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发表于 2004-11-5 13:09:01
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11月(じゅういちがつ)05日(にち)付(づけ)
/ I/ h& s( ]! ^5 V. U: [ アメリカ――保守(ほしゅ)化(か)の波(なみ)が心配(しんぱい)だ3 d* L$ d* B8 u4 f" K* N
3 _0 c7 w. I% P8 U 「私(わたし)と大統領(だいとうりょう)は米国(べいこく)の分裂(ぶんれつ)の危機(きき)について話(はな)し合(あ)い、統合(とうごう)のために共通(きょうつう)の基盤(きばん)を見(み)いだして共(とも)に進(すす)む必要(ひつよう)性(せい)を認(みと)め合(あ)った」(ケリー上院(じょういん)議員(ぎいん)) - n3 T; Q7 Q: |6 r, g
% g1 J. l. p1 }$ \ 「我々(われわれ)は一(ひと)つの国(くに)、一(ひと)つの憲法(けんぽう)、一(ひと)つの未来(みらい)を共有(きょうゆう)している」(ブッシュ大統領(だいとうりょう)) 0 @; b6 Q/ m8 l) E1 w; K
' Q _, m2 j, d. ^4 ]' k 再選(さいせん)を果(は)たしたブッシュ氏(し)と敗(やぶ)れたケリー氏(し)は、ともに米国(べいこく)の「統合(とうごう)」を国民(こくみん)に訴(うった)えた。それほどに激(はげ)しく対立(たいりつ)した選挙(せんきょ)戦(せん)だった。 ! s8 D3 {5 Z7 r) J/ a, q
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選挙(せんきょ)戦(せん)を振(ふ)り返(かえ)ると、ケリー陣営(じんえい)がイラク戦争(せんそう)の失敗(しっぱい)や失業(しつぎょう)の増加(ぞうか)などブッシュ政権(せいけん)の政策(せいさく)を批判(ひはん)し、無党派(むとうは)層(そう)や共和党(きょうわとう)の穏健(おんけん)派(は)を取(と)り込(こ)もうとした。これに対(たい)して、ブッシュ陣営(じんえい)は妊娠(にんしん)中絶(ちゅうぜつ)の禁止(きんし)や同性(どうせい)の結婚(けっこん)の禁止(きんし)など倫理(りんり)的(てき)、宗教(しゅうきょう)的(てき)な価値(かち)観(かん)を強調(きょうちょう)することで、保守(ほしゅ)票(ひょう)の掘(ほ)り起(お)こしに努(つと)めた。
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. }8 Q8 n. Y% [: R- J8 M, E7 Y O* m その結果(けっか)、投票(とうひょう)率(りつ)は60%前後(ぜんご)となり、この国(くに)としては非常(ひじょう)に高(たか)い水準(すいじゅん)となった。メディアの出口(でぐち)調査(ちょうさ)によると、リベラルでも保守(ほしゅ)でもないという中間(ちゅうかん)層(そう)は55%がケリー氏(し)に投票(とうひょう)した。その一方(いっぽう)、投票(とうひょう)者(しゃ)の22%を占(し)める人(ひと)が最(もっと)も重要(じゅうよう)な問題(もんだい)として「道徳的(どうとくてき)な価値(かち)」をあげた。 / [" K" T8 w4 `7 F
) Y: K/ j. I3 G& ?, r どちらの作戦(さくせん)も効果(こうか)があったということだが、ブッシュ陣営(じんえい)のほうが一(いち)枚(まい)上手(じょうず)だった。前回(ぜんかい)の選挙(せんきょ)で、対立(たいりつ)候補(こうほ)のゴア氏(し)に総(そう)得票(とくひょう)数(すう)で50万(まん)票(ひょう)余(よ)の差(さ)をつけられたブッシュ氏(し)は今回(こんかい)、史上(しじょう)最高(さいこう)の票(ひょう)を獲得(かくとく)し、ケリー氏(し)に350万(まん)票(ひょう)余(よ)の差(さ)をつけた。 " r& ]0 O4 y9 u; O0 A+ g1 r( G8 Y
% C$ F0 i5 `/ w" H3 Q; \5 z" } ブッシュ戦略(せんりゃく)は、勢(いきお)いを増(ま)していた保守(ほしゅ)化(か)の波(なみ)をさらに勢(いきお)いづけ、上院(じょういん)や下院(かいん)で共和党(きょうわとう)が議席(ぎせき)数(すう)を伸(の)ばすことにもつながった。行政府(ぎょうせいふ)であるホワイトハウスと立法府(りっぽうふ)の議会(ぎかい)が組(く)み、思(おも)い切(き)った政策(せいさく)を実行(じっこう)する素地(そじ)ができたことになる。 ! O* }5 l2 w5 p8 k2 Y7 {) Z
4 e! m* q p+ T4 x# G 大統領(だいとうりょう)は共和党(きょうわとう)大会(たいかい)での受諾(じゅだく)演説(えんぜつ)で、何(なん)度(ど)も改革(かいかく)という言葉(ことば)を使(つか)い、教育(きょういく)や医療(いりょう)、福祉(ふくし)などの充実(じゅうじつ)を約束(やくそく)していた。2期(き)目(め)こそ、「思(おも)いやりのある保守(ほしゅ)主義(しゅぎ)」の政策(せいさく)を実行(じっこう)しようという意欲(いよく)を示(しめ)したものだろう。 8 ^1 a, Y2 P: T6 U
