2007年07月19日(木曜日)付" f# t# m6 C4 [: T, w
* m& @# s& P+ H, {# K' L5 v 報道官を待つホワイトハウスの会見場に、予告なく大統領本人が現れた。97年春、けがで松葉づえ姿だったクリントン氏だ。重大発表かと身構える記者団に、重々しく「報道官も階段で転んだ」。4月1日の冗談と気づき、沸いた会場に松葉づえの報道官が笑顔で出てくる趣向だった。
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" H' x7 X& S& i) H7 X- f4 j5 [ A 連休明けの赤城農水相は、左のほおと額にガーゼや絆創膏(ばんそうこう)をはって現れた。会見での質問には「大したことはない」「ご心配には及ばない」「何でもない」の三言だけだった。
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実家の事務所費の件もあり、これだけ拒まれると勘ぐりたくもなる。空気を察してか、後から「肌が弱いので、かぶれたのかもしれない」とコメントを出した。それなら会見で言えば済んだ話だろう。
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0 M2 x- D0 ^- t' c3 H 閣僚であれば、記者会見は大切にしたほうがいい。機転と愛想で「絆創膏疑惑」を軽くさばけば、世評は動いたかもしれないのに、赤城氏は意固地で内向きな印象を深めてしまった。説明責任というより、政治家としての反射神経や器量の問題である。
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農水相は2枚だけだったが、大量のガーゼが必要となるような災害現場は、政治と社会の底力を試す。中越沖地震の被災地では、数千人が避難所で3日目の夜を過ごした。仮設住宅が整い始めるのは8月という。
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猛暑の中で、家の解体費用などを案ずるのはつらかろう。足元の苦境と闘う人々の気力は、明日への展望から生じる。まさに、政治家の器量が問われる局面だ。行政が今日の生活を支えるなら、将来を聞き、語り、動かすのが政治の仕事なのだから。 |