|
|
发表于 2006-4-19 10:25:32
|
显示全部楼层
2006年04月19日(水曜日)付
8 G/ v6 G: S# j- ?( q @# }0 N# ?1 D& w1 a9 s2 I
作家の宮部みゆきさんは昔、速記者をしていたことがある。いわば自分を消すこの仕事を、ある対談で「忍びの世界」になぞらえていた。「歴史の影に生きるわれら、みたいな(笑)」(『知的〈手仕事〉の達人たち』大日本印刷)。
" L- V+ u& h+ W
/ @1 p' u- W) i/ |5 v; f, Q 宮部さんの短編「ドルシネアにようこそ」は、速記者を目指す青年が主人公だった。座談会や講演会のテープ起こしのアルバイトをしながら、速記の試験で一級に挑む。試験の直前になると、何を見ても、頭の中で速記文字になおしてしまう。「息抜きにビールを飲んでも、ラベルの文字を見ると、ぱっと速記文字が浮かんでしまう」; y7 P l9 ]0 f- F; L; P
4 [6 v- V" x4 ]( U# ~! Z2 I 議会や裁判所などで広く使われてきた速記だが、コンピューターによる音声自動認識などにとって代わられようとしている。国会では、1890年の第1回帝国議会以来、100年以上速記が続いてきたが、05年度には速記者の新規養成をやめた。
9 h+ z, y5 c/ n# i4 b i3 J; P, T( m' W* v0 @" D4 k) A9 I
世界の速記の歴史は古く、古代ローマの速記奴隷・アステリスをたたえる墓石には、こう記されている。「君はすばやく蝋(ろう)板を取り出し、見よ!、言い終わらない間に、いな考えていることすらもすでに書きとめている」(兼子次生『速記と情報社会』中公新書)。
7 U: J& q, \" R- M5 r2 E3 N8 p% l( P. Q6 U7 @' o: H% L8 P% I
巻末には、間違えやすい言葉どうしの例が載っている。「預かって・扱って」「指名される・示される」「一日に千人・一日二千人」「いいことない・いうことない」
0 \, `+ }6 R; Y4 f$ X( I
- | d. G5 M8 `0 j3 v7 W8 n# x 瞬時に聞き分けて瞬時に記すためには、それこそ忍びのような鍛錬が要るのだろう。そんな技能が消えゆくのは、ややさびしい気もする。 |
|