【表現部門】
☆金賞=「川崎劇場」
受賞者:金田正一(元ロッテオリオンズ監督)
決して強くはなかったが、予測不能のおもしろい野球をみせたロッテ・オリオンズが消滅した。熱狂的な応援団と名物監督金田正一のパフォーマンスは、本拠地川崎球場の名から「川崎劇場」と称されていた。本拠地も千葉に移り「川崎劇場」は永遠に閉館された。
☆銀賞=「地球にやさしい」
受賞者:田代忠之(講談社学芸局局長)
エコロジー問題が将来の最重要課題になるとの認識が社会的に深まるなか、講談社は本格的にこの問題に取り組む姿勢を打ち出した。テーマ「地球にやさしい」は、抜群のネーミングでたちまち流行語となった。シリーズの出版活動のほか、シンポジウムなどで地球環境問題に取り組み、企業の在り方までも視野に入れている点が高く評価された。
☆銀賞=「紺ブレ」
受賞者:自称紺ブレ着こなし自慢代表
バブル期の最後に流行ったのがこれ、「紺のブレザー」=「紺ブレ」である。ひと昔前から「アイビールック」としてあったものだが、「コンサバ」系ファッションの代表としてまた復活。「コンサバ(conservative)」はいうまでもなく「保守的」の意。経済が成熟し豊かになれば、人間が保守的になるのは仕方ないとしても、この後、バブル崩壊の後にすら、若者はどんどん保守化をすすめているのではないか?
【流行語部門】
☆金賞=「若貴」
受賞者:おかみさんこと花田憲子
この年、一番の明るい話題が「若貴」兄弟の大活躍。相撲ファンのみならず、日ごろは相撲に興味がないヤング層まで大フィーバー。兄若花田、弟貴花田。兄弟の努力、仲の良さ、そして母憲子の“愛のムチ”と講談調に“美化”された。今日のメッキがはげた状況を見ると、マスコミがつくった虚像だったのか。
☆銀賞=「重大な決意」
受賞者:石破 茂/簗瀬 進/今津 寛/佐藤謙一郎
リクルート事件、共和事件など大型疑獄事件の続発を受け「政治改革法」が上程されたが廃案となった。これに抗議する自民党改革派若手4人肖藢潳筏啤 |