①
《Bが動詞に由来する名詞またはサ変動詞となり得る漢語の場合》AしてBするそのこと・もの。「スキーをかついでの登りはきつかった」「美術館で絵を見―帰り(道)」「お代は見―お帰り」「皆にかわいがられ―しあわせな生い立ち」「駄菓子を並べ―小商い」
Bの一部分だけが動詞性表現の場合もある。また、この形でも「二人にとっ―遊び場所」
②
《Bが① 以外の体言の場合》(一般にAの他に意味上Cを補って)AしてCしたB、またはAしてCであるB。単に、AしたBと解しても意味の通るものが多いが、その場合にも、Aした上で導かれたのがBである、という気持で言う。「知っ―とおり病弱だ」「許すのも厳しく注意し―上だ」「これと関連し―事ですが」「重い荷をかついでの山道10キロ」「都より一月遅れ―花の春」
③
《特にAが「ある」の場合。普通Bの次には指定の助動詞が来る》それがあることによって(初めて)Bにも価値が認められる、そういうB。「AてこそのB」とも言える。「キングあっ―クイーンだ」「命あっ―物種」
放射線量を見極めての判断 → ①
ブータン国王招いての宮中晩さん会 → ②
強制捜査に絡んでのうわさ話 → ②