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本帖最后由 yamoli 于 2015-11-13 23:48 编辑
8 風の特殊なとおり道(5)
目を覚めして草原を走り、シャワーを浴びて朝食を食べた。いつもと同じ朝だった。空は昨日と同じようにぼんやりと曇っていたが、気温はいくぶん上っていた。どうやら雪は降りそうにない。
僕はブルージーンとセーターの上にヤッケをかぶり、軽い運動靴をはいて草原を横切った。そして羊男が消えたあたりから東の林に入り、林の中を歩きまわってみた。道らしい道はなく、人の痕迹もなかった。時折古い白樺が地面に倒れていた。地面は平坦だが、ところどころに枯れた川のような、あるいは塹壕のあとのような、一メートルほどの幅のみぞがあった。みぞはくねくねと曲りながら林の中を何キロも連れなっていた。ある時は深く、ある時は浅くなり、その底にはくるぶしの深さまで枯葉がたまっていた。みぞを辿っていくとやがて馬の背のような切り立った道に出た。道の両脇はなだらかな斜面を持つ枯れた谷だった。枯葉色のむっくりとした鳥がかさかさと音をたてて道を横切り、斜面の繁みの中に消えた。どうだんつつじがまるで燃えさかる火のような赤を林のところにちりばめていた。
一時間ばかり歩きまわっているように、僕は方向感覚を失くしてしまった。羊男をみつけるどころではない。僕は水の音が聞こえるまで枯れた谷に沿って歩き、川をみつけると今度は流れに沿って川を下った。僕は記憶が正しければ滝にぶつかるはずだし、滝の近くに我々が往きに歩いてきた道が通っているはずだった。
十分ばかり歩いたところで滝の音が聞こえた。渓流は岩にはじかれるようにあちこちに向きをかえ、ところどころに氷のように冷ややかなよどみを作っていた。魚の姿はなく、よどみの水面には何枚かの枯葉がゆっくりと円を描いていた。僕は岩から岩へとつたい、滝を下り、つるつるとすべる斜面をよじのぼって目覚えのある道にでた。
橋のわきに羊男が座って僕を見ていた。羊男は薪をいっぱいつめこんだズックの大きな袋を肩にかけていた。
「あまりうろうろすると熊に会うよ」と彼は言った。「このあたりで一匹はぐれてるようだからね。昨日の午後あとをみつけたんだ。もしどうしても歩きまわりたいんなら、おいらみたいに腰にすずをつけるんだね」
羊男は衣裳の腰のあたりに安全ピンでとめた鈴をりんりんと鳴らした。
「君を探してたんだよ」と僕は息をついてから言った。
「知ってるよ」と羊男は言った。「探してるところが見えたもの」
「じゃあ、どうして声をかけてくれなかったんだ?」
「あんたが自分でみつけだしたいのかと思ったんだよ。で、黙ってたんだ」
羊男は腕のポケットから煙草を出して、美味そうに吸った。僕は羊男の隣りに腰を下ろした。
「ここに住んでいるのかい?」
「うん」と羊男は言った。「でも誰にも言わないでほしいんだ。誰も知らないからね」
「でも僕の友だちは君のことを知ってるね」
沈黙。
「とても大事なことなんだ」
沈黙。
睡醒之后在草原上跑步,然后淋浴吃早饭。和往日完全相同的早上。天空和昨天相近有层云盖在上面,气温倒是有点上升。这样怎么也不会下雪的。
我在蓝衬衣和毛衣外面套上防寒服,穿上轻便运动靴横跨草原。然后从羊男消失的地方走到东面的树林中,试着在树林中走路。这里没有像样的道路,也没有人的痕迹。偶尔有老白桦树倒在地面上。地面虽平坦但很多地方有老河的模样或者像是堑壕的遗痕,像是约有一米幅度的沟。那沟弯弯曲曲在林中相连几公里。有时候深有时候浅,在其沟底上堆积着有脚脖厚的枯叶。沿着那沟走下去有一条像马背那样陡立的道路。道路两边是有平坦斜面的干谷。像枯叶颜色胖乎乎的鸟发着嘎嘎的声音横穿过去,消失在斜面的繁茂的树丛中。吊钟花就像熊熊燃烧的烈火那样镶嵌到树林中的各地。
也只转悠了约一个小时,我迷失了方向。当然也不能在什么地方找到羊男了。我听到了水的声音,沿着旧河谷走路,若发现河流就沿着水流的方向向下走。若我的记性没错的话应该能碰到曝布,在瀑布的附近应就是我们来时所走的道路。
在走了十分钟的地方听到了曝布声。溪流弹碰着岩石向各处改变方向,在各处作出像冰那样冷冷的淤水坑。没有鱼的影子,在淤水的水面上有几枚枯叶慢慢地划着圆。我从这块石头跳到另一块石头,顺瀑布而下,攀登滑溜溜的斜坡,找到了记忆中的道路。
羊男坐在桥的旁边看着我。羊男在肩上背着一个装满柴火的很大的帆布包。
“在这里乱转悠的话会遇到熊的。”他说。“在这附近生活着一只。昨天下午发现其痕迹。若确实很想在这里走路的话,就像我这样在腰里系上铃铛。”
羊男让用安全扣固定在衣服腰部的铃铛玎玲玎玲响起来。
“我是在找你的。”我喘口气之后说。
“知道的。”羊男说。“能看见你正在寻找。”
“那么,为什么不告诉一声呢?”
“我想你是想自己要找呢。所以就没吱声。”
羊男从手腕的口袋里拿出了烟,津津有味地抽着。我坐到了羊男的旁边。
“一直住在这里吗?”
“嗯。”羊男说。“可是希望你谁也不要告诉。所以谁也就不知道。”
“可是我的朋友知道你的事情吧?”
沉默。
“这是很重要的事呀。”
沉默。
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