GOTH リストカット事件
きみにしか聞こえない
さみしさの周波数
乙一(おついち、1978年10月21日 - )は、日本の小説家。本名の安達寛高名義で映像作家としても活動している。福岡県出身。血液型はA型。
大学時代は愛知県豊橋市に居住。久留米工業高等専門学校材料工学科から編入学で、豊橋技術科学大学工学部エコロジー工学課程卒業。在学中、SF研究会所属。卒業後は1年程で東京に転居。
1996年、『夏と花火と私の死体』で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞(集英社)を受賞し、17歳(執筆時は16歳)という若さでデビューした。選考では、栗本薫が強く推したという。2002年に出版された『GOTH リストカット事件』で、第3回本格ミステリ大賞を受賞し、ライトノベルから抜け出した人気を誇った。
2004年には『手を握る泥棒の物語』がTEPCOひかり(東京電力)の光ファイバーインターネットサービスのコンテンツとして映画化されたほか、2005年春に『ZOO』収録作のうちの5作品が映画化され全国の劇場で公開され、2006年秋には『暗いところで待ち合わせ』が、2007年夏には『きみにしか聞こえない』が劇場公開された。
2006年、映画監督押井守の娘であり映画ライターの押井友絵と結婚。
ナルニア国物語
『ナルニア国ものがたり』(ナルニアこくものがたり)は、イギリスのクリスチャン作家C・S・ルイスによるファンタジー児童文学。英語ではThe Chronicles of Narnia(日本語に直訳すれば、「ナルニア国年代記」)、映画版・岩波書店カラー新版ほかでは『ナルニア国物語』。
ナルニア国の誕生から滅亡までを描く全7作のシリーズとして、1950年から1956年にかけて出版され、これまでに全世界で8500万部発行されている。『指輪物語』『ゲド戦記』シリーズ等と合わせ、世界三大ファンタジーの一つと言う人もいる(三大**の例にもれず、基準が明確でないので、人により選択は異なる)。
作品は、人間やフォーン、ドリアード、ナイアード、セントール、巨人、そしてものいうけものたちといった、お話の中でしか存在しない生き物たちが住む平行世界ナルニア国(とその隣国であるアーケン国やカロールメン)に、イギリスの少年少女が否応なく魔法の力で引き込まれ、冒険し、最後に現実世界にもどってくる、というものである(例外もある)。 なお、主人公は各巻で共通ではない(共通する話もある)。
最初に執筆された巻『ライオンと魔女』は、友人の娘であるルーシィ・バーフィールドに捧げられている。 ルイスは、当初『ライオンと魔女』の続編を書くつもりはなかったが、出版社や読者の要望を受けてシリーズ化したと言われている。
1957年に、『さいごの戦い』でイギリスで最も権威のある児童文学賞のカーネギー賞を受賞している。
なお、挿絵は全巻ポーリン・ベインズが描いている。
悪霊シリーズ
悪霊シリーズ(あくりょうシリーズ)は、 小野不由美の小説。1989年から1992年まで講談社X文庫ティーンズハートから刊行された。全7作。「ゴーストハント」名義でラジオドラマ化、漫画化されており、2006年10月よりアニメ化された。
普通の女子高校生・谷山麻衣が、ナルシスト美少年の渋谷一也(ナル)をはじめ、変人揃いの霊能者たちと怪事件に挑むシリーズ。少女小説家としてデビューした小野不由美の出世作である。5年続く長寿シリーズとなり、今でも幅広い年齢層から支持されている。
当時の少女小説は、「主人公の一人称で書かなければならない」「主人公は普通の女の子でなければならない」「恋愛小説でなければならない」という暗黙の了解があったが、小野不由美はそのハンデを逆手に取り、三人称では書くことのできないミステリを、ホラーをベースに描き出した。 |