中国人民解放軍、米国防総省ネットワークに不正侵入か
9月4日23時20分配信 読売新聞
【ロンドン=本間圭一】4日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、米政府当局者らの話として、米国防総省のコンピューター・ネットワークが今年6月、中国の人民解放軍とみられるハッカーの不正侵入を受けていたと報じた。
侵入はネットワークをマヒさせられるレベルに達しており、同省は、ゲーツ国防長官室のコンピューター・システムの一部を閉鎖した。
同紙によると、中国の複数の地点から数か月間にわたり、国防総省のシステムにハッカーが侵入しようとした形跡が確認された。
同省では侵入元を特定したとされ、当局者の1人は「人民解放軍の犯行であることはほぼ間違いない」と語った。国防総省はダウンロードされた情報の特定を急いでいるが、これまでの調べでは、大半が機密扱いではなかったという。 |