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【天声人語】2006年07月09日(日曜日)付
仙台市で今月6日、「歴史的町名復活検討委員会」の初会合が開かれた。「美しい響きをもった、昔の町名がなくなってしまったことに、さみしい思いをしている」。会の冒頭、市長はこう述べた。
仙台市在这个月的6号召开了首次“恢复历史地名研究委员会”会议。“那些非常好听的旧的地名被人们遗忘了,这实在让人感到惆怅。”在会议开头,市长发言道。
肴(さかな)町や本材木(もとざいもく)町など、伊達政宗の時代にまでさかのぼった町名の復活が検討される一方、懸念の声もある。住民にとっては、運転免許証などの住所を変更しなければならないし、名刺や会社案内の刷り直しも必要になるからだ。
在要恢复象肴街啊本材木街等可以追溯到伊達政宗時代的地名之事正被提上议事日程之时,反对的声音也出现了。原因是对于居民来讲,改地名就必须变更驾驶证等证件上面的地址,另外,名片和公司简介等也要重新印刷。
「住居表示に関する法律」が62年に施行されて以来、古い町の名前が全国で次々と消えていった。それを復活させようという試みが各地で始まっている。先駆けとなったのは金沢市だ。大坂冬の陣で活躍した藩士の名をとった「主計(かずえ)町」を99年に復活させた。推進条例を制定し、名刺などを刷り直す際に限度額内で補助する制度もつくった。
自1962年“居住相关法”实施以来,旧街名就相继在全国范围渐渐消失了。现在,各地方又开始尝试恢复这些街名。打头阵的是金泽市。1999年,取自活跃于大坂冬之战的藩主之名的“主计街”街名被恢复。金泽市为此制定了推行条例,还作了在限度内对重印名片等给予补助的规定。
大分県豊後高田市でも昨年、半世紀ぶりに昔の町名が復活した。長崎市は来年にも、長崎くんちの祭事に参加する単位の町名を復活させる見通しだ。
大分县丰后高田市也在去年恢复了已停用了半个世纪的旧街名。长崎市也计划在明年恢复参加长崎群地大巡游的各街道的旧名。
古い町名を知る人が少なくなり、現在の町名の方が定着しつつあるという側面もある。しかし、あまりにも個性のない名前が多い。「市街地の地名をみんな『中央』と名付けてしまった都市でも、遅すぎることはない。カネとヒマはかかるだろうが、自らの大切な拠り所である地名を取り戻そう」(今尾恵介『住所と地名の大研究』新潮選書)。
当然,旧街名知道的人越来越少,而现在的街名也慢慢固定下来了,这也是事实。不过,现在的街名很多是缺乏个性的。“恢复旧街名对于那些把街道都起名为‘中央’的城市来说,也为时未晚。尽管可能花费一些时间和金钱,但还是改回与自己生活息息相关的地名吧。(今尾恵介『住址与地名的大研究』新潮選書)。
住民の協力を得ながら、町の名前を考えていくことは、地域の人々のつながりを再生させるきっかけの一つにもなるのではないか。
在居民的协助下,考虑街道应如何定名,这难道不是重构一个地区的人们之间关系的一个绝好的契机吗?
[ 本帖最后由 reiuka2 于 2006-7-9 11:15 编辑 ] |
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