天声人语 20121203 冤冤相报何时了

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冤冤相报何时了
2012-12-3
　憂うべきか、当たり前と思うべきか、ある本によれば、外交では最後に軍事力がモノを言うというのが国際政治のイロハらしい。次に経済力だそうだ。だが、そればかりではなく国際世論というのがある。どんな国もこれを敵に回したくはない。
　　不知是该叹气还是该觉得这是理所当然的，看一本书上说，国际外交到最后还是军事实力说了算，这是国际政治的基本准则。第二位要看的则是经济实力。不过除此之外，还有一个叫国际舆论的东西。无论哪一个国家都不想与国际舆论作对。
　その国際世論が、武力も経済力もないパレスチナを後押しした。国連総会が先日、パレスチナの参加資格を、オブザーバーながら「国家」に格上げした。賛成１３８、反対９、棄権４１は圧倒的な支持といえる。対立するイスラエルと、後ろ盾の米国には厳しい結果だ。
　　这个国际舆论成了既无武力也无经济能力的巴勒斯坦的后盾。联合国全体成员国会议日前把巴勒斯坦的参加资格提升为“国家”，身分是联合国观察员。138票赞成，9票反对，41票弃权。这个结果对于与巴勒斯坦敌对的以色列及其背后靠山美国来说是个沉重的打击。
　ふと浮かんだのが、戦前の日本をめぐるリットン報告書の国際連盟採択だった。満州国の不承認に日本だけが反対した決議は４２対１。たとえるなら、それぐらい明らかな「世界の声」に思われる。
　　我突然联想到二战前联合国就与日本相关的林顿报告书的表决。对不承认满洲国这条是42票对1票，只有日本投了反对票。拿这个做例子，就是想说明这显而易见已经是的“世界的声音”了。
　同じ国連でも、安保理は米英仏中ロが牛耳って、決議は大国の拒否権に左右される。だが総会はどの国も等しく一票を持つ。血で血を洗う情勢に多くの国が心を痛めている。ちなみに日本は賛成を投じて、米国とは一線を画した。
　　同样在联合国，安保理事会由美英法中俄把持，决议会被大国的一票否决权所左右。然而全体成员国会议是所有国家都拥有相同的一票。大部分国家对以巴之间冤冤相报的流血冲突深感痛心。顺便说一句，日本也投了赞成票，没有站在美国一边。
　決議への報復に、イスラエルは占領地に３千戸の入植住宅の建設を決めたという。これは国際法に反するが、強面（こわもて）の国は頑（かたく）なさを崩そうとしない。
　　据报道，作为对本决议的报复，以色列宣布在巴勒斯坦占领区建造3000栋殖民住宅。该举动违反国际法，但这个摆出一副强悍姿态的国家并不打算改变其顽固的作风。
　パレスチナの名高い詩人が「愛の詩でさえ、ここでは抵抗の詩になってしまう」と言って嘆いた悲劇の地に、和平が灯（とも）る見通しはまだない。その剣を鋤（すき）にうち変え、その槍（やり）を鎌に変える――旧約聖書の言葉に立ち戻っての和解と共存は、かなわないものか。
　　巴勒斯坦一位著名诗人悲叹道：“连描写爱情的诗，在这里都会变成反抗的诗。”这这片悲剧的土地上，和平之灯何时亮起依然遥遥无期。把剑铸成锄头，把枪铸成镰刀——难道以巴之间不能以旧约圣经中的这句话为原点，实现和解与共存吗？