天声人语 2012.12.14 险地重生

hoohier

住宅や工場を建てる前に行う儀式が地鎮祭だ。土地の神様をまつり、工事の無事、建造物の安全をお願いする。お米や酒を供えて、関係者がくわを入れる
建造住宅和工厂前举行的仪式被叫做破土典礼。目的是祭祀土地的神灵，祈愿工事的顺利，建造物的安全。敬献上米和酒，相关人员开始了工作。
▼日 本原子力発電も１９６６年春、敦賀原発（福井県）の着工時にお祓（はら）いをしたはずだ。なにしろ国内初の軽水炉、若狭湾を囲む「原発銀座」の先駆だっ た。供え物が足りなかったとは思わないが、鎮めがたい魔物が地に潜んでいた
日本原子能发电也一样，1966年春天，敦賀原子能发电站（福井県）在开工时也应该是举行过仪式了。总而言之，这个国内首个包围轻水反应堆，若狭湾的「原発銀座」也算是先驱了。上供的物品也不是不够，但是地下隐藏了一只难以弾圧的魔怪。
▼後年、敷地を走る浦底断層が、地震で暴れる活断層と判明する。先頃の調査によ れば、２号機の下にも浦底に連動する活断層があるらしい。原子炉直下とあっては再稼働はかなわず、廃炉となる公算が大きい。存亡の危機に、同社は動揺を隠 せない
后来，活跃在地基下边的浦底断層，被查明是因为地震而暴走的活断层。根据前不久的调查好像2号机下边也有与浦底相联锁的活断层。如果就在原子炉的正下方的话，就无法在次运作了，停运的可能性很大。在这存亡的危机面前，该公司开始动摇了。
▼だが希望はある。原発の草分け企業は、廃炉でもパイオニアなのだ。日本初の商用炉、東海原発は９８年に発電をやめ、解体作業が進んでいる。敦賀の １号機も運転が４０年を超え、先が見えてきた
但是还存有希望。作为原子能的开创者企业，即便停炉也依然是开创者。日本首个商用炉，东海原发，在98年停止了发电，拆卸的工作正在进行中。敦賀的1号机运行时间也超40年，也快走到了终点。
▼２号機も動かせないのなら、経営の軸足を廃炉ビジネスに移してはどうだろう。一つで少なくとも数百億円、数 十年もの大事業だ。しかも国内だけで膨大な需要が約束されている。業界が直面する課題に挑むうえで、電力各社が出資する原電は適役といえる
2号机如果也停炉的话，那么把经营的支撑腿转移到废炉的生意上如何。一个最少也有数百亿日元，是要花费数十年的大工程。并且，紧紧在国内，就有巨大需求的市场。业界在挑战当下课题之上，电力各公司投资的核电，也算是有了用武之地了
▼原発づくり は、地上のなんだかんだに精力を費やすせいか、地中への目配りが十分でなかったようだ。足元の怪しい施設は一つ二つにとどまらず、今さらながら、地震列島 に原発大国を築いたことが悔やまれる。国土を守る、大地主神（おおとこぬしのかみ）の渋面を思う。
建立核电，不知是否因为地面上的种种使之花费了大量的精力，导致对于地底下的注意不够全面。脚下奇怪的设施不止1个2个，事到如今，原子能大国建被设在了地震列岛上，这让人深感悔意。守护国土的大地主神一定也充满了不满。