私は勉強しているうちに、いろいろな和歌があります、ずいぶん難しいですが、理解できない、どなたが助けてくださいませんか。
つぎの和歌を読んで、訳しなさい。
1.人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける。
2.春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山
3.君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋風の吹く
4.夢の逢ひは苦しかりけり驚きてかき探れども手にも触れねば
答え:
これは宿題ですね。原則ではご自分で資料を調べて、まとめなければなりません。和歌は外国人にとって確かに難しいです。参考資料も少ないでしょう。一応お答えしておきます。ご参考まで。
①は『古今集』の中の一首。②、③、④、は『万葉集』のもの。
1.人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける。
『古今集』紀貫之 作
[仮名]ひとはいさ心もしらず、ふるさとははなぞむかしのかににほひける
2.春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山
28番 持統天皇の御製歌
[原文]春過而 夏来良之 白妙能 衣乾有 天之香来山
[訓読]春過ぎて夏来るらし白栲の衣干したり天の香具山
[仮名],はるすぎて,なつきたるらし,しろたへの,ころもほしたり,あめのかぐやま
現代語訳:
春が過ぎて、もう夏がやって来たらしい。聖なる香具山の辺りには真っ白な衣がいっぱい乾してある。
3.君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋風の吹く
488番 額田王が天智天皇を恋い慕って作った歌
[原文]君待登 吾戀居者 我屋戸之 簾動之 秋風吹
[訓読]君待つと我が恋ひ居れば我が宿の簾動かし秋の風吹く
[仮名],きみまつと,あがこひをれば,わがやどの,すだれうごかし,あきのかぜふく
現代語訳:
あの方がいらっしゃるのを待って恋い慕っていると、私の家の戸口のすだれを動かして、ただ秋風が吹くばかり・・・。
4.夢の逢ひは苦しかりけり驚きてかき探れども手にも触れねば
0741番 大伴家持 作
[原文]夢之相者 苦有家里 覺而 掻探友 手二毛不所觸者
[訓読]夢の逢ひは苦しかりけりおどろきて掻き探れども手にも触れねば
[仮名],いめのあひは,くるしかりけり,おどろきて,かきさぐれども,てにもふれねば
これらのサイトを参考にして、もう一度ご自分で調べてください。必ず無駄にはならないから。(要记住,吃人嚼过的馍馍不香)
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/yomikata.html 和歌入門
http://www7a.biglobe.ne.jp/~katatumuri/poem/yougo20.htm 和歌・俳句
http://www.gujo-tv.ne.jp/~kokin/page09.html 『古今集』
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/ 楽しい万葉集
http://www.h3.dion.ne.jp/~urutora/manyo2.htm 現代文訳
http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/np/manyo.html 万葉集 |