今日ほど「労働」が見失われている時代はあるまい。働くなかで仕事や人に教えられ、あるいは人と力を合わせて働くこと、また働いた成果で社会と結ばれていることを実感し、それらによって自分の働きの意味と生きていることの意義を確かめられる、そういったことから私たちはしばらく無縁でいる。「労働の喜び」といった表現がひどく古めかしくかんじられるほど、「労働」は私たちの生活から遠ざかっている。
注 無縁:関係がないこと
問「『労働』が見失われている時代」とは、どのような時代か。
1)労働する場が減ってk、失業が増えている時代
2)古くから社会にある仕事が忘れられている時代
3)労働することの意義が実感できなくなった時代
4)個人の楽しい生活を仕事とは分けて考える時代 |