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「心」を育てる凡時徹底はよき社風づくりの第一歩 掃除には大切な意味があります。実に多くの「気づき」を与えてくれます。最初は嫌々掃除をしていた様な人でも、ごみを捨てたり、汚したりしなくなり、綺麗になると自分も気持ち良いし回りにも喜ばれる為、もっと綺麗にしようと様々な工夫もする様になってきます。 人の心は見ているものに似てきます。職場や自分の周りがゴミだらけでも平気であるというのは、心の中もそうだと言うことです。しかし掃除を続けていると、それが放って置けなくなってきます。・周りの人、職場の人に役立っていると言う意識・掃除をより美しくする為に道具や段取りを工夫するこの二つが合いまって、社員の心の成長に繋がっていくのです。こうした変化は仕事の仕方にも着実に反映されていきます。 「凡時徹底」掃除にしても仕事にしても、平凡なことを積み重ねて徹底していくと、何事にも行き届く様になるということです。企業としては、全ての時間を利益の追求に費やしたいと考えがちですが、それでは会社としての魅力はないし、社員の成長も限られてしまう。社会のため、会社のため、職場のためにプラスになることであれば、出来るだけ引き受けていく。そうすると会社にも、社員にも幅が生まれ、豊かな心で仕事をして行くという社風が醸成されていきます。社員は規則や命令で仕事をするわけではありません。社風に従って仕事をしていくものです。ですから、少しでも社会を大事にして行こうという社風があれば、社員もおのずからそういう動きをするようになるものです。 |
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