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３ 歌は終りぬ（7）
ジェイズ?バーが混みだした頃に、僕はジェイにおやすみと言って店を出た。九時だった。冷たい水で髭を剃ったあとがまだちくちくとしていた。アフターシェーブ?ローションの代わりにウォツカ?ライムをつけたせいもある。ジェイに言わせれば同じ様なものだったが、顔じゅうにウォツカの匂いがした。
夜は奇妙に暖かく、空はあいかわらずどんよりと曇っていた。湿った南の風がゆっくりと吹いていた。いつもと同じだ。海の匂いと雨の予感がいりまじっている。あたりはけだるいなつかしさに満ちていた。河川敷のくさむらからは虫の声が鳴り響いていた。今にも雨が降り出しそうだった。降っているのかいないのかわからないくらいなのに、そのくせ体だけはぐっしょりと濡れてしまいそうな細かな雨だ。
ぼんやりとした水銀灯の白い光の中に川の流れが見えた。くるぶしまでしかない浅い流れた。水は昔と同じように澄んでいた。山から直接流れ落ちてくるから汚れようもないのだ。川床は山から運ばれてくる小石やさらさらとした砂地で、ところどころに流砂どめの滝があった。滝の下には深いたまりがあって、そこには小さな魚が泳いでいた。
水の少ない時期には流れはそっくり砂地に吸い込まれ、あとには微かな湿り気を残した白い砂の道だけは残る。僕は散歩のついでにそんな道を上流まで辿り、川が川床に吸い込まれていくポイントを探したものだった。そこで流れの最後の細い一筋がふと何かを見つけたといった感じで立ち止まり、そして次の瞬間にはもう消えていた。地底の闇が彼らをそっと飲み込んでいった。
川沿いの道は僕の好きな道だった。水の流れとともに僕は歩く。そして歩き流れ、川の息づかいを感じる。彼らは生きているのだ。彼らこそが街を作ったのだ。何万年という歳月をかけて彼らは山を崩し、土を運び、海を埋め、そこに木々を繁（しげ）らせたのだ。そもそもの最初から街は彼らのものだったし、おそらくこれから先もずっとそうなのだろう。
梅雨のおかげて、流れは川床に吸い込まれることもなく、ずっと海まで続いていた。川に沿って植えられた樹樹の若い葉の匂いがした。その緑色があたりの空気の中にしっくりとにじみこんでいるようだった。芝生の上では何組かのカップルが肩を寄せあい、老人が犬を散歩させていた。高校生がバイクを停めて煙草を吸っていた。いつもどおりの初夏の夜だった。
就在洁伊斯酒吧热闹的时候，我对洁伊说了声晚安就离开小店。已经九点钟了。用凉水湿润剃须后还在疼痛。可能是没有涂抹润肤膏而用伏特加酒替代的原因。和洁伊说的话同样的结果，脸上有伏特加的味道。
晚上奇怪地热起来，天空还是不晴朗布满了云。潮湿的南风徐徐吹来，和平时没什么变化。海味和下雨的预感搀杂在一起，周围充满了懒散的样子。从河边的草丛里传来了虫子的鸣叫声。现在好像要下起雨。到底是在下还是没有下，还不清楚，但那无感觉的小雨已经是把身体湿透了。
在模糊的水银灯白光中还能看见河在流动。那也只是到脚脖子深的浅水在流动。水还是和原来一样清澈。是从山上直接流下来的没有别的污染。河床铺的是从山上冲来的小石子和清洁的沙地，很多地方形成流砂小瀑布。瀑布下部有很深的坑，那里有小鱼在游着。
在水少的时候，水流都下渗到砂层里面去，之后所看到的只是略显一点潮湿的白砂道路。我散步走到这里时就沿着那条道向上游追寻，探寻河水渗入到河床砂层的那个地方。在那里看到流水的最后一股细线，像是发现了什么似的马上停止下来，紧接着在后面那一瞬间马上消失。砂下面的空间突然把水流吞食掉。
沿河的道路是我喜欢的道路。我就沿着水流走路。而且一边走一边感受河流的气息。它们在生存着，因为它们创造了这里的乡镇。经历几万年的岁月它们把山冲平，把土砂运走，填海造田，在那里生长繁衍树木。从最初开始乡镇是属于它们的，将来或许也一直就这样。
因为梅雨的到来，河流不完全被吸入到河床里面，一直沿续流入到海里。沿着河流所生长的树丛的嫩叶漂散着芳香。那些绿色溶入到周围的空气中去。在草坪的上面有几对男女情侣肩倚着肩，老人牵着狗在散步走着。高中生停下摩托车吸着烟。这是和以往一样的夏夜。
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发表于 2015-2-14 18:23:15
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