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本帖最后由 龙猫 于 2010-5-12 05:02 编辑
第6章 品質管理のツール
チェックシート
この章ではQC七つ道具の一つ、チェックシートについて、概要と作成方法を理解するとことが目的です
【1】チェックシートとは
チェックシートとは、項目の確認を目的として簡単に結果が分かるように作成した表のことです。チェック項目にチェックマークを入れることでデータの累計回数、抜け落ちを調べるのに使われます
チェックシートは、その用途により「調査用」と「点検・確認用」の2つに大別されます。
【2】チェックシートの種類
(1) 記録・調査用チェックシート
記録または調査の対象となる項目について、不適合の発生状況や寸法・重量・温度など
のばらつきをチェックするためのものです。チェックシートの種類には、「不適合項目調査用チェックシート」、「不適合要因調査用チェックシート」、「不適合位置調査用チェックシート」、「工程分布調査用チェックシート」に分類されます。
①不適合項目調査用チェックシート
あらかじめ発生すると考えられる主な不適合項目を用紙に記入しておき、不適合が発生するたびに当該する不適合項目欄に や のチェックマークを記入します。
チェックが終われば、どの項目の不適合がどの程度発生したかをすぐ知ることができ、改善の手がかりが得られます。右図の成型品不良項目チェックシートでは、成型時に発生する不具合内容を横に書き、縦の項目には品名または品番を記入しています。
測定結果を見てみると肉薄と型くずれの不具合が多く、全機種におよんでいることが分かります。対策を検討する場合はこの2項目から進めることになります。
②不適合要因調査用チェックシート
前項の不適合項目調査用チェックシートは、不適合の発生現象を調査するのに用いましたが、チェックシートで調査した結果を正しいアクションに結び付けるには、不適合原因を追求しなければなりません。悪い結果として発生する不適合には、必ず悪い結果を生み出す原因があります。どんな原因が影響しているか要因を調べるには、「人に関係する原因」、「機械・装置に関係する原因」、「材料に関係する原因」、「方法に関係する原因」で不適合を層別する必要があります。
層別には、次のような分け方が用いられます。
時 間:時間別、昼夜別、日別、週別、季節別など
人 :作業者別、男女別、新旧別、熟練度別、班別、ライン別など
機械・装置:機械・装置別、冶具別、新旧別、型式別、用途別など
材 料:成分別、サイズ別、ロット別、メーカー別など
方 法:作業方法別、温度・圧力・速度など操業条件別など
③不適合位置調査用チェックシート
塗装面のキズ・ブツ、鋳物の巣・ワレ・シワ・布のムラ・汚れなど、この種の不適合を低減するために多くの職場では色々な活動が行われています。
不適合を防止しようとする場合には、発生頻度のほかに発生位置を調べることが原因追究の近道です。
不適合位置調査用チェックシートとは、一般に調査対象となる製品のスケッチを用意し、それに不適合の位置をチェックしていくものです。
このチェックシートは、不適合の位置が一目でわかるので原因追究に役立ちます。
色々な種類の不適合が同時に発生する場合には、不適合の種類ごとに○、×、△、□など、チェックマークを事前に決めてチェックすると、原因を解析するのに役立ちます。
どんな不具合が、どの部分に集中しているのか、工程を注意深く観察することで、必ずその原因を究明することが出来ます。
右図には参考として、大型エアコンの外観不良位置チェック結果を記載しています。
生産中に発生した、外観不具合の内容をチェックシートの絵に記入していきます。
チェックシートの結果から切りキズが最も多く、19件、塗装ブツが10件、その他
が3件という結果になりました。19件の発生場所を見ると下パネルの左隅とサイドパネルの左上に発生場所が集中しているのが分かり、その部分に傷を付ける要因を絞りこんで調査することが可能になります。
④工程分布調査用チェックシート
寸法・重量・強度・硬度・濃度など計測値となっている工程では「平均はどのくらいか」、「ばらつきはどうだろうか」、「分布の形はどうなっているか」、また、「規格値とのズレはどの程度か」など母集団の状況を確認し、改善しなければなりません。
一般的に計算値の分布の調査にはヒストグラムを用いますが、たくさんの数値を記録し、それを計算して合理的な等級分けをしてから度数分布図をつくるので、必要なデータを全部収集してからでないとヒストグラムが作れません。
しかし、職場では、規格値との関係や分布の形がわかれば十分な場合が多く、このようなときは、チェックシートにマークをつけて分析したほうが、手間が省けます。また
