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意识上における事実上の直覚、即ち直接経験の事実をもってすべての知识の出立点となすに反し、思惟をもって最も确実となす人がある。これらの人は物の真相と仮相とを分ち、我々が直覚的に経験すること事実は仮想であって、ただ思惟の作用によって真相を明らかにすることができるという。もちろんこの中で常识または科学のいうのは全く直覚的経験を排するのではないが、ある一种の経験的事実をもって伪となすのである。考究の出立点日月星辰は小さくして见ゆるがその実は非常に大いなるものであるとか、天体は动くように见ゆるがその事実は地球が动くのであるということであるというようなことである。 |
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