[B]天津市 [/B][/ALIGN]
市長:戴相竜
市政府所在地:
電話:022-23305555(政府ホットライン)
天津市は華北平原の北東部に位置し、東は渤海に臨み、北は燕山山脈をバックにし、北緯38°33'~40°15'、東経116°42'~118°03'に位置する。北は首都北京と隣接し、東部、西部、南部は河北省の唐山、承徳、廊坊、滄州地区とそれぞれ境を接している。海岸線の長さは約133キロで、面積は1万1305平方キロである。 天津という地名は早くも中国の明朝の永楽初年に現れ、天子がお渡りになった渡し場という意味である。明の永楽2年(西暦1404年)、軍事要衝として、天津では軍隊を駐屯させて警備を固めるための城壁の築造を始め、「天津衛」と呼ばれるようになった。
一、 地理的位置と自然の状況
地形
天津は海河の下流に位置し、海河の両岸に展開する都市で、域内には海河、子牙新河、独流減河、永定新河、潮白新河および薊吆婴胜嗓鳏臁⒑¥肆鳏燹zんでいる。市中心部は海岸からは50キロ、首都の北京からは120キロも離れており、海から北京に通じる要衝であり、昔から首都の門戸、国都の周りの重鎮であった。天津はまた華北、東北、西北という三北地区を連ねる交通の中枢でもあり、天津から東北地域の瀋陽、西北地域の包頭、南部の徐州、鄭州などへは、その直線距離はいずれも600キロを超えない。天津はまた中国北部の10数省・直轄市の海に通じる交通ルートであり、中国北部で最大の人工の港──天津港があり、30余本の海上ルートが300余りの世界各国、各地域の港へ通じ、太平洋の対岸からヨーロッパとアジア内陸部に通じる主なルートであり、ユーラシア・ランドブリッジの主な海への出口でもある。地理的位置、戦略的地位に恵まれた非常に重要な都市である。
気候
天津は中緯度のユーラシア大陸の東海岸に位置し、太平洋に面し、季節的環流による影響が著しく、冬はモンゴルからの寒い高気圧にさらされ、北寄りの風が多く、夏は西太平洋の副熱帯高気圧の影響を受け、南寄りの風が多い。天津の気候は暖温帯半湿潤の大陸季節風気候に属し、次のように顕著な陸地から海への過渡的特徴があり、つまり春、夏、秋、冬の四季がはっきりしており、季節の長さが違うこと、降雨が少なく、雨量がアンバランスであること、季節風が強く吹き、日照が十分であること、海に近いが、大陸的性格が強い。年間平均気温は12.3℃、7月は最も暑く、月間平均気温が26℃に達することもあり、1月は最も寒く、月間平均気温はマイナス4℃で、年間平均降水量は550~680ミリ、夏の降水量は年間降水量のおよそ80%を占める。
土地
天津の北部にある薊県の山間部の土壌は、石の風化によって形成された薄い積土層であり、その他の地区は第4紀沈積物の発酵によって形成された土壌で、農業生産に適した肥沃な土地である。市全体の農業用地は67万1700ヘクタール、非農業用地は45万9000ヘクタールである。海河の下流にある浜海地区にはまだ開発されていない荒地・砂地が120平方キロもある。
鉱物
すでに発見されている採掘価値のある鉱物資源は20余種。主にマンガン、マンガン・ホウ素石、金、タングステン、モリブデン、銅、アルミニウム、亜鉛、石灰岩、大理石、麦飯石、重晶石、天然油砥石などさまざまな金属と非金属がある。燃料用鉱物としては主に石油と天然ガスがあり、平原の地下および渤海大陸棚に埋蔵されているといわれている。
水資源
天津は海河の両岸地域に展開する町であり、海河は華北最大の川で、上流には長さが10キロ以上の支流が300本余りもあり、中流において北吆印⒂蓝ê印⒋笄搴印⒆友篮印⒛线河に流れ込み、この5本の川は天津の金鋼橋付近の三叉口で合流して海河の主流となり、大沽口で海に流れ込む。主流はその全長が72キロ、幅は平均100メートル、水深が3~5メートルで、かつては3000トン級の汽船が通航したこともある。
灤河の水を引いて天津に送水するプロジェクトは80年代に実施された大規模な水利プロジェクトであり、毎年天津に10億立方メートルの水を送水することができる。天津は地下水の蓄積量が豊かで、山間地帯では石の裂目から流れ出た水も多く、水質が最もよく、鉱化度が低く、泉水の流量はたいてい一時間当り7.2~14.6トンで、雨季になると最高は一時間当り720~800トンに達することもある。市全域には大きなダムが3つあり、総貯水量は3億4000万である。
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