星光る」からは、今年、長野の高原で初めて星の光を見たという盲学校生の記事を思った。4歳で失明し、2年前に口の粘膜から「角膜」を作る手術を受け、視力を得た。白い瞬きが、彼女の一番星だった。長野と山続きの新潟の冬空に、星は限りなく光るだろうか。
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3 r5 R, u8 Q ~" k 宮さんは、郷里の学校の校歌を幾つも書いた。「青空をわたって行くよ 白い鳥 空高く ゆっくり大きく力づよく わたってゆくよ われらも 行こう 心つよく 心たかく」(長岡聾(ろう)学校) 4 l0 {! W$ J7 z! ^# @
0 m& R, b5 {- i3 o- _9 |/ a 86年に他界した時、歌人の近藤芳美さんが、宮さんの作風を「自分の内面を見つめ、人間の孤独をうたい続けた」と述べた。内面の凝視から生まれた人間への寛くやわらかな励ましが、校歌の向こうから聞こえてくる。 |
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