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本帖最后由 reiuka2 于 2013-10-30 10:09 编辑
大米生产的两难
2013-10-30
仲間同士の結びつきを表すのに「同じ釜の飯を食った仲」という。「同じ鍋のパスタを食べた」とは聞いたことがない。瑞穂(みずほ)の国と呼ばれる日本で、お米の一粒一粒は、数千年の歳月とともに暮らしと文化をつくり上げてきた。
表达同伙之间关系之牢固,我们可以说“是吃同一锅饭的”,没听过“是吃同一锅意大利面的”。被称为稻穗之国的日本,这一颗一颗米粒与数千年的岁月一同创造了日本的生活与文化。
春に種をおろし、梅雨時にたっぷり水を蓄え、夏の青田、秋には黄金(こがね)の穂波が風にゆれる。心の古里ともいうべき美景が、ゆたかな国土の上にある。「息をのむほど美しい棚田の風景」と語った安倍首相にうなずく人は、少なくないはずだ。
春天播下稻种,梅雨时节蓄满水,夏天青翠的稻田,秋天金黄的稻浪随风翻动。这可以称作心灵故乡的美景,就在这片富饶的国土之上。对安倍首相演讲中所说的“美得令人窒息的梯田风景”心有戚戚的人应该不在少数。
その米作りをめぐって、TPP交渉が大詰めを迎える。加えて政府・与党は減反政策の見直しを検討するという。これまでの「過保護」から、市場原理の大海に放り込もうという話である。そうなれば規模の小さい農家は厳しさを通り越す。
围绕大米生产的TPP谈判即将迎来冲刺阶段,据报道政府和执政党正在考虑修改大米减产补贴政策。总而言之就是把日本的大米生产从“过度保护”放归市场原理的大海。这样一来,规模小的农户就更是雪上加霜了。
やむなしとする声は多い。しかし、とも思う。経済は数字で動くから、米が身にまとう歴史や文化、景観、生態系への寄与といったことは交換価値と見られない。外国産と競争するために、この国は大事なものを失ってしまわないだろうか。
很多人觉得这是不得已而为之的事情。但笔者觉得,经济是看数据的,而大米对于围绕我们身边的历史、文化、景观、生态等方面的贡献是无法以交换价值体现的。为了与外国生产的大米竞争,这个国家会不会失去属于自己的宝贵财富呢?
いま米の消費量は減った。だが故・井上ひさしさんは「日本人はまだ箸を手放していない」と稲作への希望を語っていた。水田はすぐれた公共財で、米は日本の安心や安全を担う大切なものであると。
如今大米的消费量已经减少。然而已故作家井上靖对稻米耕种依然态度乐观,他这样说道“日本人还没把筷子放下”。他认为水田是珍贵的公共资产,大米是担负日本让国人放心与国家安全重任的重要物资。
「米」の字を分解したように、米作りには八十八回手がかかるとされる。こまやかな伝統・風土と、グローバル時代の効率農業。前者を失わず後者を得たいと言うのは、虫のいい話だろうか。
如同“米”这个字拆开所示,大米生产要经过八十八道工序,很费工夫。繁琐的传统、风土与全球化时代的效率型农业,想保留前者又想得到后者,这是不是有点太不切实际了呢? |
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