沖縄の周辺海域で火災を起こした大型貨物船の中国人乗組員を日本の海上保安庁が救助したことについて、中国外務省は「日本側と密接に連絡を取り合っている」と述べるにとどまりました。
火災を起こしたのは沖縄本島の南東およそ150キロを航行していた大型貨物船「MINGYANG」で、海上保安庁の巡視船が中国人の乗組員64人全員を救助しました。これについて、中国外務省の洪磊報道官は22日の定例会見で「日本側に感謝の意を示すか」記者から質問を受け、「在福岡中国総領事館を通じて日本側と密接に連絡を取り合っている」と述べるにとどまり、感謝の意はありませんでした。
尖閣諸島の周辺海域では中国の海洋監視船が20日から3日連続で出入りを繰り返し、海上保安庁とにらみ合いを続けています。 |