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发表于 2009-9-30 23:02:58
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このチェイン、コンベアを利用して、多種の部品を運搬する場合、「いつ、どの部品を、どれだけつりさげたらよいか」を間違いなくやるためには、チェイン、コンベアの都合のよいところに、部品を指定する表示物を適当な間隔に吊り下げておき、表示してある部品しかつらないようにすれば(これを指定席という)、コンベアと一緒に指定席がぐるぐる回って、必要な部品の円滑な引取りと、供給ができる。
この指定席は、前記の機能を備えたかんばんの一種であって、このようなかんばんの使用により、われわれはきわめて有効にかんばんを活用できるのである。
3-3こんなものにも「かんばん」が使える
前項では、かんばんその物はなくても、かんばんがいろいろな形で存在することを知った。
続いてこの項では、「かんばんはこんなものを管理するのにも使える」ということを一例をあげて説明する。
プロペラシャフトには、バランス、ウエイトを取り付けている。
このバランス、ウエイトは5種類あって、プロペラシャフトの回転ムラの程度により、その中から必要なものを選び出して取り付けるのであるが、もちろん、ムラがなければ1個も取り付けなくってよいし、場合によっては何個も取り付けなければならない。
そのために普通の部品のように生産計画があればその使用量がわかる、というような代物ではない。
したがって、このような部品は、よほどうまく管理しないと、一方ですぐ特急品が出る反面、他方では不要な在庫がどんどんたまってしまう。
そのため仕掛計画や運搬計画も頻繁に変更せざるをえなくなり、結局、バランス、ウエイトの生産→運搬→使用のすべての工程において、居候と紙(資)料が続々生産されるハメに陥ることになる。
事実、この工程においては、かんばんが導入されるまでは、いろいろな苦労をしてみたが、結局、うまくいかず「こんな部品の場合はしょうがない」とあきらめていたのである。
この全工程をうまく管理するためには、まづ第一に、各工程にある5種類の部品の在庫数を、いつも正確に把握しておくこと、次に、この在庫の実態を常に反映させて、特急や過剰在庫が生じないような仕掛や運搬をすることが必要である。
そして、このような目的を達成するために、この工程にかんばんが導入された。
その結果、従来あった問題点は解消され、余分な死(資)料なしで、仕掛、運搬、在庫管理はスムーズにおこなえるようになった。
すなわち、①現物にかんばんを取り付けることによって、現物がいつも正確に確認できるようになった、②かんばんが工程間をグルグル回ることによって、いつも必要な順序で、仕掛や運搬ができるようになった、③その結果、5種類の在庫量がよりコンスタントに保てるようになり、結局、在庫量を大幅に減少することができたのである。
この例が貴重なのは、往々にして「かんばんは、毎日安定して使用される部品の管理にしか使えない」と考える人がいるからである。
確かにかんばんのルールにおいても、「生産の安定化、平均化」は大きな条件になっているが、だからといって「引取りの安定した部品でないと、かんばんが使えない」ということにはならない。 |
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