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とくに、医療(いりょう)保険(ほけん)に入(い)れない人々(ひとびと)に加入(かにゅう)の機会(きかい)をふやす施策(しさく)は急務(きゅうむ)だ。こうした改革(かいかく)は大(おお)いに期待(きたい)したい。
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3 Q/ O/ D1 D$ H+ G; b 懸念(けねん)されるのは、国民(こくみん)の支持(しじ)、議会(ぎかい)の多数(たすう)与党(よとう)に過信(かしん)して、保守(ほしゅ)的(てき)な価値(かち)観(かん)や信仰(しんこう)心(しん)で、異(こと)なる考(かんが)えの人々(ひとびと)を無視(むし)して突(つ)き進(すす)むことだ。文化(ぶんか)や歴史(れきし)の違(ちが)いをわきまえず、自国(じこく)の考(かんが)えを押(お)し付(つ)ければ、反発(はんぱつ)が起(お)きるのは当然(とうぜん)で、イラクの混乱(こんらん)の一因(いちいん)にもなっている。
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国内(こくない)政策(せいさく)でも、医療(いりょう)の先端(せんたん)分野(ぶんや)のひとつである胚(はい)性(せい)幹(みき)細胞(さいぼう)の研究(けんきゅう)に対(たい)して、倫理(りんり)的(てき)な観点(かんてん)から厳(きび)しい制約(せいやく)を設(もう)けていることには、保守(ほしゅ)層(そう)からも批判(ひはん)が出(で)ている。減税(げんぜい)も規模(きぼ)が大(おお)きくなれば、財政(ざいせい)赤字(あかじ)を膨(ふく)らませるばかりでない。富裕(ふゆう)層(そう)への恩恵(おんけい)が貧困(ひんこん)層(そう)の不満(ふまん)を招(まね)くことにもなりかねない。 9 Q. n- L4 I C/ L, h. O0 o
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保守(ほしゅ)に頼(たよ)って再選(さいせん)を果(は)たした結果(けっか)、力(ちから)を増(ま)した保守(ほしゅ)の大波(おおなみ)が抑(おさ)えられなくなる。そんな事態(じたい)に陥(おちい)らぬよう、全体(ぜんたい)の均衡(きんこう)にも目配(めくば)りしてもらいたい。
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* Q; M' r- ]. o, v- f v--------------------------------------------------------------------------------5 P+ J {5 a4 [: d8 ~
9 J+ r% S; F- y& s DNA捜査(そうさ)――ルールを定(さだ)めて活用(かつよう)を
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$ `% j4 M; t$ r+ P) t$ f9 K: a3 \ 過去(かこ)に逮捕(たいほ)された人(ひと)のDNA型(がた)を全国(ぜんこく)共通(きょうつう)のデータベースにする構想(こうそう)を、警察庁(けいさつちょう)が進(すす)めている。犯罪(はんざい)現場(げんば)に残(のこ)された血痕(けっこん)や毛髪(もうはつ)のDNA型(がた)と照(て)らし合(あ)わせ、犯人(はんにん)の特定(とくてい)に結(むす)びつけようというのだ。
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7 |: B p! I, S, O: X3 A+ k DNAは、内部(ないぶ)の構造(こうぞう)が文字(もじ)のように連(つら)なり、遺伝(いでん)情報(じょうほう)を伝(つた)える。特定(とくてい)の文字(もじ)パターンが繰(く)り返(かえ)される部分(ぶぶん)が何(なん)カ所(しょ)かあり、人(ひと)によって回数(かいすう)が違(ちが)う。その回数(かいすう)を組(く)み合(あ)わせたのがDNA型(がた)だ。
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% m$ B5 d# }8 i, Q: R: z/ } 今(いま)の分類(ぶんるい)法(ほう)では、同(おな)じ型(かた)の人(ひと)は1億(おく)8千(せん)万(まん)人(にん)に1人(にん)しかいない。親子(おやこ)の鑑定(かんてい)にも使(つか)われている。 - H D* J% `# ^; W
, p$ Z8 i0 v+ L J* J 捜査(そうさ)で個人(こじん)を確認(かくにん)する主(おも)な決(き)め手(て)は指紋(しもん)だ。刑事(けいじ)訴訟(そしょう)法(ほう)に基(もと)づき、逮捕(たいほ)された人(ひと)は全員(ぜんいん)指紋(しもん)を採(と)られる。現在(げんざい)800万(まん)人(にん)の指紋(しもん)のデータベースがあり、全国(ぜんこく)の警察(けいさつ)がコンピューターで検索(けんさく)できる。 * r( R1 e! ?; x- l