チェックマークをつけながら、規格との関係や分布の形を見ることで、最後のチェックが終わったときには度数分布が出来上がっているようになります。
つまり、簡易的なヒストグラムの出来上がりです。
右図には参考として糊代幅(長さ)チェックシートを記載しています。
この結果を見ると、幅範囲mm 1285~1289mmが26件、1280~1284mmが26件と最も多く、中心値がこの幅にあることが分かります。この等級を中心にばらつき度合いを見ます。確認の結果、中心値からのばらつき度合いが大きい場合には、至急、原因を調査し対策を行う必要があります。
その場合には、不適合要因調査用チェックシートなどを活用し、詳細な調査を行う
必要があります。
特記事項
(2)点検確認用チェックシート
あらかじめ点検または確認の対象となるチェック項目を決め、その項目に従って漏れなく
チェックするためのものです。用紙には点検すべき項目を全部記入しておき、それぞれの項目を点検するたびにチェックマークを記入します。
チェックシートはこのように一応の分類はできますが、必要に応じていろいろな種類のものを組み合わせて、職場の仕事やチェックする目的に合った使い方を工夫することが一番よい方法です。
【2】チェックシートのつくり方
手順1 チェックする目的をはっきりする
チェックする目的をよく考え、その目的に合ったチェックシートをつくらなければなり
ません。“不適合の内容を調べたいのか”、“不適合の発生位置を調べたいのか”、“寸法
のばらつきを調査したいのか“その目的を職場の関係者全員でよく考え、はっきりさせてから次へ進みます。
手順2 チェックシートの種類を決める
チェックシートには、いくつかの種類があるので、チェックする目的に応じて、どんな
種類のチェックシートにするか決めます。
①不適合の内容を調べたいとき→不適合項目調査用チェックシート
②不適合の発生位置を調べたいとき→不適合位置調査用チェックシート
③寸法のばらつきを調べたいとき→工程分布調査チェツクシート
④機械装置あるいは、作用状況などを点検するとき→点検・確認用チェックシートを、⑤発生状況を日別、作業者別、機械別などに分けて調査する→不適合要因調査用チェッ
クシートを選択します。
手順3 チェック項目を決める
チェックする目的に合ったデータの分類方法を検討して、チェック項目を決めます。
不適合の内容を調べたいときには不適合項目ごとに、不適合の位置を調べたいときには
発生箇所ごとに分類して決めます。
手順4 チェックシートを作成する
チェックシートの様式を決めます。
チェックシートをつくるときには、データが記入しやすいこと、一目で全体の様子が分かること、整理しやすいことが必要です。
記載事項については以下の内容を加味する必要があります。
表題 チェックする目的がはっきりわかる表題か
チェックする対象と項目 何のどの部分をチェックするのか
チェック方法 どのような方法でチェックするのか
チェックする日時・時間 どのくらいの間隔でいつから、いつまで行うのか
チェックする人 誰がチェックするのか
チェックする場所 何処でチェックするのか
チェック結果のまとめ 合計、平均などの考察内容は何か
点検確認用チェックシート
作業環境チェックシート
分類 項目 評価 備考
人 1. 常に心身の健康管理に努めているか 【 】
2. 安全に関する基本知識はあるか 【 】
3. 安全に関する教育を実施しているか 【 】
4. 管理監督者の責任と権限は明確か 【 】
機械設備 1. 設備の安全・保護対策は明確か 【 】
2. 設備の取扱方法が標準化されているか 【 】
3. 設備の保全管理は実施されているか 【 】
4. 設備の故障防止対策は実施されているか 【 】
方法 1. 作業方法の標準化が実施されているか 【 】
2. 作業方法は文書化されているか 【 】
3. 作業方法の教育・訓練は実施されているか 【 】
4. 安全作業の対象は明確か 【 】
材料 1. 材料の技術知識をもっているか 【 】
2. 材料の安全な取扱い方法は決まっているか 【 】
3. 材料の保管方法は標準化されているか 【 】
4. 材料の持つ危険性が理解されているか 【 】
管理 1. 安全委員会は活性化さRているか 【 】
2. 安全衛生委員会は活性に活動しているか 【 】
3. 労働災害の発生は低減しているか 【 】
4. 労働災害防止対策は実施されているか 【 】
計測 1. 現場長が現場パトロールを実施しているか 【 】
2. ヒヤリハットデータをとり、活用しているか 【 】
3. 不安全行動作業者を指導しているか 【 】
4. 不安全行動に関する改善対策をとっているか 【 】
見解 合 計 【 】点 |
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