ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)は13日、増加傾向にある中国人観光客の利便性向上のため、中国国内で約12億枚流通する決済カード「銀聯(ぎんれん)カード」の取り扱いを始めたと発表した。テーマパークやレジャー施設での取り扱いは全国で初めて。
銀聯カードは、中国の銀行が発行するキャッシュカードの統一ブランド。レジで端末に通し暗証番号を押すと、銀行口座から利用額が即時に引き落とされる。日本でも、中国人観光客の増加に伴い、取り扱う商業施設が増えている。
HTBも、中国人が年間約1万1000人(2006年度)訪れることから、今月1日、中国人に人気の地酒・焼酎店やぬいぐるみ店など、施設内の物販4店で取り扱いを開始。反応は上々で、利用額が10万円を超える客もいるという。同社は「今後も需要に応じて端末を増やしたい」としている。 |