わたしもこの使い方は初めて知りました。
以下の3つの内のどれかだと思います。
①kotobankでは「茶碗の内部の底」と「茶碗」に限定していますが、硯箱の底も見込と言う。
eagleさんは http://www.emuseum.jp/detail/101 ... detail¢ury= を見ているのかなぁと思いますが、ここの画像一覧の一番右の写真、これは箱の内側ですね。そして波の模様がたくさん描かれています。
②硯箱は硯を入れる箱状の物と蓋で出来ていますが、硯を入れる箱状の物を指す。つまり①で挙げた一番右の写真の箱の底の部分だけでなく、全体を見込と言う。
http://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/data/shikki/makie02.htm
↑を見ると「蓋表・見込」と書いてあります。どう見ても右側の鹿が書いてある方が「蓋表」ですから、左側の硯等を入れる箱状のもの全てを見込と考えるのが自然です。
③茶碗に限らず容器の内側の底を見込と言う。
http://makie-museum.com/sfusataka.html
ここに写っているのは蓋と書いてあります。
作銘 :
見込左下に「梶川」と蒔絵で、また朱漆の乾漆粉蒔で「房」の朱文方形印と、「高」の白文方形印があります。 と書いてあります。これが蓋だとすれば、梶川と書いてあるのは、蓋を裏返したときの内部の底です。
あるいは①②③全て正しくて、広義と狭義の使い分けがあるのかもしれません。 |