最近、日本から発信されるニュースの内容は、大手自動車メーカーの急激な売上の落ち込みによる大幅減産。中・小企業の資金繰りの悪化による倒産。又、それ等の理由による各企業の大幅な人員の削減など、いまにも世界経済が破綻し兼ねないような論調で連日報道されています。今年1月20日にはアメリカの新大統領として民主党のバラク・オバマ氏が就任されましたが、彼も西側先進国首脳と同様に100年に1度の金融危機であると発言されています。本当に世界経済は危機に瀕しているのでしょうか。私はそうは思いません。それは日本の過去の経済危機と言われた歴史を振り返れば一目瞭然です。日本という国は世界一輸入の多い国でありながら、過去に世界のどの国も経験した事のない幾多の経済危機(ドルショック、オイルショック、バブル崩壊等)を克服し、現在でも世界の経済大国として先進国の一翼を担っています。今回のアメリカ発世界金融危機に端を発した世界同時不況の主な原因は、大多数のアメリカ国民が世界各国から集まったお金を生産活動に使わず、その多くを消費や投資に回したことではないかと思います。現在の危機も近い将来、何らかの形で解決されると思います。
しかし、今年から来年にかけて世界が不況に直面することもまた、粉れもない事実であると思います。それではこの厳しい経済状況下に於ける就職活動はどうすれば良いのでしょうか。現在就職活動を行っている方々には、次のアドバイスを贈りたいと思います。
① 自信を持つこと(自分自身を信じること)。自分を信じていない人を、人は信じて呉れるでしょうか。又、自分を信じる事ができて初めて他人を信じることが出来るのではないでしょうか。
② 自信を持つ事によって態度や言動に魅力が生まれ、人の信頼を得られるようになるのではないでしょうか
③ 人はそれぞれ長所と短所を持っています。又長所と短所は表裏一体なので長所を延ばすことによって、必然的に短所は少なくなると思います。
④ 我々社会人は日々多くの方との出会いがあります。一人の方から1つの長所を得る事が出来れば、100人の方からは100の長所を得る事が出来る訳です。
⑤ 私は座右の銘として、一期一会と言う言葉を大切にしています。生涯に一度の出会い。出会った瞬間から、その後2度とお会いする事のない人。又、その後数10年お付き合いをする人。人の出会い「縁」とは何と不思議なものでしょうか。それだけに一人一人の方々との出会いを大切にし、その都度良好な関係を築くことが出来たなら、こんなに素敵なことはないと思います。
最後に、これから1~2年は厳しい経済状況の中での生活を覚悟しなければなりませんが、何事も始めがあれば終わりがあります。日々自分を磨く事を忘れず、一生懸命努力する事によって明るい未来が見えてきます。何事にも負けず、皆さんご一緒に前に向って進んで行こうではありませんか。
日系企業チャンネル 大澤 021-62470406 |