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[天声人语] 天声人语 20111021 蚂蚁与蟋蟀

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发表于 2011-10-21 10:28:02 | 显示全部楼层 |阅读模式
蚂蚁与蟋蟀
2011-10-21
 世に多い教訓話(きょうくんばなし)の中で「蟻(あり)とキリギリス」は最も知られた一つだろう。触発されて書いた同名の短編が英の文豪モームにあって、こちらはまるで違う結末が用意されている。
  《蚂蚁与蟋蟀》应该是世界上为数众多的寓言故事中最广为人知的故事之一。英国文豪毛姆有个短篇小说就是受此启发而创作的,不过小说的结局与原故事却大相径庭。
 まじめな兄と放蕩(ほうとう)な弟がいて、これが蟻とキリギリス。兄はこつこつ小金をため、弟は借金で遊び暮らす。ところが老境に入らんとするとき、すかんぴんの弟に莫大(ばくだい)な財産が転がり込む。「因果の掟(おきて)」を愉快にひっくり返した作だが、元の話を生んだギリシャには、こんな僥倖(ぎょうこう)は起こりそうにない。
  小说的主人公兄弟,一个是勤勉的哥哥,一个是游手好闲的弟弟。这就好比是蚂蚁和蟋蟀。哥哥勤勤恳恳,一点一点地存钱,弟弟却靠借钱花天酒地。可没想到人到老年,一贫如洗的弟弟却拿到了巨额遗产。这个作品带点幽默地颠覆了因果报应之说,不过,在原故事的诞生地希腊,此等侥幸之事看来是不可能发生了。
 今や巨大なキリギリスと化して欧州、いや世界を脅かす国が、緊迫した事態になっている。政府への抗議デモで火炎瓶が飛び、棒が振り回されている。首都アテネはマヒ状態という。
  这个已化作一只巨大的蟋蟀,威胁整个欧洲乃至全世界的国家现在正处于紧急状态之中。反政府示威游行上燃烧瓶乱飞,警棍四处挥舞。首都雅典据说已陷入瘫痪状态。
 南欧のおおらかさは、国の金銭感覚のゆるさに通じていたようで、いつしか巨額の借金を作っていた。前政権は隠していたが、発覚して大騒ぎになる。「ユーロ一家」を身震いさせて今に至ったのは承知のとおりだ。
  南欧人的热情豪爽看来也导致这个国家对钱财感觉的粗线条,不知不觉变得债台高筑。前任政府隐瞒了此事,被揭发后引起轩然大波。有目共睹,此事造成“欧元区”动荡至今。
 しまりを欠く弟に憤懣(ふんまん)やるかたない兄は、さしずめドイツか。強いマルクを手放して一蓮托生(いちれんたくしょう)の手をつないだ。それとも、つましく暮らすスロバキアなどの小国だろうか。「どの家族にも厄介者がいる」というモームの一節を、苦くかみしめているかも知れない。
  对这个无能的弟弟,怒其不争的哥哥,是当初放弃了强大的马克而跟大家在欧元上同舟共济的德国,还是像斯洛伐克那种勤俭度日的小国呢?也许他们正在痛苦地品尝着毛姆小说中“每个家庭都有落难的兄弟”那一段的滋味。
 グローバル化の時代、ギリシャが破綻(はたん)すれば影響はたちまち日本に及ぼう。借金ざんまいも相通じるから、危機は近火(きんか)であり、他山の石と心得たい。濡(ぬ)れ手で粟(あわ)の僥倖を頼めるのは、作り話の中限りである。
  在这个全球化的时代,希腊如果破产的话,其影响马上就会波及日本。日本同样也是债台高筑,所以希望大家看到希腊危机已是邻近的大火,也是前车之鉴。那种天上掉下馅饼来的侥幸之事,只会发生在编出来的故事里。

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发表于 2011-10-21 13:13:37 | 显示全部楼层
触発されて書いた同名の短編が英の文豪モームにあって、こちらはまるで違う結末が用意されている。
这句话的后半句是指小说呢 还是作者的这个时事议论呢?
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 楼主| 发表于 2011-10-21 13:26:31 | 显示全部楼层
回复 solar1 的帖子

我觉得应该指的是小说的结局。注意句子最后用的是被动式。
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