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指紋(しもん)が残(のこ)っていなくても、犯人(はんにん)の血痕(けっこん)や毛髪(もうはつ)があれば、DNA型(がた)がわかる。ただ、過去(かこ)に逮捕(たいほ)された人(ひと)たちのデータベースがないと、それと突(つ)き合(あ)わせて犯人(はんにん)を割(わ)り出(だ)すことはできない。
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逮捕(たいほ)者(しゃ)から採血(さいけつ)してDNA型(がた)を鑑定(かんてい)し、犯罪(はんざい)現場(げんば)から採(と)ったDNA型(がた)と照合(しょうごう)することは今(いま)も行(おこな)われている。採血(さいけつ)にはそのつど裁判所(さいばんしょ)の許可(きょか)が必要(ひつよう)で、昨年(さくねん)は、千(せん)件(けん)余(あま)りの事件(じけん)でDNA型(がた)の鑑定(かんてい)が捜査(そうさ)に使(つか)われた。
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そうしたDNA型(がた)は各県(かくけん)の警察(けいさつ)本部(ほんぶ)によって個別(こべつ)に管理(かんり)されている。その垣根(かきね)をなくし、指紋(しもん)と同(おな)じように全国(ぜんこく)的(てき)なデータベースをつくれば、もっと捜査(そうさ)に役立(やくだ)つ。とくに、現場(げんば)に血液(けつえき)や体液(たいえき)が残(のこ)りやすい殺人(さつじん)や強姦(ごうかん)事件(じけん)では、容疑(ようぎ)者(しゃ)の割(わ)り出(だ)しに威力(いりょく)を発揮(はっき)するだろう。 5 }- {* C' O( q$ T, l
8 ]0 Z* ^* U: b8 v 問題(もんだい)は、逮捕(たいほ)者(しゃ)のうち、誰(だれ)から採血(さいけつ)してデータベースをつくるかだ。 " U& V6 B: Z- {0 p
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指紋(しもん)と同(おな)じように扱(あつか)えばいい。そう考(かんが)える人(ひと)がいる一方(いっぽう)で、軽犯罪(けいはんざい)や過失(かしつ)の交通(こうつう)事故(じこ)で逮捕(たいほ)された人(ひと)からまで採血(さいけつ)するのは行(い)き過(す)ぎだという人(ひと)もいる。
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慎重(しんちょう)論(ろん)が出(で)るのは、DNAが個人(こじん)情報(じょうほう)のかたまりだからだ。
4 f6 c; x5 _! w- M9 C7 C1 [: q; Y2 _0 j" v1 x2 r
鑑定(かんてい)するのはDNAまるごとではなく、遺伝(いでん)に関係(かんけい)ないとされる部分(ぶぶん)に限(かぎ)る。型(かた)の数字(すうじ)だけを記録(きろく)し、血液(けつえき)は廃棄(はいき)する。そう警察庁(けいさつちょう)は説明(せつめい)する。個人(こじん)情報(じょうほう)の秘密(ひみつ)を侵(おか)すことはないというのだ。
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しかし、データベースに入(い)れる対象(たいしょう)者(しゃ)の範囲(はんい)は法律(ほうりつ)できちんと定(さだ)めるべきである。「捜査(そうさ)に必要(ひつよう)な場合(ばあい)」というようなあいまいなことでは、不安(ふあん)がぬぐえない。そもそもDNA型(がた)の利用(りよう)は犯罪(はんざい)捜査(そうさ)に限(かぎ)るべきことは、言(い)うまでもない。 5 J2 C4 @2 Z( p
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手掛(てが)かりになるのは外国(がいこく)の例(れい)だ。国際(こくさい)刑事(けいじ)警察(けいさつ)機構(きこう)の2年(ねん)前(まえ)の調査(ちょうさ)では、41カ国(こく)がDNA型(がた)のデータベースを持(も)つ。 " E6 W6 m7 G; L+ T( ?0 t
0 K o* e# f f 英国(えいこく)では、有罪(ゆうざい)が確定(かくてい)した人(ひと)らを登録(とうろく)し、その数(かず)は200万(まん)人(にん)を超(こ)える。ドイツでは重大(じゅうだい)犯罪(はんざい)を再(ふたた)び犯(おか)す恐(おそ)れがあると裁判所(さいばんしょ)が認(みと)めた人(ひと)らが対象(たいしょう)で、こちらは約(やく)20万(まん)人(にん)だ。
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議論(ぎろん)はこれから始(はじ)まる。多(おお)くの人(ひと)が納得(なっとく)する制度(せいど)をつくることが、社会(しゃかい)を犯罪(はんざい)から守(まも)ることにつながる。 |
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