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发表于 2006-11-24 18:08:45
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【天声人語】2006年11月24日(金曜日)付
「いざなぎ景気」を超す最長の景気だと、政府は言う。しかし多くの国民にとっては、実感がないというのが実感ではないか。この景気を何と呼べばよいのだろうか。" n( G/ ]/ T. S, M' Z$ F+ H
0 {' ~) u4 d2 `) R 戦後の景気の名前の多くは神話に由来している。終戦の約10年後からの「神武景気」は、「神武天皇以来の景気」の意味だった。% n" x& z3 ?: z, J% k1 {' {
: g1 n( z* T& I 次の「岩戸景気」は、神武よりさかのぼる「天の岩戸」以来の景気、だった。「いざなぎ景気」は前の二つよりも長いので、日本の国をつくった神と伝承される「伊弉諾(いざなぎの)尊(みこと)」から付けられたという。
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80年代後半に始まった今で言う「バブル景気」の頃、本紙ウイークエンド経済編集部が景気の名前を募集した。一番多かったのは、やはり「バブル(泡)景気」で、好景気で浮かれている一握りの人以外には「吹けば飛ぶような」恩恵しかなかったという意見が多かった。「まぼろし」「ペーパー」「からくり」なども寄せられ、編集部の案は「アワおどり景気」だった。
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「岩戸」や「いざなぎ」の頃は、年平均の経済成長率が10%以上あった。焦土から立ち上がり、国際社会に復帰し、大量消費社会に突き進んでいった。がむしゃらな時代の息づかいが、「日本始まって以来」の思いと共に、景気に付けた神話の冠ににじんでいる。
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" f- ~- ~3 J$ } 今回の成長率は2・4%だという。数字には仕掛けもやらせも無いはずだが、「サクラ景気」が思い浮かぶのはあのタウンミーティングのせいか。数字の上だけの「見せか景気」、あるいは、好況と言われても晴れない「もやもや景気」なのかも知れない。 |
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