392 *~ほど/*~て~ほどだ/*~ほど~ない
名詞・数詞 : × + ほど
動詞・形容詞 :普通形<ナ形ーな> ほどの+名詞
これ・それ・あれ・どれ: ほどだ
ほどだった
ほど~ない
♯ 解説 ♭
「ほど(程)」は程度を表す語で、例文1、2のように「~ほど~ない」の形で比較の基準をあらわしたり、例文3のように数量についてだいたいの数量(概数)を表したり、例文4、5のように程度を例示したりします。
この程度を例示・形容する「~ほど」の用例の多くは「~ぐらい」(→文型072)を使っても表せます。
目が回るほど(⇔ぐらい)忙しい。
くやしくて泣きたいほど(⇔ぐらい)だった。
しかし、比較の基準をあらわす「~ほど~ない」文は「~ぐらい」が使えません。逆に、軽視の感情で最低の程度を例示するときは「~ほど」が使えません。→例題1)
今年は去年ほど(×ぐらい)寒くない。 <比較>
朝起きたら顔ぐらい(×ほど)洗いなさい。<最低程度> |