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日替わりの絵が楽しい「しつもん!ドラえもん」はいま、かんきょう編が続いている。先日は、水道を1分流しっぱなしにすると約12リットルの水が無駄になると教えられた。蛇口をひねれば水がほとばしる便利さは、無駄と表裏一体だ
每日翻新畫趣盎然「叮噹貓提問」欄目,最近一直在連載環境篇。日前,我從它那里得知,水龍頭忘擰一分鐘,就會白白浪費12公升水。一擰龍頭水花飛濺,方便的反面是浪費。
▼先の小欄で「みずばち」について書いたら、幾つも便りを頂いた。「水を雑に使うと水罰があたって水に不自由する」という戒めである。ある女性は、水だけでなく「火罰(ひばち)」や「紙罰(かみばち)」があたるから粗末にするなと、親から教えられたそうだ
之前在這個欄目里寫了「水罰」的題目,收到不少讀者來信。文中所寫的,是「亂用水的人會受『水罰』無水可用」的告誡。某女性讀者說,父母教落,除水之外還有「火罰」、「紙罰」種種,都不可大手大腳濫用。
▼農民作家の和田伝(つとう)が戦前に書いた随筆を送ってくださった方もいた。随筆には、女中さんの性格は井戸端で水を使わせれば分かる、とある。締まりなく使う者は一事が万事で、味噌(みそ)でも醤油(しょうゆ)でも同じだという。現代人にも当てはまりそうな、鋭い観察である
還有讀者把農民作家和田伝戰前所寫的隨筆送給我,隨筆里有一段說到,女傭的品性看她在井台如何用水就能看出來。據其所言,有一必有二,不懂節儉用水的人對待味噌醬油都會同一德性。這敏銳觀察,放諸現代人身上也完全適用。
▼「湯水のように使う」という表現に、和田は異を唱えている。田舎の人は惜しげもなく水を使うことはなかった。時は流れて今、日本人は1人1日平均で約300リットルの生活用水を使うようになった
對於「用錢如流水」這種說法,和田頗不以為然。農村人過去對水從來不是大手大腳地濫用的。時移世易,日本人現在一人一天平均使用的生活用水已達300公升。
▼水から目を転じれば、まだ食べられるのに捨てられる食品が、国内で年に500万~800万トンにのぼるという。食料の過半を海外に頼りながら、こうも粗末にする国は、いまに「食罰」があたりそうで怖い
視線由此及彼,明明還能食用而被拋棄的食物,全國每年高達500萬至800萬噸。食物超過一半要依靠海外輸入的同時如此大手大腳浪費的國家,只怕馬上就要遭受「食罰」的報應了吧?想想真可怕。
▼何にしても、ものが有限であることへの謙虚な畏(おそ)れを失いたくはないものだ。地球にはいま70億の人間がひしめく。「もったいない」に通じる「罰」の感覚は、古いがモダンだ。埃(ほこり)を払って磨きたい。
不管怎么說,我們不應失去對物必有其限的謙卑敬畏。地球上現在擁擠着70億人。與「棄之可惜」相通的這種「受罰於天」的意識,既古老,也現代,應該拂掉塵埃讓其重煥光輝。 |
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