最近は中国政府の都市部においては結婚年齢は若くなっていく傾向があります。もうすぐ結婚する上海の外資系ホテルに勤務する知り合いの中国女性は22歳、相手の同じホテルに勤務する男性は26歳です。中国においては結婚式は年々派手になってきています。
中国人も日本ほどでもないようですが吉日を選んで日取りを決める場合があります。8日、18日、28日というように8の数字が好まれます(彼等の場合も5月18日)。これは中国語の8の発音(バー)が財をなすという意味の中国語の発財(ファーザイ)のファーという発音に似ているからです。ちなみに自動車のナンバープレートも8888という様な数字が好まれます。ホテルの電話番号もそのため8の数字が入っているものが多いです。
新婚旅行については海外旅行が自由にできないため、北京、上海といった場所が人気があります。なお不便なことに中国においてはたとえ夫婦であっても結婚証明証がなければ同じ部屋に投宿することが出来ません。同部屋に異性と投宿する場合は片方の相手が中国人である場合にはヒルトンやシェラトンといった外資系のホテルにおいても必ず結婚証明証の提示を求められます(外国人同士の場合は全く関係なし)。 従って中国の夫婦は旅行する時には身分証明書(中国人は常時、携帯する義務がある)と結婚証明証を携帯している必要があります。なお中国には日本のようなラブホテルは許可されておりません。
最近は地方の女性は都市の男性との結婚をしたがる傾向があります。これは結婚によって都市戸籍が簡単にとれるからです(都市戸籍を取得すると就職、税金面等で有利)。また、大都市(特に上海)の女性は外国人の男性(上海では日本人が一番人気)との結婚を望む人の数が増えて来ています。中国を出国して経済的に安定した生活を送りたいという単純な理由によるものも多いです。中国人の結婚式は概ね4種類ある。家庭式、グループ式、ホテル式、紫の家である。
①家庭式
中国の家庭結婚式は一般的に男性の家、あるいは自分達の部屋で行われる。結婚式当日、親しい友人を家に招き、幹事のもとで先ず父母を拝し、その後夫婦が互いに拝する。新婚夫婦が即席講話をしたり、出し物をしたり、アメ、タバコ、茶などで客を接待する。これは中国の人々が一番多く用いる方法で伝統的な婚礼式である。
②グループ式
グループ式とは、いわゆる集団結婚で中国では新しい結婚式形態である。何組かの結婚するカップルがある部門の指導のもとで同じ場所(例えばホテル、会社の講堂等)、同じ時期、同じ司会者で式を行う。結婚式の内容は家庭式とは異なり、団体あるいは希望した個人が出し物をする。この結婚式は費用が余りかからず、新婚夫婦は節約出来るので、若者の人気を集めている。
③ホテル式
この方法は中国ではあまり一般的ではない。しかし、生活が裕福になるにつれてホテルでの結婚を望む中国人カプルが増えている。豪華で自分の個性を表現出来る一方で、ホテルの存在価値も高くなり、中国経済にとって本当に一石二鳥で発展している。
④紫の家
専門的に結婚式を行うホテルを兼ねた店舗である。(日本での玉姫殿等の結婚式場)
「紫の家」はもともと結婚用の服や飾り物を専門に取り扱う中国国営商店である。扱い品目は婚紗、礼服、新婚旅行用の服、結婚記念服、アクセサリー、引き出物等である。
「紫の家」は中国国内でどこよりも全面的に結婚式関係のサービスを提供している。例えば結婚式場を提供し、司会者の手配、披露宴と婚礼ダンスパーティを行い、金婚・銀婚などの記念日を引き受ける。また写真、ビデオの撮影サービスも提供し中国の人々に永遠に美しい思い出を残している。
北京の「紫の家」は特に地方の中国の人に人気がある。中国の首都北京で、地方から来る婚約者の為の新婚旅行、新婚夫婦の部屋、遊覧、常緑樹などのサービスは大変な人気のようだ。
[ 本帖最后由 阿门 于 2009-3-23 08:37 编辑 ] |