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发表于 2009-7-21 08:49:05
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を
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1 (格助)
体言またはそれに準ずる語に付く。
[1] 動作・作用の対象を表す。
・ 本―読む
・ 講演―終わる
・ 太刀が緒もいまだ解かずて襲(おすひ)―もいまだ解かねば〔出典: 古事記(上)〕
[2] 使役表現において動作の主体を表す。
・ 子供―泣かせないようにして下さい
・ 今年こそ美しい花―咲かせよう
[3] 移動性の動作の経過する場所を表す。
・ いつもの道―通る
・ 大空―飛ぶ
・ 新治筑波―過ぎて幾夜か寝つる〔出典: 古事記(中)〕
[4] 動作・作用の行われる時間・期間を表す。
・ この一年―無事に生きてきた
・ 今―盛りに咲く
・ 朝日照る佐田の岡辺に鳴く鳥の夜泣き反らふこの年ころ―〔出典: 万葉 192〕
[5] 動作の出発点・分離点を表す。
・ 毎朝九時に家―出ます
・ バス―降りてから五分ほど歩く
・ 故郷―離れる
・ たらちねの母―別れてまこと我旅の仮廬(かりほ)に安く寝むかも〔出典: 万葉 4348〕
[6] 希望・好悪などの心情の向けられる対象を表す。現代語では「が」も用いられる。
・ 水―飲みたい
・ 君―好きな人はずいぶんいるよ
・ 身―惜しとも思ひたらず〔出典: 徒然 9〕
[7] (サ変動詞とともに用いられて)「…を…として」「…を…にする」「…を…にして」など、さまざまな表現のしかたをつくる。
・ 首相―はじめとして、大臣がずらりと並ぶ
・ ひとの失敗―他山の石とする
[8] 動詞と同じような意味をもつ名詞に付いて、一種の慣用句をつくる。
・ 白真弓斐太(ひだ)の細江の菅鳥の妹に恋ふれか眠(い)―寝(ね)かねつる〔出典: 万葉 3092〕
・ しのび音(ね)―のみ泣きて、その年もかへりぬ〔出典: 更級〕
2 (接助)
活用語の連体形に接続する。
[1] 逆接の場合。前件と後件とが内容上相応しないような関係で、前後を結び付ける。…のに。
・ 今はとてまかる―、何事もいささかなることもえせで遣はすこと〔出典: 伊勢 16〕
[2] 順接の場合。前件が後件の原因・理由であるような関係で、前後を結び付ける。…ので。…だから。
・ たえて宮仕つかうまつるべくもあらず侍る―、もてわづらひ侍り〔出典: 竹取〕
[3] 単純な接続の場合。…したところ。
・ この殿、大将にても、先を追はれける―、土御門相国(つちみかどのしようこく)、…と申されければ〔出典: 徒然 196〕
3 (間投助)
[1] 文末にあって、活用語の連体形や言い切りの形、または体言を受け、詠嘆の気持ちを表す。
・ 八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣―〔出典: 古事記(上)〕
・ 宇治川を舟渡せ―と呼ばへども聞えずあらし梶の音もせず〔出典: 万葉 1138〕
・ 老いらくの来むと知りせば門さしてなしと答へて逢はざらまし―〔出典: 古今(雑上)〕
[2] 文中用法。
(ア) 意志・希望・命令の文中にあって、詠嘆の気持ちをこめて、語調を整える。
・ 生ける者遂にも死ぬるものにあればこの世なる間は楽しく―あらな〔出典: 万葉 349〕
・ 恋ひしくは下に―思へ紫のねずりの衣色にいづなゆめ〔出典: 古今(恋三)〕
(イ) 情意の対象を詠嘆的に指示する。
・ 紫のにほへる妹―憎くあらば人妻ゆゑに我(あれ)恋ひめやも〔出典: 万葉 21〕
(ウ) 〔補説〕 「…を…み」の形で
原因・理由を表す句をつくる。…が…ので。…が…さに。
・ 若の浦に潮満ち来れば潟(かた)―なみ葦辺(あしへ)をさして鶴(たづ)鳴き渡る〔出典: 万葉 919〕
・ しののめの別れ―惜しみ我ぞまづ鳥より先に鳴き始めつる〔出典: 古今(恋三)〕
〔補説〕 上代からある語で、3 の間投助詞としての用法が最も古いもの。格助詞・接続助詞としての用法は、それぞれ3 から転化してできたもの。ただし、間投助詞としての用法は中世前期以降次第に行われなくなり、接続助詞としての用法も近世に入るとほとんど行われなくなる。格助詞としての用法のみが現代にまで及んでいる
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