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現場にないものを文脈指示のコで指示する場合、以下のルールがある
[解説のコ]:あるまとまった内容について、解説、説明するために談話に導入した対象を解説者が指す場合は典型的に使われる用法である。話し手からの心理的距離に関して中和的なソに対し、近称のコは明らかに強調的な効果がある。つまり、操作可能性、所有、所属関係、導入者の優先権、情報多寡など要素を考慮し、話し手が指す対象を「近い」と認定できる対象でなければコを使用することが出来ない。「解説のコ」はまさしく聞き手に対し内容の把握、情報量などの点において優位に立った発話である。
この説明によくわからない所があって、皆さんにお教えいただきたいのです
A:先生、この書類を誰に渡しますか?
B:1階の事務に梅村という人がいる、その人に渡しなさい。
この対話に、[その人]で指示することに問題がない
ちょっと話を変えてみましょう
A:昨日誰と映画を見に行ったのか?
B:友人のブタさん、ネゴジャン、マルマルさん、この(その)3人と一緒に行った。
中国人の私は、この話をするなら、やはり[この3人]を使うのを自然だと思うのだが(中国語の影響で、質問に答えるとき、近称のコを使う習慣がある)、しかしその[解説のコ]によると、AとBの対話があるまとまった内容に関する話ではなくて、[コノ三人]を使えないはずだが。日本人の方は、[コノ] [ソノ]どっちを使うのでしょうか?
文章において、前の内容をまとめて指示するとき、コ系を使うのが原則だ。
そして、会話では、自分が前に話した内容を指示するには[コ][ソ]どっちでも使えると教わったのですが、日本人の皆さんがどっちを使うのか
アメリカのドラマ(heros)にあった会話:
お前が帰ったら、お前を副社長に上げよう、いつがおまえがceoになるんだ、お前が俺の一人息子だ、それ(これ)がおまえの運命だ。
ここで(これ)は 。。。
以上で よろしくお願いします
adzusa6543さんの回答
文脈指示のコに関する説明の中で、いちばんのポイントは「話し手からの心理的距離」だと思います。つまり、前に述べた文脈が自分にとって近しい内容なら「コ」、そうでなければ「ソ」を使うこともある、と理解して良いでしょう。
例えば、自分の意見を肯定してくれる人の発言は、話し手の心理に近いものです。その人の言葉を引用した後で「このように、私の考えに賛成の意見が多数あります」といった具合に、「コ」を使います。
一方、自分とは反対意見の人の発言は、話し手にとって近しいものとは言えません。そういう時は、相手の言葉を引用した後で「そのような考えには、私は同意できません」という具合に、「ソ」を使うこともあるわけです。
さて、ここで質問者さんの挙げた例文を考えてみますと、
A:先生、この書類を誰に渡しますか?
B:1階の事務に梅村という人がいる、その人に渡しなさい。
これは「梅村という人がいる」という事実を述べているに過ぎず、客観的な心理で「その」を使っているのだと思います。
A:昨日誰と映画を見に行ったのか?
B:友人のブタさん、ネゴジャン、マルマルさん、この(その)3人と一緒に行った。
これは自分と一緒に行動した人を挙げているのですから近いと言えます。実際、こういう文脈で「その3人」と言ったら、かなり不自然に聞こえます。
それ(これ)がおまえの運命だ。
運命を共にしようという立場からの発言ではありません。相手を突き放すような言い方です。心理的に遠い感じを与えるには「これ」より「それ」の方が適しているでしょう。
どうでしょうか。「この」説明で、なんとなく感じがつかめるでしょうか?
補足 adzusa6543さんの回答は十分説得力があると思うが 問題を次のように換えてみたら?
A:昨日奈々じゃんは誰と映画を見に行ったのか?
B:友人のブさん、ネジャン、マさん、この(その)3人と一緒に行った。
この場合、出った人は自分の縄張りではないが、[その3人]を使うわけ?
A:この書類を誰に渡しますか?
B:1階の事務の梅さん、林さん、その2人(この2人)に渡しなさい。
客観の目で(その2人)?この二人はokなら?どうして
[ 本帖最后由 HUOXUHENSHUAI 于 2009-3-7 22:08 编辑 ] |
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