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楼主 |
发表于 2009-9-30 22:33:56
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考えてみると、だれでも会社へくると一生懸命作業をしている。ところで、この作業の内容をよくみると、たとえば、品物をあちらへ積んだり、こちらへ並べたり、部品をパレットから小出しに出してみたり、まとめてみたり、およそ工程の進みとは無関係な作業に汗をかいている場合がある。また、非常な速さで次から次へと製品を造り出しているが、その半分くらいは不良品で手直しを要したりする。これらは一生懸命やっているが、付加価値に結びつかない効率の悪い例である。これではせっかくのエネルギーの浪費であり、作業者にとっても真に力を活かしたことにならない。
作業のやり方を決めるのは現場の監督者であり、この作業の効率が悪いということは、管理、監督者、スタッフの責任である。管理、監督者やスタッフは、日頃から作業者のおこなっている作業の内容が、効率の高いものであるよう改善し続けなければならない。
次に、改善のための努力が続けられ、この結果、生産効率が高くなって従来より相対的にたくさんのものができるようになったとしよう。このような場合,わたしたちは改善前に比べて仕事の能率が上がったという。
能率とは一定時間内(たとえば、一時間当たり)に何人で何個作ったか、という出来高を比較するときに用いられる。このとき、基準(標準)になるのは、前月とか過去6カ月平均とか、これまでの実績の中から作られることが多い。「今月は標準に対して15%能率がが上がった」というような使い方をする。したがって、効率とちがっで能率の場合は100%をこえることもありうる。
一般に、仕事の成果と労力の割合を率で表わしてみるやり方は、企業の中のあちこちで見受けられる。たとえば、「能率」以外にも「稼働率」とか.「労働生産性」とか、
「SPH(時間当たり生産高)」とかいったものも、すべで効率よく仕事が進んでいるかどうかの評価の「ものさし」として使っている。
こういう「ものさし」で仕事の成果をはかる場合、特に注意しなけれぱいけないことが2~3あるので、次にこれについて述べる。
(イ)稼働率にしてもSPHにしても、これを上げること自体が目的ではない。
やはり、われわれの目的は原価の低減である。
あらゆる条件を無視して稼働効率を上げたり、SPHを高くしたりすることは、場合によっては原価を高めてしまう。たとえば、ライン稼働率を上げために、少々の設備故障ならカバーできるくらい中間仕掛品を各工程に持つとか、前工程の欠品の影響を受けないように、全種類の部品をたくさん持ち、仕掛方法も部品のそろっているものを組むといったやり方を採用すれば、多分、稼働率は上ると思われる。しかし、このやり方では原価を高める場合の多いことが、過去30年の現場管理の体験でわかっている。だから、これらを用いるときは、常に目的に合致しているかどうかを明確にし、各種の条件を把握してはじめて有効な「ものさし」として使用できることを記憶する必要がある。
(ロ)能力をどう見るかということは非常に大切である。
機械設備であれば、最高能力は一般にマシンサイクル(連続打ちの時間)である。現在使用している機械が、能力としてどの辺にあるかをはっきりと見わけておくとともに、必要ならば能力は上げることができるという意識でみる必要がある。
人の場合は、動きと働きを分けてみることが必要である。作者がサイクルタイムの中で動きっぱなしに動いても、それが本当に必要なものと、そうでないものに普通は分けることかできる。前者は付加価値を高めている動き(これをトヨタ式生産システムでは働きといい、単なる動きと区別している)およぴこれに関連して欠かすことができない動きであり、後者はそれ以外の動き、すなわち、省いても何の支障もない動きである。
これをムダと呼ぷ。 |
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