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发表于 2006-7-28 18:32:12
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【天声人語】2006年07月28日(金曜日)付 - \) H! }. h: _, }! c) L! l
; t, U9 G1 U E/ O「おまえの手紙はたいへんうれしい。しかし返事がなかなか書けない。時間があっても、私を熱情にまでかりたてる語学への愛情が、休息をあたえないから」。トロイの遺跡の発掘で知られるシュリーマンが、妹に送った手紙だ。「私は今では一五か国語を話したり書いたりすることができるようになった」(『古代への情熱』岩波文庫・村田数之亮訳)。% I- q) |9 A$ e" ^
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数学者で大道芸人のピーター・フランクルさんも、語学に情熱を燃やした。大学で講義ができる程度に話せる言葉は12カ国語もあるという。そのフランクルさんが、自著『美しくて面白い日本語』(宝島社)で「日本語ほど難しい言語は他に見たことがない」と書いている。
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$ b; \! Q: {1 S 漢字の多さや読みの複雑さの他に、敬語の難しさをあげる。日本人にとっても敬語を使いこなすのは容易ではない。文化庁の「国語に関する世論調査」では、「敬語が難しい」と感じている人が全体の3分の2を占めた。
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「お」の付け方の調査がある。お菓子、お酒、お米は多数派で、おビール、おかばん、お手紙は少数派だった。
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$ q! N/ B; a4 N, G* @ 半々に分かれたのは、酢だ。おす、と聞けば雄(おす)も連想するが、すの一言だけでは、どこか心もとない感もある。確かに「お」の付けすぎは聞き苦しいが、表現の多様さもまた、日本語の妙味の一つだろう。
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「文化の大本である日本語の良さ、面白さ、楽しさ、複雑さなどを多面的に眺めて、それを改めて学んでみてはどうだろう」。言葉を、特技のジャグリング(西洋お手玉)のように操る、フランクルさんからの「お勧め」だ。 |
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