だとう‐せい【妥当性】
1 うまく適合する度合い。「―に欠ける」2 哲学で、認識や価値や意味などが普遍的、必然的に是認される場合、それらがもつ性質。
だ‐とう〔‐タウ〕【妥当】
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[名・形動](スル)実情によくあてはまっていること。適切であること。また、そのさま。「―な方法をとる」「現実社会に―する政策」
[用法] 妥当・穏当――「妥当(穏当)な結果」「そう考えるのが妥当(穏当)なところだ」など、無理がなく適切であるの意では、相通じて用いられる。◇「妥当」は適切でぴったり当てはまっているようす。「妥当な結論」「妥当とはいえない」◇「穏当」は、まあまあで無理のないようす。「穏当な処置」「穏当な解決」◇「君が議長になるのが妥当な線だが、今回は彼に譲るのが穏当なところだろう」のように、「妥当」は積極的、「穏当」は消極的な評価を表すのに用いられる。◇類似の語に「順当」がある。「順当」は、そのような結果になるのが当然である意が強い。「優勝候補の順当な勝利」「順当にいけば、次期社長は私だ」などには、「妥当」「穏当」は用いない。 |