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天声人语(8,5)

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发表于 2006-8-5 14:51:22 | 显示全部楼层 |阅读模式
時には、うなったり、それにものを言わせたりする。消えるのも早いが、ためたり、ふやしたりもできる。しかし焼く、捨てるはまずないと思っていたが、それをやっていたという。
        偶会叮当作响,偶能驱使鬼推磨。用起来确如流水,却也能储存,增值。本以为不可能有人将其烧毁、丢弃,没想真有这种事发生。
(注:「金がうなる」本意是比喻持有的钱很多,但作者故意隐了主语,暂时这样翻着好了。)

岐阜県のほぼ全組織が、不正経理で4億6千余万円もの裏金をつくった。そのうち約500万円が焼かれたり、ごみに混ぜて捨てられたりしていたという。証拠隠滅のため、あるいは税金は他人の金と考えたのかも知れないが、紙幣を焼き、ごみに混ぜる姿は不気味でおぞましい。
        据报导,岐阜县差不多全部组织因会计造假共谋取了4亿6千多万日元的非法资金。其中约500万日元已被烧毁,或混入垃圾中丢弃。这样做的原因或是为了消灭证据,或是觉得税金反正是他人出的钱,然而焚烧纸币,将纸币混入垃圾中总让人感觉不正常,有点可怕。

「十三枚の緑色の紙切れをつかみ出し、赤黒い焔の中に投げ込んだ」。堀田善衛の芥川賞受賞作「広場の孤独」には、主人公が計1300ドルの紙幣を燃やす場面がある。「焔は新しい対象をえて、それが可燃かどうか調べるように一時焔を収めたが、見る見る青緑の火が長方形の紙幣のはしはしを嘗(な)めはじめた」
        “抓出十三张绿色纸片,将其投入黑红色的火焰中。” 堀田善卫荣获芥川奖的作品《广场的孤独》中有一处场景描写了主人公烧毁共计1300美元的纸币。“火焰攫获到新的对象,一时收敛了焰苗,仿佛在确认它是否可燃一般。然后看着看着,青色的火焰开始舔舐长方形纸币的各个边缘。”

舞台は戦後間もない東京で、金はそれまでの暮らしを捨てて新しい人生に飛び立つ資金になりうるものだった。焼いてその道を閉ざす。切迫した心理を描く手だてとして、あやしく燃える紙幣が効果的に使われていた。
        该作品的背景设定于战后不久的东京,金钱可以用作与过去断绝,开拓新生活的资金。将其烧毁这条门路也就断了。这些怪异地燃烧的纸币也为描写主人公急切的心理起到了有效的作用。

焼かれたという岐阜の裏金は、どんなあやしい燃え方をしたのだろう。諭吉が、あるいは漱石が焼かれてゆく様は、正視できない気がする。
        岐阜县被烧毁的非法资金又是用怎样奇怪的方式燃烧的呢?感觉真不敢正视谕吉,或是漱石遭到焚烧的样子。

 紙幣にも、寿命がある。日本銀行に戻った紙幣は、汚れや破損で選別され、不適当なものは裁断されるという。平均寿命は1万円札で3~4年程度、よく走り回って傷みやすい千円と5千円札は1~2年ぐらいだ。焼き、捨てるのは、その命を奪うことでもある。
        纸币也有其寿命。据说日本银行收回的纸币分选为脏币和破损币,不能再使用的纸币将被粉碎。其平均寿命为:1万日元纸币在3—4年的样子,流通量较大易受损的1千日元及5千日元纸币则在1—2年左右。将纸币烧毁、丢弃,也就意味着剥夺了它的生命。
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发表于 2006-8-6 19:18:53 | 显示全部楼层
烧毁纸币(天声人语060805)

時には、うなったり、それにものを言わせたりする。消えるのも早いが、ためたり、ふやしたりもできる。しかし焼く、捨てるはまずないと思っていたが、それをやっていたという。

   有的时候,多得咬手,可仗着它摆平一切。它要去,也很快,当然也可存起来,让它增殖。但总不会烧掉、扔掉它吧。嗨,还真有这样的事儿。

 岐阜県のほぼ全組織が、不正経理で4億6千余万円ものうら裏がね金をつくった。そのうち約500万円が焼かれたり、ごみに混ぜて捨てられたりしていたという。証拠隠滅のため、あるいは税金は他人の金と考えたのかも知れないが、紙幣を焼き、ごみに混ぜる姿は不気味でおぞましい。

   岐阜县几乎所有的政府机关,通过不正当财务弄了4亿6千万日元的黑钱。据说其中大约500万日元给烧掉、掺在垃圾中扔掉了。或许是出于销毁罪证的考虑,或许觉得这些钱来自税金反正是别人的,怎么着也不心疼。可是,烧纸币、将纸币掺到垃圾里行径,不由得叫人不寒而栗,且十分厌恶。

 「十三枚の緑色の紙切れをつかみ出し、赤黒い焔の中に投げ込んだ」。堀田善衛の芥川賞受賞作「広場の孤独」には、主人公が計1300ドルの紙幣を燃やす場面がある。「焔は新しい対象をえて、それが可燃かどうか調べるように一時焔を収めたが、見る見る青緑の火が長方形の紙幣のはしはしを嘗(な)めはじめた」

   “他捻出十三张绿色的纸片,扔进红黑色的火焰之中”。堀田善卫的芥川奖获奖作品——《广场的孤独》之中,就有描写主人公烧掉1300美元纸币的场面。“火焰得到了新的燃烧对象,似乎要检验一下它是否可燃似的,暂时收缩了一下,不一会青绿色的火舌就开始舔上纸币的边角了”。

 舞台は戦後間もない東京で、金はそれまでの暮らしを捨てて新しい人生に飛び立つ資金になりうるものだった。焼いてその道を閉ざす。切迫した心理を描く手だてとして、あやしく燃える紙幣が効果的に使われていた。

   小说的背景是战后不久的东京,那烧掉的钱正可用作告别以往的生活,奔向崭新人生的资金。烧掉了,也就关闭了新的人生之路。作为紧张的心理描写的手法来讲,略带怪异的烧毁纸币场面,有着很好的效果。

 焼かれたという岐阜の裏金は、どんなあやしい燃え方をしたのだろう。諭吉が、あるいは漱石が焼かれてゆく様は、正視できない気がする。

   那已被烧掉的岐阜县的黑钱,又是以何种怪异的方式烧掉的呢?火光中福泽谕吉或夏目漱石的模样(注:日本纸币万元版和千元版上的头像。著名学者和文学家。),真叫人不敢正视。

 紙幣にも、寿命がある。日本銀行に戻った紙幣は、汚れや破損で選別され、不適当なものは裁断されるという。平均寿命は1万円札で3~4年程度、よく走り回って傷みやすい千円と5千円札は1~2年ぐらいだ。焼き、捨てるのは、その命を奪うことでもある。

   纸币也是有寿命的。据说回到日本中央银行的纸币,要进行检查,太脏的、太破的等不适合于流通的,就粉碎处理掉了。万元版纸币的平均寿命为3~4年的样子,流转快的千版和5千元版则平均寿命只有1~2年左右了。烧毁、丢弃,也就等于剥夺了纸币的生命。
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