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发表于 2006-12-23 13:48:45
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【天声人語】2006年12月23日(土曜日)付
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3 c# v5 M- f, E$ Z永井荷風の日記「断腸亭日乗」には、税金に関する記述が繰り返し出てくる。税務署の指摘の細かさや厳しさについても記す。「楊枝の先にて重箱のすみをほじくるとは実にかくの如きことを謂ふなり」(『荷風全集』岩波書店)。
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昭和6年の日付だから70年以上も前だが、この感想には、そう古びた感じがしない。納税は憲法で定められた国民の義務だが、いつの世にも税の悩みは尽きないのだろう。& I- P, M; {, g' w
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古代の世界では、税の徴収は厳しく行われたという。エジプトにサッカラという都市があり、紀元前2300年ごろの浮き彫りに徴税の仕方が記されている。; \$ x3 ~2 ]* @& }
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3人の租税義務者が王の税務書記の前にひざまずき、もう1人の義務者が監視人に肩をつかまれ、むち打たれてひざまずかされている。違反者が柱に縛られ、むち打たれている場面もある(シュメルダース『租税の一般理論』中央大学出版部・中村英雄訳)。
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こんな体罰こそないが、むち打たれる思いで税金を納めている人も少なくないだろう。その税金の取り方を議論する政府税制調査会の、就任したばかりの会長が辞任に追い込まれた。「一身上の都合」が辞任の理由だという。東京都心の格安の官舎に妻以外の女性と暮らしていたとすれば、納税する側は釈然としない。6 {! m+ N% K: H% Q/ D
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『国富論』で知られるアダム・スミスは、租税の原則のひとつに「公平」を挙げた。税の基本を議論し取りまとめる立場の人に、不公平感を招く優遇はそぐわない。安倍首相が事情を知っていたかどうかは分からないが、任命責任は決して軽くない。 |
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