
福田康夫首相は8月1日に政権発足後初の内閣改造に着手する方針を決めた。同日午前に公明党の太田昭宏代表と会談し人選に入る。首相は人事断行をテコにして構造改革を進めたい考えだが、与党内には方針転換を求める声が広がっており、改革路線を継続できるかどうかが焦点だ。改造後には衆院解散・総選挙を視野に入れた政局が本格的に動き出す。 首相は31日、内閣改造について記者団に「頭の中にある。明日の党首会談で与党として決める」と表明した。自民党幹部も「内閣改造と自民党役員人事を1日中に実施する」と明言した。
首相は1日午前9時から太田代表と会談し、内閣改造や臨時国会の召集時期など今後の政治日程を協議。午後の臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめる。その後の自民党臨時総務会で幹事長など党役員人事を決定。引き続き、首相官邸に組閣本部を設け、同日中に閣僚の人選を終えたい考えだ。皇居での新閣僚の認証式は2日にずれ込む可能性がある。(21:51) |