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发表于 2007-7-17 21:28:26
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2007年07月17日(火曜日)付
日本エッセイスト・クラブが編んだ『こころを言葉に』(集英社)に寄せた作品「いのち」で、柳澤桂子さんが書いている。「度重なる大量絶滅や、大型動物による捕捉を逃れて、われわれの祖先は進化してきた。それは、奇跡と幸運の積み重ねであり、今、地球上に生きている生物すべてのいのちが尊い所以(ゆえん)である」と。
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! c) b9 z+ P+ S2 y8 [: v3 k 地球と生物のせめぎ合いをいやおうなしに考えさせる、つらい連休になった。7月上陸では最強という台風が過ぎたら震度6強の揺れである。天の叫び、地のうなりは、多くの命と生活手段を奪い去った。8 R8 i8 _6 ^* e
* O) t9 `6 h6 X$ C# k; m きのうの地震は非情にも、3年前と同じ新潟県を襲った。台風の直後だからと待つこともなく、雨で緩んだ地盤を遠慮なく揺さぶった。原子力発電所から上る黒煙の映像に、肝を冷やした人は多いだろう。
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2 H6 x' u J5 \" ^ D! V 台風も地震も、何十億年と続く地球の営みだ。悔しいが、ヒトの歴史はその万分の一ほど。大気や大地の気まぐれに泣くたび、地球と生物のどうにもならない力関係を思う。
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. z E7 M B; g$ {( D! L 主人のように振る舞う人類も、実はこの惑星に間借りし、一瞬の文明を築いているにすぎない。とりわけ、天災列島の上で栄える国には、弱者としての自覚と備えがいる。そして、弱者に降りかかる災いを最小にすることこそ、文明を代表する政治の務めである。2 l5 e, P$ I6 G1 _1 K2 {
, ?( g4 ~: j& H: P) n* @ 長崎市で参院選の遊説中だった安倍首相は、直ちに地震の被災地に飛んだ。非常時の差配と責任は、与党であることの厳しさであり強みでもある。ここは選挙を意識することなく、ことに当たってほしい。 |
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