本帖最后由 华南虎 于 2014-4-17 10:40 编辑
翻译道场(6)
原文:
その日まで陸地も島影も全くみえません。空は灰色に広がり、時々まぶたに重いくらいの薄陽(うすび)が船にさします。我々は悲しみに打ちのめされて、白い牙のような波の歯をむきだしている冷たい海にただ眼をやるだけでした。だが神は我々を見棄てられなかったのです。
艫に死者のごとく倒れていた水夫の一人が突然、叫びました。その指さす水平線から一羽の小鳥が飛んできました。そして海を横切りこの小鳥は、昨夜の嵐で布の裂けた帆桁(ほげた)に黒点のように羽をおろしました。既に、海に無数の木片(セパ)流れていました。これは、陸地が我々を既に待っていることを予想させるものでした。しかし、悦びはたちまち不安に変わりました。もしこの陸地が日本であるなら私たちはどんな小さな小舟にも発見されてはならないからです。小舟の漁夫たちは、ただちに役人に異国人を乗せたジャンクが漂流していることを大急ぎで告げに走るでしょう。
闇がくるまでガルべと私は二匹の犬のように船荷の間に体をすりよせてかくれました。水夫たちは、前檣の小さな帆だけを上げてできるだけ陸地らしい地点を遠く迂回するようにしてくれました。
——「沈黙」遠藤周作
日本基督教题材的小说恐怕要首推远藤周作的这本《沉默》了吧,说来汗颜,偶也是到现在才开始拜读。
虽然偶还没有读完,但已经感受到远藤周作文字的魅力了。那是一种与藤泽周平或司马辽太郎、池波正太郎有所不
同的情感世界,似乎要更深沉,更冷峻一点吧。
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