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发表于 2008-1-22 08:55:33
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[五十九]ことわざ
★ことわざは,日本においても中国においても,人々の間で言い伝えられてきた口語表現で,教訓や風刺の意味をもっている.中国語のことわざの中には,日本のものとよく似た表現のものから中国独特の言い回しのものまでいろいろ見ることができる.
★日中ともに表現,意味が同じ,または非常によく似たことわざ.
◆時は金なり/一寸光阴一寸金。(一寸の光陰は同じだけの金に値する)
◆苦しいときの神頼み/平时不烧香,临时抱佛脚。(ふだんは焼香もしないが,いざというときになって仏の足にしがみつく)
◆傍目(おかめ)八目/当局者迷,旁观者清。(他人の囲碁をそばで見ていると,実際に対局しているときよりよく手が読める)
◆憎まれっ子世にはばかる/好人不长寿,祸害一千年。(いい人は短命で,悪人は長生きする)
◆論より証拠/事实胜于雄辩。(事実は雄弁に勝る)
◆地獄のさたも金しだい/有钱能使鬼推磨。(金さえあれば,鬼にもひきうすを回させることができる)
★日中で表現や比ゆなどの言い回しは異なるが,基本的意味は同じであることわざ.
◆あばたもえくぼ/情人眼里出西施。(恋人の目には西施(春秋時代の越の美女)に見える)
◆うわさをすれば影がさす/说曹操,曹操就到。(曹操のことを話していると曹操が現れる)
◆毒を食らわば皿まで/一不做,二不休。(やりだしたからにはとことんやる)
◆ない袖(そで)は振れぬ/巧妇难为无米之炊。(賢い嫁でも米がなくてはご飯は炊けない)
◆真綿で首をしめる/软刀子杀人。(切れ味の悪い刀で殺す)
◆亀(かめ)の甲より年の功/姜还是老的辣。(ショウガは古いものほど辛い)
★中国から伝わってきたことわざ.
◆出藍(しゆつらん)の誉れ/青出于蓝而胜于蓝。(青は藍(あい)よりつくられるが藍より青い)
◆雨垂れ石をうがつ/滴水穿石,不是一日之功。(水が滴り落ちて石にも穴をあけるのは,けっして一日の功ではない)
◆井の中の蛙(かわず)大海を知らず/井底之蛙不知大海。(井戸の底にいるカエルは大きな海を知らない)
◆良薬口に苦し/良药苦口利于病。(よい薬は苦いが病気によくきく)
◆百聞は一見に如(し )かず/百闻不如一见。(100回聞くより一度自分の目で見るほうが勝る)
◆悪事千里を走る/好事不出门,坏事传千里。(よいことは伝わっていかないが,悪いことは千里をも伝わっていく)
◆好事魔多し/好人多难,好事多磨。(よい人には難儀なことが多く,よいことには波乱が多い)
◆病は口より入り,わざわいは口より出ず/病从口入,祸从口出。(病気は口から入り,わざわいは口から出る)
◆虎穴に入らずんば虎子を得ず/不入虎穴,焉得虎子。(トラの住んでいる穴に入らなければトラの子は得られない)
◆歳(とし)には勝てない/岁月不饶人。(歳月は人を大目に見ない)
★日中で表現や比ゆなどの言い回しは似ているが,意味内容が微妙に異なることわざ.
◆日:掃きだめに鶴(つる)(つまらぬところに際立って優れたものがいる〔ある〕たとえ)/中:草窝里出凤凰。(悪条件の場所からでも傑出した人物は生まれる)
◆日:隣の花は赤い(人のものはなんでもよく見える)/中:家花不如野花香。(自分の妻よりも愛人のほうが美しく見える)
◆日:目の上のたんこぶ(自分よりも地位や実力が上で,なにかと目障りで自分の活動のじゃまになるものや人)/中:眼中钉,肉中刺。(もっとも心から憎み嫌っている人のこと)
◆日:明日は明日の風が吹く(世の中はなんとかなるもので,先を思い煩うことはない)/中:今朝有酒今朝醉,明日愁来明日愁。(今さえよければよく,長期的な計画を立てない)
◆日:腐っても鯛(たい)(本来優れた価値をもつものは,落ちぶれても値打ちがある)/中:瘦死的骆驼比马大。(経済的に豊かな家が苦しくなっても,一般家庭よりは裕福だ)
★<参考>日本のことわざの中国語訳――
◆金の切れ目が縁の切れ目/钱尽人情断。(金が尽きれば人情も途絶える)
◆弘法筆を選ばず/善书者不择笔。(文字を書くのが上手な人は筆を選ばない)
◆逃がした魚は大きい/逃掉的鱼都是大的。(逃がした魚はすべて大きい)
◆花より団子/眼福不及口福。(目の保養もごちそうには及ばない)
◆石橋をたたいて渡る/叩石渡桥,小心谨慎。(石をたたいてから橋を渡る,非常に慎重である)
◆いつまでもあると思うな親と金/钱财有尽日,双亲有终年。(金銭は尽きる日が来る,両親も亡くなる日が来る)
◆とげのないバラはない/蔷薇无不带刺。(とげのないバラはない)
◆ぬれ手で粟(アワ)/湿手插在干面里。(ぬれた手を小麦粉の中に入れる)
◆ばかにつける薬はない/糊涂没药医。(ばかには治す薬がない) |
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