宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」には、主人公のジョバンニ少年が級友ザネリたちにからかわれる場面が繰り返し出てくる。北方の漁に出かけて留守の父親がジョバンニに約束していった土産のことで、はやされる。「おとうさんから、ラッコの上着が来るよ」「ジョバンニ、ラッコの上着が来るよ」
在宫泽贤治的作品《银河铁道之夜》中,主人公少年焦班尼被同班同学扎内利等人嘲弄的场面反复出现。去北方出海打鱼的父亲和焦班尼说好要给他带一件海獭皮外套。扎内利老拿这件事嘲笑他。“你爸爸给你带海獭皮外套来了吗?”,“焦班尼,海獭皮外套!”
しつこい嫌がらせにジョバンニは傷つく。「ぼくはどこへもあそびに行くとこがない。ぼくはみんなから、まるで狐(きつね)のように見えるんだ」(岩波文庫)。
那纠缠不清故意讨人嫌的话让焦班尼很难过。“我没有什么地方可以去玩,被大家看作狐狸似的。”(岩波文库)
ジョバンニの母は病に伏せっている。学校帰りには、活版所で活字を拾うアルバイトをして家計を助けている。そんなジョバンニの孤立感が、読み返すたびに胸に迫ってくる。そして、ザネリたちの「いじめ」が決定的な悲劇を招くまでには至らないところに救いを覚える。
焦班尼的母亲卧病在床。他在放学回家的路上去印刷厂捡铅字,帮工贴补家用。每次重读这本书时,焦班尼的孤独都让我心潮起伏。所幸的是扎内利他们的“欺负”最终没有带来无法挽回的悲剧。
愛媛県今治市で、学校でのいじめを苦に自殺した中学1年の男子生徒が、両親に「遺言書」を残していたという。「クラスでは『貧乏』や『泥棒』と言う声がたえず響いていて、その時は悲しい気持ちになります」「机にある小判は私だと思って持っていて下さい」「いつも空から家族を見守っています さようなら いままで育ててくれてありがとう」
据报道,在爱媛县今治市一名初中一年级的男生由于不堪在学校受欺负而自杀,他给父母留了“遗书”。信中写道“在班上不停地被叫做‘穷光蛋’、‘小偷’,心里很难过”,“请把书桌上的小书当作是我的念想带走吧”,“我会在天上守护着你们,再见了,谢谢你们一直以来的养育。”
過去に、いじめに絡む自殺で報じられた幾つかの「遺言」を思い起こす。「『チビ、デブ、短足』とからだの欠陥をいわれる。『気持ちわりい』といわれる」「みんなに悪口を言われ嫌われている」
我想起过去报道过的因受欺负而自杀留下的一些“遗言”。“‘矮子、胖墩、腿短’总被人嘲笑身体缺陷。被人说‘真恶心’”、“被别人说坏话,被身边的人讨厌。”
間もなく新学期という学校も多いだろう。言葉が、取り返しのつかない悲劇を招かないよう、心したい。
不久,很多学校就要开始新学期了。不要因言语而引发无法挽回的悲剧,希望大家将此铭记于心。
倒数第三段中“机にある小判は私だと思って持っていて下さい”这句话的翻译很不确定,用红色标记了,拜托大家指点!
有一处想讨论:「ぼくはどこへもあそびに行くとこがない。ぼくはみんなから、まるで狐(きつね)のように見えるんだ」(岩波文庫)。为什么会被人看作是狐狸呢?狐狸这种动物有什么所指吗?是说焦班尼不合群吗?
水平有限,请诸位看官多多指点,谢谢!
[ 本帖最后由 露小荷 于 2006-8-29 16:40 编辑 ] |